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【ITニュース解説】Django CRUD: Building Views, Forms & Templates for Your Finance App

2025年09月12日に「Dev.to」が公開したITニュース「Django CRUD: Building Views, Forms & Templates for Your Finance App」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

Djangoを使ったWebアプリ開発で必須となるCRUD(データ作成・読み込み・更新・削除)機能の実装法を解説。ビュー、フォーム、テンプレートの連携を通じて、具体的な構築手順が学べる。

ITニュース解説

Webアプリケーション開発の世界では、ユーザーが情報を入力し、それを保存・表示・更新・削除するといった基本的な操作が常に求められる。このようなデータの基本的な操作を、それぞれの頭文字をとってCRUD(Create, Read, Update, Delete)と呼ぶ。DjangoというPython製の強力なWebフレームワークを使うと、このCRUD機能を効率的に、かつ安全に構築できる。ここでは、Djangoを使ってWebアプリケーション、例えば金融アプリのようなものでCRUD機能をどのように実現するかを解説する。

まず、CRUDがそれぞれ何を意味するかを見ていこう。Createは、新しいデータを作成し、データベースに保存する操作を指す。例えば、金融アプリで新しい収支の記録を追加することだ。Readは、データベースに保存されているデータを読み込み、ユーザーに表示する操作である。保存された収支の履歴を一覧表示したり、特定の記録の詳細を表示したりする機能がこれにあたる。Updateは、既存のデータを変更する操作だ。入力ミスがあった収支記録を修正するなどがこれに該当する。そしてDeleteは、不要になったデータをデータベースから削除する操作だ。古い収支記録を削除する機能などがこれにあたる。これらの四つの操作は、あらゆるWebアプリケーションの根幹をなすものと言える。

DjangoでCRUD機能を構築する際には、主に「モデル(Models)」「ビュー(Views)」「フォーム(Forms)」「テンプレート(Templates)」の四つの要素が重要な役割を果たす。これらが連携することで、ユーザーがWebブラウザを通じてデータを操作できるようになる。

モデルは、データベースの構造をPythonのクラスとして定義する部分だ。例えば金融アプリであれば、「収支」というモデルを作成し、その中に「日付」「金額」「費目」「メモ」といったフィールドを定義する。このモデルが、アプリケーションとデータベースの間でデータのやり取りを管理する窓口となる。モデルを定義することで、SQLのようなデータベース言語を直接書かなくても、Pythonのコードを使ってデータを保存したり、取得したりできる。

ビューは、ユーザーからのWebリクエストを受け取り、適切なレスポンスを返すロジックを記述する部分だ。Webアプリケーションの「司令塔」のような役割を担う。例えば、ユーザーが「収支一覧」ページにアクセスすると、そのリクエストをビューが受け取る。ビューはモデルを通じてデータベースからすべての収支データを取得し、それをテンプレートに渡してHTMLページを生成し、ユーザーのブラウザに返す。CRUDの各操作に対して、それぞれ対応するビューを作成するのが一般的である。新しい収支を作成するビュー、既存の収支を詳細表示するビュー、収支を更新するビュー、収支を削除するビューなどが考えられる。ビューは、リクエストの種類(GETやPOSTなど)に応じて異なる処理を行うことで、ユーザーの操作に対応する。

フォームは、ユーザーがデータを入力するためのHTMLフォームを扱い、その入力データを検証(バリデーション)し、データベースへの保存を助けるDjangoの機能だ。ユーザーが金融アプリで新しい収支を記録しようとするとき、入力フォームが表示される。このフォームは、DjangoのForms機能を使って簡単に作成できる。フォームは、入力されたデータが正しい形式であるか(例えば、金額が数値であるか、日付が正しい形式であるかなど)を自動的にチェックしてくれるため、不正なデータがデータベースに保存されるのを防ぐことができる。フォームで入力されたデータは、ビューを通じてモデルに渡され、データベースに保存されることになる。

テンプレートは、ユーザーが目にするWebページの見た目、つまりHTMLを生成する部分だ。Djangoのテンプレートエンジンは、ただの静的なHTMLだけでなく、ビューから渡されたデータを動的に埋め込んで表示できる。例えば、金融アプリの収支一覧ページでは、ビューから渡された複数の収支データをテンプレートが受け取り、それぞれの収支をHTMLのテーブル形式で整形して表示する。これにより、データベースの内容が更新されると、Webページの内容も自動的に変化する動的なWebサイトを構築できる。

これらの要素が連携するためには、URLルーティングも不可欠だ。これは、特定のURLにアクセスしたときに、どのビューが処理を行うかをDjangoに教える仕組みである。例えば、「/expenses/new/」というURLにアクセスしたら、新しい収支を作成するビューが呼び出されるように設定する。

まとめると、DjangoでのCRUD機能の実装は、まずモデルでデータの構造を定義し、次にフォームでユーザー入力の受け付けと検証を行い、ビューでビジネスロジック(データの取得、保存、更新、削除)を処理し、最後にテンプレートでユーザーインターフェースを生成するという流れになる。これらの要素が密接に連携し、URLルーティングによって適切に結びつけられることで、ユーザーはブラウザを通じてデータベースとやり取りし、必要な情報を効率的に操作できるWebアプリケーションが完成する。この一連の仕組みを理解することが、Djangoを使ったWebアプリケーション開発の第一歩となる。

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