【ITニュース解説】Ever wished programming languages spoke more like humans?

2025年09月06日に「Dev.to」が公開したITニュース「Ever wished programming languages spoke more like humans?」について初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

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ITニュース概要

Jamは、自然言語のように記述できるプログラミング言語。初心者でも理解しやすい構文で、Web IDE上で即実行可能。変数、制御構文、関数、リスト処理、乱数生成などの機能を持つ。テキストベースの対話型プログラムも作成可能。プログラミング学習のハードルを下げ、より多くの人が楽しめるように開発された。

ITニュース解説

プログラミング言語は、時に人間にとって理解しにくい記号や構文で記述されるため、初心者にとって大きな障壁となることがある。もしプログラミング言語が、もっと自然な言葉に近く、直感的で、初心者にも優しく、それでいて従来のプログラミング言語の能力を損なわずに使えるとしたらどうだろうか。Jamは、まさにそのような考えから生まれたプログラミング言語だ。

Jamが開発された背景には、プログラミング学習の初期段階で多くの初心者が、プログラミングそのものの難しさではなく、言語の不自然さに苦労しているという認識がある。複雑な構文エラー、奇妙な記号、抽象的な概念は、新しい学習者をしばしば落胆させてしまう。そこでJamは、より自然言語に近い読みやすさ、構文に煩わされることなくロジックと創造性に集中できること、そしてウェブベースのIDEで即座に実行できることを目指して設計された。

Jamはシンプルでありながら、プログラミングに必要な基本的な機能を提供する。変数や制御構造(if文、repeat文など)はもちろんのこと、関数(匿名関数を含む)、リスト操作のためのmapのような関数型ユーティリティ、インタラクティブなプログラムのための乱数生成や数学ツールなどが含まれている。さらに、テキストベースの対話型コンテンツを作成するためのsay(出力)やask(入力)といった命令も用意されている。これらの機能はすべてウェブIDE上で動作するため、特別な環境構築は不要で、プログラムの動作をすぐに確認できる。

具体的な例を見てみよう。以下は、ユーザーに名前を尋ねて挨拶する簡単なJamのコードだ。

1print "Hello World"
2repeat 5 {
3    print "This will print 5 times"
4}

このコードは、直感的で読みやすいはずだ。そして、ウェブブラウザ上で即座に実行可能だ。

Jamは、プログラミングをより人間にとって親しみやすいものにすることを目指している。従来のプログラミング言語の複雑な構文や概念に苦労している初心者にとって、Jamはプログラミングの学習を始めるための有効な選択肢となるだろう。また、経験豊富なプログラマーにとっても、JamのシンプルさとウェブIDEでの即時実行性は、新しいアイデアを試したり、簡単なツールを開発したりするのに役立つかもしれない。

Jamは現在開発中であり、開発者はユーザーからのフィードバックを積極的に求めている。ソースコードは公開されており、誰でも貢献できる。もしプログラミングをより身近に感じたい、あるいはプログラミング教育のあり方を変えたいと考えているなら、Jamを試してみて、その可能性を探ってみる価値はあるだろう。

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