【PHP8.x】CURRENT_MODE_MASK定数の使い方

CURRENT_MODE_MASK定数は、PHPのRecursiveDirectoryIteratorクラスにおいて、現在のイテレータモードに関する情報を抽出するためのビットマスク定数を表します。

RecursiveDirectoryIteratorは、指定されたディレクトリとそのサブディレクトリの内容を再帰的に反復処理（イテレート）するための便利なクラスです。このクラスは、ディレクトリの走査方法や取得する要素の種類（ファイルのみ、ディレクトリのみ、または両方など）を制御するための様々なオプション、いわゆる「フラグ」を持っています。これらのフラグの設定状態は、getFlags()メソッドによって取得することができます。

getFlags()メソッドが返す値は、複数のフラグがビット論理和（OR演算）によって結合された単一の整数値です。CURRENT_MODE_MASK定数は、この複合的なフラグ値の中から、特に現在のイテレータの「モード」を示す部分だけを効率的に抜き出す（マスクする）ために設計されています。

具体的には、getFlags()の戻り値とCURRENT_MODE_MASK定数をビット論理積（AND演算）で組み合わせることで、現在のイテレータがどのモードで動作しているか、例えばファイルのみを返すモードなのか、ディレクトリも含むモードなのかといった情報を正確に判断することが可能になります。これは、複雑なフラグの状態から特定の意味を持つ情報だけを選び出して利用する際の補助的な役割を果たし、イテレータの動作を詳細に分析する際に非常に役立ちます。

Copy
1RecursiveDirectoryIterator::CURRENT_MODE_MASK;

引数なし

引数はありません

int

RecursiveDirectoryIterator::CURRENT_MODE_MASKは、現在のエントリのモードを取得するためのマスク値を示す整数です。