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【ITニュース解説】microsoft / generative-ai-for-beginners

2025年12月11日に「GitHub Trending」が公開したITニュース「microsoft / generative-ai-for-beginners」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

Microsoftが、生成AIの初心者向け学習コースをGitHubで公開。全21レッスンで構成され、生成AIの基礎からアプリケーション開発の始め方までを体系的に学ぶことができる内容となっている。

ITニュース解説

マイクロソフトが公開した「Generative AI for Beginners」は、生成AIの技術を基礎から体系的に学びたい初心者向けに設計された、全12レッスンの無償学習コースである。このコースは、急速に発展する生成AI分野の知識を習得し、実際にアプリケーションを構築するスキルを身につけることを目的としており、システムエンジニアを目指す人々にとって非常に価値のある教材となっている。GitHub上で公開されているため、誰でも自由にアクセスして学習を進めることが可能だ。コース全体を通じて、プロジェクトベースの学習が採用されており、理論を学ぶだけでなく、実際に手を動かしながら理解を深められる点が大きな特徴である。提供されるサンプルコードは、広く使われているプログラミング言語であるPythonとTypeScriptの両方に対応しており、学習者は自身の得意な言語や目指す開発環境に合わせて選択できる。

コースの序盤では、生成AIとは何か、そしてその中核をなす大規模言語モデル(LLM)の基本的な概念から学習が始まる。LLMがどのようにして人間のような自然な文章を生成するのか、その仕組みの概要を掴むことで、後のアプリケーション開発に向けた土台を築く。また、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォームAzure上のAIサービスである「Azure OpenAI Service」のセットアップ方法や基本的な使い方も解説されており、早い段階から実際のAIモデルに触れる体験ができる。

中盤のレッスンに進むと、より実践的な技術の習得に焦点が移る。特に重要なのが、AIに的確な指示を与え、望む出力を引き出すための技術である「プロンプトエンジニアリング」だ。このコースでは、効果的なプロンプトを作成するための基本原則やテクニックを学び、AIの性能を最大限に活用する方法を習得する。この知識を基に、具体的なアプリケーション開発へとステップアップしていく。例えば、入力されたキーワードに基づいて文章を自動生成するアプリケーションや、ユーザーとの対話が可能なチャットアプリケーションの構築に挑戦する。さらに、テキスト生成だけでなく、文章から画像を生成するアプリケーションの開発もカリキュラムに含まれており、生成AIの多様な可能性を実感できる内容となっている。

コースの終盤では、さらに高度で専門的なトピックが扱われる。その一つが、「検索拡張生成(RAG)」と呼ばれる技術だ。これは、LLMが元々持っている知識に加えて、外部のデータベースやドキュメントから最新の情報や専門的な情報を検索し、その内容を反映させた回答を生成させる手法である。このRAGを実装することで、より正確で信頼性の高い応答が可能なAIアプリケーションを構築できるようになる。また、単に技術を学ぶだけでなく、どのようなAIアプリケーションを作るべきかというアイデア創出の段階から、実際のプロトタイプ開発までの一連のプロセスを体験できる応用プロジェクトも用意されている。これにより、学習者は技術的なスキルだけでなく、課題解決に向けた思考力や設計能力も養うことができる。

この「Generative AI for Beginners」は、Jupyter Notebook形式の教材を活用しているため、コードを一行ずつ実行しながらその結果を即座に確認できる対話的な学習環境が提供されている。これは、プログラミング初心者や新しい技術を学ぶ者にとって、試行錯誤しながら理解を深める上で非常に有効な方法だ。マイクロソフトという信頼できる企業が提供する公式の教材でありながら、完全に無償で利用できるこのコースは、生成AIを活用したシステム開発のキャリアを歩み始めたいと考えているすべての人々にとって、最初の、そして最も重要な一歩を踏み出すための最適なリソースと言えるだろう。

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