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【ITニュース解説】What I Learned After Rewriting the Same Program 10 Times

2025年10月01日に「Medium」が公開したITニュース「What I Learned After Rewriting the Same Program 10 Times」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

プログラムを何度も書き直す経験は、チュートリアルでは得られない実践的な学びをもたらす。システムエンジニアを目指すなら、繰り返し手を動かす反復練習が成長の鍵となる。

ITニュース解説

プログラミングを学ぶシステムエンジニア志望者にとって、チュートリアルや知識の吸収だけでは得られない、深い理解と実践的なスキルが存在する。それは、同じプログラムを繰り返し書き直し、試行錯誤する経験を通じて初めて獲得できるものだ。あるプログラマーは、シンプルな「計算機」プログラムを10回書き直すという「痛みを伴う反復」から、本質的な学びを得たことを詳細に語っている。

最初の段階では、多くの初心者がそうであるように、「とにかくプログラムを動かすこと」が最大の目標となる。この時点のコードは、一つの大きな塊で、変数名も適当、重複処理の多い「スパゲッティコード」になりがちだ。しかし、この最初の成功体験がプログラミングの面白さに気づかせてくれる。

一度動くようになったプログラムを見つめ直すと、様々な課題が見えてくる。次に着手したのは、コードの「モジュール化」だった。プログラム全体を、計算や入力受付など、それぞれの役割を持つ小さな部品(関数やメソッド)に分割していく。これにより、コードの見通しが良くなり、修正や再利用が容易になる。

さらに、ユーザーが誤った入力(例えば、数値が必要な場所で文字を入力する)をした場合にプログラムが停止する問題に対処するため、「エラーハンドリング」の処理を追加する。入力が適切か検証し、不適切な場合はユーザーに再入力を促すことで、プログラムの堅牢性を高める。

コードが機能し、エラーにも対応できるようになった後、今度はそのコードが「誰にでも理解しやすいか」という観点から改善を図る。これが「可読性の向上」だ。意味不明な短い変数名を役割を示す名前に変更し、複雑な処理にはコメントを記述し、適切なインデントを用いてコード構造を視覚的に分かりやすくする。プログラミングはチームで行うものであり、可読性の高いコードは極めて価値が高い。

プログラムの「速さ」や「効率」にも意識が向かう。同じ計算結果を得るにしても、より少ない手順や少ないメモリ使用量で実現する方法はないか、と「アルゴリズムの最適化」を考えるようになる。これは、計算量という概念を理解し、大規模なデータや頻繁な処理に対応するための重要な視点となる。

また、扱うデータの種類や量に応じて、最適な「データ構造」を選ぶことの重要性にも気づく。単にリストや配列にデータを詰め込むだけでなく、それぞれのデータ構造が持つ特性を理解し、適切に使い分けることで、プログラムの効率と保守性が向上する。

さらに発展すると、「オブジェクト指向設計」という考え方を取り入れるようになる。プログラムを単なる手順の集まりとして見るのではなく、現実世界のモノや概念を「オブジェクト」として表現し、それらが互いに連携し合うように設計する。これにより、プログラムの部品(クラス)の独立性が高まり、再利用性や拡張性が飛躍的に向上する。

コードが複雑になるにつれて、意図しないバグ(不具合)が混入するリスクも高まる。これを未然に防ぎ、コードの品質を保証するために「テスト」の重要性を理解する。自分が書いたコードが期待通りに動作するかを自動的に検証するテストコードを作成し、変更を加えるたびにテストを実行することで、バグの早期発見と修正が可能になる。

また、全ての機能を自分でゼロから実装する必要はないという学びも得られる。世の中には便利な機能を提供する「外部ライブラリ」や「フレームワーク」が数多く存在するため、それらを適切に活用することで開発効率を大幅に向上させることができる。ただし、ただ使うだけでなく、利用することのメリットとデメリットを理解することが求められる。

最後に、作成したプログラムを実際に多くのユーザーが利用できるようにするための「デプロイ」の方法や、将来的にユーザー数が増えたり、機能が追加されたりしても問題なく対応できる「スケーラビリティ」を考慮した設計についても学ぶ。これは、開発したソフトウェアを現実世界で運用するための、より実践的な知識とスキルとなる。

このように、シンプルなプログラムを10回も書き直す経験は、単なる知識の習得に留まらない。プログラミングの基本的な概念から、設計原則、品質管理、運用まで、多岐にわたる重要な要素が凝縮されている。教科書やチュートリアルだけでは、これらの概念が実際のソフトウェア開発でどのように役立つかを実感として理解することは難しい。この反復的なプロセスの中で、失敗や苦労を経験するだろう。しかし、その「痛み」こそが真の学びと深い洞察をもたらす。動くコードをより良くするための思考プロセスや、技術的選択肢を比較検討する能力が養われるのだ。

システムエンジニアを目指す初心者にとって、この「同じプログラムを何度も書き直す」というアプローチは極めて価値のある学習法となる。まずは基本的な機能を実現するコードを書き上げ、その後、モジュール化、エラーハンドリング、可読性向上、効率化、適切なデータ構造の選択、オブジェクト指向の導入、テストの実施、ライブラリの活用、デプロイとスケーラビリティといった観点から、繰り返し改善を試みること。この実践を通じて、表面的な知識だけでなく、プロフェッショナルなエンジニアとして不可欠な、問題解決能力、設計思考、品質意識を深く身につけることができる。失敗を恐れず、改善を続けることこそが、真の成長への道だ。

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