【ITニュース解説】How 1 HTML Meta Tag Skyrocketed My SEO Rankings
2025年09月12日に「Medium」が公開したITニュース「How 1 HTML Meta Tag Skyrocketed My SEO Rankings」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
HTMLのたった1つのメタタグを適切に設定すると、ウェブサイトの検索順位やアクセス数が劇的に向上する。わずか1行のコードが、Webサイトの集客力に大きな影響を与え得る具体例を提示。
ITニュース解説
ウェブサイトを公開しても、必ずしもすぐに検索エンジンの検索結果に表示されるわけではない。むしろ、適切な設定がなされていないと、せっかく作ったウェブサイトが誰にも見つけてもらえないという状況に陥ることがある。これは、ある開発者が自身のウェブサイトで直面した問題であり、たった1行のHTMLコードが、そのサイトの運命を大きく変えたという興味深い事例があった。この経験は、システムエンジニアを目指す初心者にとって、ウェブサイトの公開と運用の基本、特に検索エンジン最適化(SEO)の重要性を理解する上で非常に役立つだろう。
ウェブサイトは、HTMLというマークアップ言語で記述された文書によって構成されている。HTML文書は、目に見えるコンテンツを記述する<body>セクションと、ウェブページに関するメタ情報(情報についての情報)を記述する<head>セクションに分かれている。<head>セクションには、ページのタイトルやスタイルシートへのリンク、そして様々なメタタグが含まれる。このメタタグが、検索エンジンやブラウザにそのページをどのように扱うべきかを指示する重要な役割を果たすのだ。
今回問題となったのは、<head>セクションに記述されるmeta name="robots"という特定のメタタグだった。このrobotsメタタグは、Googleなどの検索エンジンのクローラー(ウェブサイトを巡回して情報を収集するプログラム)に対して、そのページをどのように処理すべきかを指示するために使用される。具体的な指示の内容はcontent属性によって定義される。例えば、content="noindex"と記述すると、検索エンジンはこのページを検索結果に表示しないように、つまりインデックスしないように指示される。一方、content="index"と記述すれば、このページを検索結果に含めてほしいという指示になる。また、followはページ内のリンクをたどってほしいという指示であり、nofollowはリンクをたどらないでほしいという指示である。通常はindex, followを組み合わせることで、ページをインデックスし、かつそこに含まれるリンクもたどってほしいと検索エンジンに伝える。
記事の著者は、自身のウェブサイトを公開したものの、どれだけ待ってもGoogleの検索結果に表示されないという状況に直面した。ウェブサイトの公開後、検索エンジンにインデックスされるまでには時間がかかることが多いが、あまりにも表示されないため、著者はGoogle Search Consoleというツールを使ってサイトの状況を確認した。Google Search Consoleは、Googleが提供する無料ツールで、ウェブサイトの検索パフォーマンスやインデックス状況を監視できる。このツールで確認したところ、多くのページが「Crawled - currently not indexed」(クロール済みだが現在インデックスされていない)という状態であることが判明した。これは、Googleのクローラーがページには訪れたものの、何らかの理由で検索結果に登録していないことを意味する。
詳しく調査を進めた結果、原因はHTMLの<head>セクションに、meta name="robots" content="noindex"というメタタグが意図せず記述されていたことだった。このたった1行のコードが、検索エンジンに対して「このページは検索結果に表示しないでください」と明確に指示していたため、どんなに良いコンテンツであっても検索結果に表示されることはなかったのだ。開発者は、テスト環境でサイトを構築している間や、まだ公開準備ができていないページを一時的に検索エンジンから隠す目的でnoindexタグを使用することがある。しかし、公開時にこのタグを削除し忘れたり、意図せず残してしまったりすると、今回のように検索結果から完全に姿を消してしまうことになる。
著者は、この問題に気づくとすぐにmeta name="robots" content="noindex"の記述を削除したか、またはmeta name="robots" content="index, follow"へと変更した。この変更を行った後、数日のうちにGoogle Search Consoleでインデックスされているページの数が劇的に増加し始めた。それに伴い、ウェブサイトへのオーガニックトラフィック(検索エンジンからの自然な訪問者)も急増したという。つまり、たった1行のメタタグの修正が、サイトの可視性を一変させ、数多くのユーザーがウェブサイトに訪れるきっかけを作ったのだ。
この経験は、システムエンジニアを目指す初心者にとって非常に重要な教訓となる。ウェブサイトやウェブアプリケーションを開発する際、単に機能するだけでなく、それがインターネット上でどのように「発見」され、「利用」されるかという視点を持つ必要がある。HTMLの<head>セクションにあるメタタグ一つが、ウェブサイトのSEO、ひいてはビジネスの成功にこれほど大きな影響を与えることを理解しておくべきだ。ウェブ開発者は、SEOに関する基本的な知識を持ち、特にrobotsメタタグのような、検索エンジンの挙動を制御する重要な設定について正しく理解し、適切に設定することが求められる。ウェブサイトを公開する際には、必ず最終確認を行い、意図しないnoindexタグなどが残されていないか、Google Search Consoleのようなツールを活用してインデックス状況を確認する習慣を身につけることが、ウェブサイトを成功に導くための第一歩となるだろう。