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【ITニュース解説】8 Must-Have VS Code Extensions Every Frontend Engineer Needs

2025年09月11日に「Medium」が公開したITニュース「8 Must-Have VS Code Extensions Every Frontend Engineer Needs」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

VS Codeは開発効率向上に不可欠なツールだ。フロントエンド開発でコードをクリーンに速く、信頼性高く書くため、必須となる8つのVS Code拡張機能が紹介されている。これらは開発作業の効率化とコード品質向上に役立つ。

ITニュース解説

システムエンジニアを目指す皆さんにとって、日々の開発作業を効率的かつ正確に進めることは非常に重要である。そのための強力なツールの一つが、多くの開発者に愛用されている統合開発環境(IDE)であるVisual Studio Code(VS Code)だ。VS Codeは無料で提供され、軽量でありながら多機能で、さまざまなプログラミング言語に対応している。この多機能性の大きな要因が「拡張機能」の存在だ。拡張機能とは、VS Codeの基本機能に新たな能力を追加するプログラムのことで、これらを活用することで、コードの品質を高め、開発速度を向上させ、より快適な開発環境を構築できる。

今回紹介する内容は、特にフロントエンド開発、つまりウェブサイトやアプリケーションのユーザーインターフェース部分を構築する際に役立つ、VS Codeの「必須」とも言える8つの拡張機能についてだ。これらのツールを使いこなすことで、よりクリーンで、高速で、信頼性の高いコードを書くための近道となるだろう。

まず「Prettier - Code formatter」という拡張機能がある。これはコードの整形を自動で行ってくれるツールだ。プログラムを書いていると、インデント(字下げ)や改行、スペースの入れ方など、コードの記述スタイルがばらつきがちになる。特にチームで開発を行う場合、人によって記述スタイルが異なるとコードが読みにくくなり、保守性が低下する。Prettierを導入すると、設定されたルールに従ってコードが自動的に整形され、常に統一された美しいコードを保てる。これにより、可読性が向上し、コードレビューの時間を短縮し、チーム全体の生産性を高められる。

次に「ESLint」は、JavaScriptやTypeScriptのコードに潜む潜在的なバグや、記述の誤りを検出し、修正を提案してくれる静的解析ツールだ。Prettierがコードの見た目を整えるのに対し、ESLintはコードの中身、つまり品質や記述ルールをチェックする。ESLintは、プログラミングにおけるベストプラクティス(最善の習慣)に基づいたルールセットを提供し、設定に従って問題のある箇所に警告を表示したり、自動で修正したりできる。これにより、バグを早期に発見し、開発の初期段階で問題を取り除くことが可能になり、結果として高品質なコードを維持する手助けとなる。

「Live Server」は、HTMLやCSS、JavaScriptなどのウェブコンテンツをブラウザでリアルタイムにプレビューできる拡張機能だ。通常、ウェブページを開発する際は、コードを修正するたびにブラウザを手動でリロードして変更を確認する必要がある。しかしLive Serverを使うと、ファイルを保存するだけで自動的にブラウザが更新され、変更が即座に反映される。この機能は、特にデザインの調整やインタラクションの実装中に非常に便利で、開発のイテレーション(繰り返し作業)を大幅に加速させる。

バージョン管理システムであるGitをVS Codeからさらに強力に活用できるようにするのが「GitLens」だ。Gitは、プログラムの変更履歴を管理し、複数の開発者が協力して作業する際に不可欠なツールである。GitLensは、VS Codeのコードエディタに直接、各行のコードがいつ、誰によって、どのような目的で変更されたかといったGitの履歴情報を表示してくれる。これにより、コードの背景にあるコンテキストを素早く理解でき、問題が発生した際の原因究明や、他の開発者の意図を把握するのに役立つ。

「Auto Rename Tag」は、HTMLやXMLのようなタグベースの言語を扱う際に非常に便利な拡張機能だ。HTMLでは<p>タグで段落を定義したり、<div>タグでセクションを区切ったりする。これらのタグは開始タグと終了タグのペアで構成されている。Auto Rename Tagを導入すると、開始タグの名前を変更すると、対応する終了タグも自動的に同じ名前に変更される。逆もまた然りだ。これにより、手動で両方のタグを修正する手間が省け、タイプミスによるエラーを防ぎ、記述効率を向上させられる。

「Better Comments」は、コード内のコメントの視認性を高めるための拡張機能だ。プログラムのソースコードにコメントを記述することは、後からコードを読み返す際や、他の開発者と共有する際に非常に重要である。Better Commentsは、コメントの先頭に特定の記号(例: !?TODO)を付けることで、そのコメントを異なる色やスタイルで強調表示してくれる。これにより、重要な情報、警告、疑問点、未実装のタスクなどを一目で識別できるようになり、コード全体の理解を深め、情報伝達を効率化できる。

「CSS Peek」は、HTMLファイルから直接、対応するCSSのスタイル定義を素早く確認できる拡張機能だ。ウェブページのデザインは通常、HTMLで構造を定義し、CSSでその見た目を装飾する。CSS Peekを使うと、HTMLファイル内のクラス名やID名の上でマウスカーソルを合わせるか、特定のショートカットキーを押すことで、その要素に適用されているCSSのルールがポップアップ表示されたり、CSSファイルへ直接ジャンプできたりする。これにより、複数のファイルを行き来する手間が省け、スタイルの適用状況を効率的に把握できる。

最後に「Path Intellisense」は、ファイルパスの自動補完機能を提供する拡張機能だ。HTMLファイルで画像を読み込む際や、JavaScriptファイルで別のモジュールをインポートする際など、他のファイルやディレクトリへのパスを指定する場面は頻繁に登場する。Path Intellisenseは、ファイルパスを入力している途中で、利用可能なファイルやディレクトリの候補を自動的に表示してくれる。これにより、ファイルパスのタイプミスを防ぎ、正確かつ迅速にパスを入力できるため、開発の効率が向上し、参照エラーによるバグの発生を低減する。

これらの拡張機能は、どれもVS Codeの基本的な機能を補完し、開発者が直面する様々な課題を解決するために設計されている。コードの整形、品質チェック、リアルタイムプレビュー、バージョン管理の可視化、タグの自動リネーム、コメントの強調表示、CSSの簡単参照、そしてパスの自動補完といった機能は、個々の作業の効率を高めるだけでなく、それらが組み合わさることで開発プロセス全体をスムーズにする。システムエンジニアを目指す初心者にとって、これらのツールを積極的に導入し、使いこなすことは、プロフェッショナルな開発者としての一歩を踏み出す上で非常に価値のある経験となるだろう。これにより、より高品質なソフトウェアを、より短い時間で開発する能力を養えるのだ。

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