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【ITニュース解説】Day 8 of 90 Days Free Python Code Scripts for Beginners – Build a Python Quiz App

2025年09月16日に「Dev.to」が公開したITニュース「Day 8 of 90 Days Free Python Code Scripts for Beginners – Build a Python Quiz App」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

「90日間無料Pythonコードスクリプトシリーズ」のDay8は、Pythonクイズアプリの構築。多肢選択式質問、即時回答チェック、最終スコア表示機能を持ち、リスト、辞書、ループ、条件分岐、関数を学ぶ。コードはコメント付きで、初心者も実践を通してPythonの基礎を学べる。

ITニュース解説

今日取り上げるのは、「90 Days Free Python Code Scripts for Beginners」という連載のDay 8で紹介された「Python Quiz App」だ。このプロジェクトは、プログラミング学習を始めたばかりの人にとって、Pythonの基本的な概念を楽しみながら実践的に学ぶ絶好の機会を提供する。単にコードを読むだけでなく、実際に動作するアプリケーションを作る体験は、システムエンジニアを目指す上で非常に価値のある一歩となるだろう。

このクイズアプリは、Pythonに関する多肢選択問題を出題し、ユーザーの回答を即座にチェックし、最終的なスコアを表示するシンプルなゲームだ。学習教材として設計されており、コードは初心者でも理解しやすいように詳しくコメントが付けられている。Pythonの学習過程をゲームのように進めることで、飽きずに続けられる工夫が凝らされている点が特徴だ。

具体的にこのアプリが何をするのかを見てみよう。まず、アプリを起動すると、Pythonに関する複数の質問が次々と画面に表示される。それぞれの質問にはいくつかの選択肢があり、ユーザーはキーボードから自分の答えを入力する。回答を入力すると、アプリはそれが正しいか間違っているかをすぐに教えてくれる。そして、一連の質問が終わると、これまでの正解数に基づいた最終スコアが提示される仕組みになっている。さらに、同じ問題セットであっても、出題される問題の順序が毎回ランダムにシャッフルされるため、繰り返しプレイしても新鮮な気持ちで楽しめるようになっている。これは、単調な学習を避け、より効果的に知識を定着させるための工夫と言える。

このPythonクイズアプリの裏側には、プログラミングにおけるいくつかの重要な基本概念が活用されている。システムエンジニアとしてコードを書く上で避けて通れないこれらの概念を、このアプリを通して具体的に理解することは、今後の学習の土台を築く上で非常に役立つ。

まず「リスト」だ。リストは、複数のデータを一つのまとまりとして管理するためのPythonのデータ構造である。このクイズアプリでは、出題されるすべての問題をリストの中に格納していると想像できる。例えば、質問文、選択肢、そして正解といった一連の情報を、それぞれの問題ごとにリストの要素として保持することで、アプリは複数の質問を効率的に管理し、順次ユーザーに出題することができる。新しい問題を追加したい場合も、単にリストに新しい要素を追加するだけで済むため、拡張性も高い。

次に「辞書」というデータ構造も使われている。辞書は、キーと値のペアでデータを管理する構造で、特定の情報に名前(キー)を付けてアクセスしたい場合に非常に便利だ。クイズアプリの文脈では、それぞれの問題が持つ「質問文」をキーとして、「選択肢」と「正解」をその値として持つことで、関連する情報をひとまとめにして管理できる。例えば、「質問1」というキーに関連付けられた値として、その質問の本文、[A, B, C, D]という選択肢のリスト、そして「B」という正解の情報を格納するといった具合だ。これにより、アプリは質問一つ一つに対して、その内容、選択肢、そして正しい答えを簡単に探し出して処理することができる。

アプリの動作を制御する上で不可欠なのが「ループ」と「条件分岐」だ。 「ループ」は、特定の処理を繰り返し実行するための命令である。クイズアプリでは、すべての問題を出題し終えるまで、あるいはユーザーが途中で終了を選択するまで、次々に質問を画面に表示し、回答を受け付けるという一連の流れを何度も繰り返す必要がある。このような場合にループ構造を用いることで、同じコードを何回も書くことなく、効率的に処理を繰り返すことができる。例えば、リストに格納された問題の数だけループを回し、各問題を出題するといった使われ方をする。

「条件分岐」は、「もし〜ならば、この処理を実行する。そうでなければ、別の処理を実行する」というように、プログラムの流れを条件によって変えるための命令だ。クイズアプリでは、ユーザーが入力した答えが正しいかどうかを判断する際にこの条件分岐が活躍する。「もしユーザーの回答が正解と一致するならば、スコアを1点加算する。そうでなければ、不正解として特にスコアは加算しない」といった形で利用される。また、最終スコアに基づいて「合格」や「不合格」といったメッセージを表示する際にも条件分岐が使われることがある。

さらに「関数」も重要な要素だ。関数は、特定の処理をひとまとまりにして名前を付けたブロックのことである。例えば、「問題を表示する」「回答をチェックする」「スコアを計算して表示する」といった一連の操作は、それぞれ独立した関数として定義できる。関数を使うことにはいくつかの大きなメリットがある。まず、コードが整理され、どこで何が行われているかがわかりやすくなる。次に、一度書いた関数はプログラムの別の場所で何度も呼び出して使うことができるため、コードの重複を避け、保守性を高めることができる。システムエンジニアとして大規模なシステムを開発する際には、このようにコードを機能ごとに分割し、整理するスキルは非常に重要となる。

そして、このクイズアプリのコードが「完全にコメント付き」である点も、初心者にとっては非常に大きな助けとなる。コメントとは、コードの中に開発者が自由に書き込めるメモのことで、プログラムの実行には影響しない。コメントは、そのコードが何のために書かれているのか、どのように動作するのかといった説明を記述するために使われる。初心者が他人の書いたコードを理解しようとする際、コメントが付いているかどうかで理解のスピードや深さが大きく変わる。このアプリのコードを読むことで、単にPythonの文法を学ぶだけでなく、良いコードを書く上でコメントがいかに重要であるかを実践的に学ぶことができるだろう。

このクイズアプリを実際に試してみたい場合は、Python 3がインストールされた自分のコンピューターで簡単に実行できる。記事にはGitHubリポジトリへのリンクが提示されており、そこからコードをダウンロード(クローン)し、指示に従って実行するだけで、すぐにこのクイズアプリを体験できる。実際にコードを動かし、その結果を自分の目で確認するプロセスは、プログラミング学習において非常に重要だ。GitHubの利用も、システムエンジニアを目指す上で避けて通れないスキルの一つであるため、この機会に触れてみることをお勧めする。

この「Python Quiz App」の作成と利用を通じて、システムエンジニアを目指す初心者は、Pythonの基本的な構文やデータ構造、制御フローといったプログラミングの基礎を実践的な文脈で学ぶことができる。さらに、実際に動作するアプリケーションを作る喜びや、問題解決のプロセスを体験することで、学習のモチベーションを維持し、より深くプログラミングの世界に踏み込むきっかけとなるはずだ。これらの基本的なスキルは、将来的にどんな分野のシステム開発に携わるにしても、必ず役立つ土台となるだろう。

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