【PHP8.x】__constructメソッドの使い方

__constructメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

作成日: 2025年09月11日更新日: 2025年12月15日

基本的な使い方

__constructメソッドは、JsonExceptionクラスの新しいインスタンスが生成される際に、そのオブジェクトを初期化するために実行されるメソッドです。このメソッドはコンストラクタとして機能し、主にjson_encode()やjson_decode()といったJSON関連の関数でエンコードやデコードに失敗したときに、PHPエンジンによって内部的に呼び出されます。JsonExceptionはPHPの基本的な例外クラスであるExceptionを継承しているため、このコンストラクタはその親クラスの動作を引き継ぎます。具体的には、発生したエラーに関する情報、すなわちエラーメッセージ、JSON_ERROR_*定数に対応するエラーコード、そして先行する例外を引数として受け取り、生成される例外オブジェクトのプロパティとして設定します。開発者がこのコンストラクタを直接呼び出すことは通常ありませんが、try...catch構文を用いてJsonExceptionを捕捉することで、このコンストラクタによって初期化されたエラー情報を取得し、プログラムの堅牢性を高めるための適切なエラー処理を実装することが可能になります。

構文(syntax)


1public __construct(string $message = "", int $code = 0, ?Throwable $previous = null)

引数(parameters)

string $message = "", int $code = 0, ?Throwable $previous = null

string $message: 例外の主要なエラーメッセージを指定する文字列です。
int $code = 0: 例外に関連付けられるエラーコードを指定する整数です。デフォルトは 0 です。
?Throwable $previous = null: この例外の原因となった以前のスロー可能オブジェクト（例外など）を指定します。デフォルトは null です。

戻り値(return)

戻り値なし

戻り値はありません