【PHP8.x】__constructメソッドの使い方

__constructメソッドの使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

作成日: 更新日:

基本的な使い方

『__constructメソッドは、新しいLogicExceptionオブジェクトを生成し、その状態を初期化するために実行されるメソッドです』 このメソッドはPHPにおける「コンストラクタ」として機能し、new LogicException()という構文でクラスのインスタンスが作成される際に自動的に呼び出されます。その主な役割は、例外に関する詳細情報を設定することです。具体的には、3つの引数を受け取ることができます。第1引数 $message には、なぜこの例外が発生したのかを説明する文字列を指定します。このメッセージは、後のデバッグ作業で非常に重要な情報となります。第2引数 $code には、例外の種類を識別するための整数値を指定します。これにより、catchブロックで特定の種類の例外を判別し、処理を分岐させることが可能になります。第3引数 $previous には、この例外がスローされる直前にキャッチされた別の例外オブジェクトを指定します。これは例外チェーンを構築するために使用され、エラーの根本原因を追跡するのに役立ちます。これらの引数はすべてオプションであり、必要に応じて省略することもできます。LogicExceptionは、プログラムのロジックに問題があることを示すために使用されるため、このコンストラクタを通じて、開発者がエラーの原因を特定しやすくなるように、明確な情報を持つ例外オブジェクトを生成することが推奨されます。

構文(syntax)

1public __construct(string $message = "", int $code = 0, ?Throwable $previous = null)

引数(parameters)

string $message = "", int $code = 0, ?Throwable $previous = null

  • string $message: 発生した例外(エラー)の内容を表す文字列を指定します。
  • int $code: 例外に付与するエラーコードを指定する整数です。
  • ?Throwable $previous: この例外が発生する直前に捕捉された別の例外がある場合、その例外オブジェクトを指定します。存在しない場合は null です。

戻り値(return)

戻り値なし

戻り値はありません