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【ITニュース解説】Second Internship not so Bad

2025年09月27日に「Dev.to」が公開したITニュース「Second Internship not so Bad」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

インターンで動画処理タスクに直面。指導不足や既存ツールの限界を、ChatGPTを活用し、試行錯誤で乗り越えた。IT業界では、AIを盲信せず、迅速な学習・適応力、そして好奇心と粘り強さこそが、課題解決に不可欠な力だと学んだ。

出典: Second Internship not so Bad | Dev.to公開日:

ITニュース解説

システムエンジニアを目指す皆さんにとって、実際の開発現場がどのようなものか、想像するきっかけになるニュース記事がある。これは、ある学生が2度目のインターンシップに挑戦した時の体験談だが、そこからIT業界で働く上で非常に重要な教訓が得られる。

筆者は「Automation and Optimization Intern(自動化と最適化のインターン生)」として、コンピュータビジョンという分野、特に「ビデオスティッチング」と呼ばれる技術に取り組んだ。コンピュータビジョンとは、コンピューターに人間の目のように「見せて」認識させる技術であり、ビデオスティッチングは複数の動画をつなぎ合わせて一つの広い視野を持つ動画を作る技術のことだ。聞くと面白そうな仕事に思えるかもしれないが、最初の週から現実は厳しかった。

インターンシップ初日、筆者は上司から「ビデオスティッチング」という専門用語をいきなり投げかけられた。詳しい説明や基礎知識のガイダンスはなく、ただ3本の動画ファイルと「ビデオスティッチング」という言葉だけが手元に残された。何から手を付けていいのかもわからず、途方に暮れる状況だったようだ。これはIT業界では珍しいことではない。新人だからといって、常に手取り足取り教えてもらえるわけではないのが現実だ。自分で調べて、理解し、解決策を見つけ出す能力が強く求められる。

この経験は、テクノロジー分野で働く上で不可欠なスキルを示している。それは、「速く学ぶ能力」である。誰もが最初から全ての知識を持っているわけではないし、技術は常に進化し続ける。だからこそ、新しい技術や概念に直面したときに、迅速にそれを学び、応用する力が非常に重要となる。筆者はこの状況で、すぐに全てを理解できたわけではなかった。約4週間かけて、一つずつステップを踏みながら、少しずつ理解を深めていった。上司からはさらに複雑な課題が次々と与えられたが、その度に学びを深めて対応していったのだ。

最初のうちは、Pythonのようなプログラミング言語に用意されている既存のライブラリ、つまり特定の機能を手軽に使えるようにまとめたプログラムの部品を活用して、基本的なビデオスティッチングを完成させた。プログラミング初心者にとって、ライブラリは強力な味方だ。既にある便利な機能を使えば、一見簡単に目的を達成できる。しかし、課題の複雑性が増していくと、既存のライブラリだけでは対応しきれなくなる場面に直面した。筆者の場合も、複数の動画を組み合わせる条件が複雑になるにつれて、既存ライブラリの機能が次々とエラーを起こし、うまく動作しなくなった。

なぜ動かなくなったのか。その理由は、筆者がそのライブラリの「内部の仕組み」を深く理解していなかったからだ。単に「この関数を呼び出せば動く」という表面的な知識だけでは、予期せぬ問題が発生したときに、どこを修正すればいいのか、どうすれば改善できるのかがわからなくなる。これは、IT技術者が直面する一般的な課題の一つだ。ツールの使い方だけでなく、その裏側で何が起きているのかを理解することが、より高度な問題解決には不可欠なのである。

そこで、筆者が頼りにしたのは、AIツールであるChatGPTだった。ChatGPTに質問を投げかけながら、試行錯誤を繰り返した。もちろん、すぐに完璧な解決策が見つかったわけではない。何度もパイプライン、つまり処理の流れを構築しては失敗し、その度に修正するという、地道な作業を続けた。中には「葬式が必要なほど」の失敗もあったという表現は、その苦労を物語っている。しかし、そうした多くの失敗と試行錯誤の末に、筆者は最終的に自分自身のニーズに合わせてカスタマイズされたビデオスティッチングのパイプラインを構築することに成功したのだ。

この経験から得られる最も重要な教訓はいくつかある。一つは、ChatGPTのようなAIツールは非常に強力だが、その使い方を理解していなければ真価を発揮できないということだ。AIが出力する情報を鵜呑みにするのではなく、その内容を自分で検証し、自分の状況に合わせて調整する能力が求められる。AIはあくまで補助ツールであり、最終的な判断や責任は人間が負う必要がある。AIを盲目的に信用することは危険だということを、筆者は身をもって体験したのだ。

もう一つは、IT業界は常に変化し、予期せぬ困難(カーブボール)を投げかけてくるということだ。新しい技術が登場したり、既存の技術が複雑になったり、あるいは全く新しい問題に直面したりすることは日常茶飯事である。このような状況で生き残る唯一の方法は、「素早く適応する能力」に他ならない。与えられた情報だけで解決しようとするのではなく、自ら情報を探し、学び、問題解決に向けてアプローチを変化させていく柔軟性が求められる。

この適応能力は、IT業界においては「持っていたら嬉しい」程度のスキルではなく、「生き残るために必須」の能力である。技術の進化が速い現代において、昨日通用した知識が今日では古くなっている可能性もある。だからこそ、常に学び続け、新しい状況に対応していく姿勢が不可欠なのだ。そして、もしあなたが好奇心と粘り強さを持っていれば、ChatGPTのようなAIツールは、あなたの仕事を肩代わりする「杖」になるのではなく、あなたの能力を拡張し、困難な課題に共に立ち向かう「相棒」となり得るだろう。この筆者の体験談は、システムエンジニアを目指す皆さんにとって、現実の厳しさと、それを乗り越えるための重要な心構えを教えてくれる貴重なメッセージだ。

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