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【ITニュース解説】Glideでサクッとアプリを作ろう~ 勤怠確認・連絡できるアプリ

2025年09月21日に「Qiita」が公開したITニュース「Glideでサクッとアプリを作ろう~ 勤怠確認・連絡できるアプリ」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

小売業の商品部員が、ノーコードツールGlideを使い、勤怠確認や連絡ができるアプリを開発した事例を紹介。Excelで管理していた情報を、プログラミング知識なしでアプリ化し、業務効率化に貢献。初心者でも手軽に実用的なアプリを作成できることを示した。

ITニュース解説

今回のテーマは、プログラミングの知識がなくてもスマートフォンアプリを手軽に作成できる「Glide」というツールを使って、勤怠確認や連絡ができるアプリを開発した事例だ。小売業の商品部で働く担当者が、部署内のアナログな情報共有や勤怠管理の課題を解決するために、このノーコードツールを活用したという非常に興味深い内容である。システムエンジニアを目指す皆さんにとって、プログラミング言語を習得することとは異なるアプローチでシステムを構築する具体例として、大いに参考になるだろう。

現在、多くの企業ではデジタルトランスフォーメーション、通称DXが推進されている。その中で、必ずしも大規模なシステム開発ばかりが注目されるわけではない。むしろ、日々の業務における小さな課題をITの力で解決していくことの重要性が高まっている。今回紹介するアプリ開発もまさにその典型的な例だ。この部署ではこれまで、勤怠管理や情報共有に認証が必要な共有フォルダ内のExcelファイルを使っていた。Excelは非常に便利なツールだが、リアルタイムでの情報更新やスマートフォンからのアクセスには限界がある。特に、出退勤の記録や、緊急連絡といった迅速な情報伝達が必要な場面では、不便を感じることが多かったという背景がある。

Glideは、GoogleスプレッドシートやExcelのような表計算ソフトのデータを基に、簡単にWebアプリやモバイルアプリを作成できるノーコード開発プラットフォームである。プログラミングのコードを一行も書かずに、直感的な操作でアプリの画面デザインや機能を構築できる点が最大の特長だ。そのため、専門的な開発スキルがない人でも、アイデアさえあればすぐに形にできる。今回のアプリ開発でも、Googleスプレッドシートをデータベースとして活用している。これは、多くの人が普段から使い慣れているスプレッドシートをそのままアプリのデータ基盤として利用できるため、学習コストが非常に低いというメリットがある。スプレッドシートの各列がアプリのデータ項目となり、行が個々のデータレコードとなる。例えば、勤怠記録のスプレッドシートであれば、「日付」「社員名」「出勤時刻」「退勤時刻」といった列が設定され、各行に実際の勤怠データが記録される形だ。

作成された勤怠・連絡アプリは、大きく分けていくつかの機能を持っている。まず、最も重要な勤怠確認機能では、従業員がスマートフォンから簡単に出退勤を打刻できる。これにより、従来のExcelファイルへの手動入力や、共有フォルダへのアクセスといった手間が大幅に削減される。また、打刻データはリアルタイムでスプレッドシートに反映されるため、管理者は常に最新の勤怠状況を把握できる。次に、連絡機能は、部署内のメンバー間の情報共有をスムーズにするためのものだ。掲示板のような形で、管理者からのお知らせを投稿したり、メンバーがコメントを書き込んだりできる。これにより、緊急連絡や業務連絡が迅速かつ確実に伝わるようになる。さらに、社員名簿機能も搭載されており、部署内のメンバーの連絡先などを一覧で確認できるため、必要な情報にすぐにアクセスできる利便性がある。

Glideでの開発プロセスは非常にシンプルだ。まず、Googleスプレッドシートで必要なデータ(勤怠、メンバー情報、掲示板の投稿内容など)を作成する。次に、Glideの管理画面でこのスプレッドシートをデータソースとして指定する。すると、Glideは自動的にスプレッドシートのデータ構造を認識し、初期のアプリ画面を生成する。その後は、ドラッグ&ドロップで画面のレイアウトを調整したり、ボタンや入力フォームといったコンポーネントを追加したりする作業が中心となる。例えば、勤怠打刻ボタンを作成する場合、ボタンをタップした際に「現在の時刻を勤怠シートの該当社員の行に出勤時刻として書き込む」といったアクションを設定する。掲示板機能では、テキスト入力ボックスと送信ボタンを配置し、入力されたテキストを掲示板シートに追加するアクションを設定することで実現できる。ログイン機能も実装されており、特定のパスワードまたはメールアドレス認証を使い、部署内のメンバーだけがアプリを利用できるようなセキュリティも確保されている。

このアプリの導入により、いくつかの具体的な効果が期待される。一つは、業務効率の大幅な向上だ。勤怠管理における手作業の削減や、情報共有の迅速化は、日々の業務にかかる時間を短縮し、より本質的な業務に集中できる環境を生み出す。二つ目は、情報伝達の正確性とリアルタイム性の向上だ。スマートフォンアプリを通じて情報が共有されるため、場所を選ばずに最新の情報を確認でき、誤伝達のリスクも低減される。三つ目は、従業員の利便性向上だ。スマートフォンからいつでもどこでも勤怠記録や情報確認ができるため、従業員の負担が軽減される。

システムエンジニアを目指す皆さんにとって、この事例はプログラミングスキルだけがITソリューションの全てではないことを示している。ノーコードツールは、ビジネス課題を迅速に解決するための強力な手段の一つであり、特に要件が明確で、短期間での開発が求められる場合に非常に有効だ。プログラミングの知識はシステムの深い理解や複雑な機能の実装に不可欠だが、このようなツールを使いこなす能力も、現代のシステムエンジニアには求められるスキルの一つになりつつある。ユーザーの課題を理解し、最適なツールや技術を選択してソリューションを提供する能力は、プログラミング言語の種類に関わらず重要だ。この事例は、まさに「ビジネス課題解決」というシステムエンジニアの本質的な役割を、ノーコードというアプローチで実現した成功例と言えるだろう。

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