【PHP8.x】lineプロパティの使い方

lineプロパティは、例外がスローされたソースコードの行番号を保持するプロパティです。このプロパティは、プログラム実行時に発生するエラーを表すRuntimeExceptionクラスが、その親クラスであるExceptionクラスから継承したものです。プログラムの実行中に予期しない問題が発生し、例外がスローされると、PHPエンジンはこのlineプロパティに、エラーが発生したファイル内の具体的な行番号を自動的に設定します。これにより、開発者はエラーの原因となったコードがどこにあるのかを正確に特定できます。ただし、このプロパティはprotectedとして宣言されているため、クラスの外部から直接アクセスすることは推奨されません。値を取得するためには、公開されているgetLine()メソッドを使用するのが一般的です。デバッグ作業において、エラーメッセージやスタックトレースと共に行番号を確認することは、問題の箇所を迅速に発見し、効率的に修正するために非常に重要です。

Copy
1<?php
2
3try {
4    // 意図的に例外をスローします（この行の番号が取得されます）
5    throw new RuntimeException("ランタイムエラーが発生しました。");
6} catch (RuntimeException $e) {
7    // 例外がスローされた行番号を取得して出力します
8    echo $e->line;
9}

引数なし

引数はありません

int

RuntimeException クラスの line プロパティは、例外が発生したコードの行番号を整数で返します。