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【ITニュース解説】🔹 Errores comunes y soluciones (8/8)

2025年09月13日に「Dev.to」が公開したITニュース「🔹 Errores comunes y soluciones (8/8)」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

React Hooksを使う際、初心者が陥りやすいバグの原因と解決策を解説する。Hooksの呼び出しルール違反、古い状態(Stale State)の対策として関数型更新や依存配列の正しい設定が重要だ。また、useMemoやuseCallbackの無闇な利用は避け、React DevToolsで計測後に最適化を進めることで、安定した開発につながる。

出典: 🔹 Errores comunes y soluciones (8/8) | Dev.to公開日:

ITニュース解説

Reactは、ユーザーインターフェースを構築するためのJavaScriptライブラリであり、その中でもHooksはコンポーネントの機能性を高めるための強力なツールである。しかし、使い方を誤ると、プログラムの予期せぬ動作やデバッグが困難なバグを引き起こす可能性がある。システムエンジニアを目指す初心者がReactのHooksを使いこなすために、よくある間違いとその解決策を具体的に解説する。

まず、Hooksには厳格なルールが存在する。ReactはHooksの呼び出し順序に依存して、コンポーネントの内部で状態やその他のデータを正しく管理しているためだ。このルールを破ると、ReactはどのHooksがどのデータに対応しているのかを判断できなくなり、結果としてデータが混ざったり、予測不能な挙動を起こしたりする。具体的には、Hooksをループ、条件分岐、または別の関数の中にネストして呼び出してはならない。また、ReactコンポーネントやカスタムHooksではない通常のJavaScript関数からHooksを呼び出すことも禁止されている。例えば、if (条件) { const [値, set値] = useState(0); }のように条件によってHooksの呼び出しを制御すると、コンポーネントが再レンダリングされるたびに呼び出し順序が変わり、Reactが混乱してしまう。この問題の解決策は単純で、Hooksは必ずコンポーネントの最上位レベルで呼び出すことだ。もし条件によって特定のロジックを実行したい場合は、useEffectのようなHooksの内部にその条件分岐のロジックを記述する。例えば、useEffect(() => { if (条件) { /* ロジック */ } }, [条件]);のようにすれば、useEffect自体は常に呼び出され、内部のロジックのみが条件によって実行されるため、Reactのルールを守りつつ意図した動作を実現できる。

次に、React Hooksを使う上で特に理解が難しい「古い状態(Stale State)」という概念と、JavaScriptの「クロージャ」が関わる問題について説明する。Reactのコンポーネントは、再レンダリングされるたびに新しいバージョンの関数として実行される。このとき、コンポーネント内で定義された関数(イベントハンドラなど)は、そのレンダリング時のpropsやstateの値を「記憶」する特性がある。これがクロージャの働きだ。例えば、カウンターコンポーネントでcountという状態があり、alert('カウンターは' + count)と表示する関数を定義した場合を考える。もし+1ボタンを何度かクリックしてcountの値を増やしてから、このアラート関数を実行すると、アラートには+1ボタンを押す前の古いcountの値が表示されてしまうことがある。これは、アラート関数が最初に定義されたときのcountの値を記憶しているためだ。この「古い状態」の問題を解決する方法は主に二つある。一つ目は「関数型更新」を利用することだ。setCount(prevCount => prevCount + 1)のように、新しい状態が前の状態に依存する場合は、setStateに直接新しい値を渡すのではなく、現在の状態を受け取る関数を渡す。Reactはこの関数を常に最新の状態を使って実行することを保証してくれる。二つ目は、「依存配列」を正しく利用することだ。useEffectuseCallbackのようなHooksでは、そのHooksが依存する値のリストを配列として指定する。これにより、依存する値が変更されたときにのみ、Hooksが再実行または再生成される。

この「依存配列」は非常に強力だが、同時に多くの問題を引き起こす原因ともなる。依存配列には二つの主な落とし穴がある。一つは「依存関係の省略」だ。useEffectの中で使っている変数や関数を依存配列に含めないと、そのHooksは古いバージョンの変数や関数を使ってしまい、「古い状態」の問題が再発する。これは、eslint-plugin-react-hooksというツールが自動で検知し、警告を出してくれるので、この警告を絶対に無視してはならない。もう一つは「依存関係が頻繁に変わること」だ。もし依存配列に、毎回レンダリングされるたびに新しく作成されるオブジェクトや関数を含めてしまうと、そのHooksは不必要に頻繁に再実行されてしまう。これを解決するためには、関数を依存配列に含める場合はuseCallbackを使い、オブジェクトを含める場合はuseMemoを使って、それらが不必要に再作成されるのを防ぐ。ただし、useStatesetState関数はReactが安定していることを保証するため、依存配列に含める必要はない。

最後に、パフォーマンス最適化のためのHooks(useMemouseCallback)の「乱用」について注意したい。これらのHooksは、コンポーネントの再レンダリングや計算コストを削減するために使用されるが、無闇に何でもかんでもこれらでラップすることは避けるべきだ。なぜなら、useMemouseCallback自体も、その機能を提供するために内部的なコスト(メモリ消費や複雑性の増加)を伴うからである。これらのHooksを本当に使うべきなのは、React.memoでラップされた子コンポーネントにpropsを渡すとき、非常に重い計算がコンポーネントの動作を遅くしているとき、あるいはuseEffectなどの他のHooksの依存配列に含まれる値が頻繁に再作成されるのを防ぎたいときなどだ。基本的なルールとして、「パフォーマンスの問題が計測されるまでは最適化しない」ことを心がけるべきだ。React DevTools Profilerのようなツールを使って、実際にボトルネックとなっている部分を見つけてから、ピンポイントで最適化を適用することが重要である。

これらのHooksに関する一般的な落とし穴とその解決策を理解することで、より堅牢で予測可能なReactアプリケーションを構築できるようになるだろう。さらに深く学ぶためには、React公式ドキュメントの「Hooksの導入」や「Hooksのルール」のセクションが最も信頼できる情報源となる。また、Dan Abramovによる「A Complete Guide to useEffect」という記事(英語)は、useEffectの内部動作を深く理解するのに非常に役立つだろう。コンポーネントのレンダリングがどのように行われるかを視覚的に理解できるリソースも、Hooksの動作原理を把握する上で有効だ。そして、開発中に問題を発見しやすくするために、React DevTools Profilerや、React Hooks用のESLintプラグインといったツールを積極的に活用することが推奨される。これらの知識とツールを使いこなすことで、React開発の質を大きく向上させることができるはずだ。

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