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【ITニュース解説】📱 Simple Calculator App – SDLC Stages

2025年10月01日に「Dev.to」が公開したITニュース「📱 Simple Calculator App – SDLC Stages」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

シンプルな電卓アプリ開発を例に、SDLC(ソフトウェア開発ライフサイクル)の各工程を解説している。要件分析、設計、開発、テスト計画を通じて、ユーザー機能やエラー対応、検証方法など、システム開発の一連の流れを初心者にも分かりやすく紹介している。

出典: 📱 Simple Calculator App – SDLC Stages | Dev.to公開日:

ITニュース解説

ソフトウェア開発の道のりは、ただ闇雲にコードを書くことから始まるわけではない。良いソフトウェアを作るためには、計画的で段階的なアプローチが必要で、これをSDLC(ソフトウェア開発ライフサイクル)と呼ぶ。このSDLCの各段階を、身近な電卓アプリを例に見ていこう。

まず最初に行うのは「要件分析」という段階だ。これは、これから作るアプリが「何をすべきか」「どうあるべきか」を徹底的に話し合い、明確にする工程である。電卓アプリの場合であれば、「基本的な四則演算ができること」が目的となる。この目的を達成するために、さらに具体的な「機能要件」と「非機能要件」を洗い出す。機能要件とは、ユーザーがアプリを使って「何ができるか」を定義するものだ。電卓アプリでは、二つの数値を入力できること、足し算・引き算・掛け算・割り算ができること、計算結果を画面に表示できること、そして入力や結果をリセットする「クリア」ボタンがあること、などが機能要件となる。

一方、非機能要件は、アプリが持つべき品質や性能、制約など、「どのように動くべきか」を定義する。例えば、電卓アプリの画面が誰にでも使いやすいこと(使いやすいインターフェース)、ボタンを押したらすぐに計算結果が表示されること(高速な応答)、そして重要な点として、間違った入力(例えばゼロで割り算をしようとした場合など)をしてもアプリが途中で停止しないこと(クラッシュしないこと)などが非機能要件にあたる。これらの要件をしっかりと定義することで、開発の方向性が定まり、後々の工程で手戻りを減らすことができる。

要件分析で「何を作るか」が明確になったら、次は「設計」の段階へと進む。ここでは、要件に基づいて「どう作るか」を具体的に考える。ユーザーが直接触れる画面や操作方法、つまりユーザーインターフェース(UI)の設計もここで行われる。記事では、電卓アプリの簡単な画面のイメージが示されている。これをワイヤーフレームと呼ぶ。ワイヤーフレームは、まるで建物の骨組みのように、画面のどの位置に何が配置されるかを示すシンプルなスケッチだ。電卓アプリのワイヤーフレームでは、二つの数値を入力する場所、四つの計算操作ボタン、計算結果を表示する場所、そして「クリア」ボタンがどのように配置されるかが描かれている。このワイヤーフレームを見ることで、開発者や依頼者が完成イメージを共有しやすくなる。

設計が固まったら、いよいよ「開発」の段階だ。ここでは、設計図をもとに、実際にプログラムコードを書いてアプリを形にしていく。記事では「疑似コード」という形で開発の内容が示されている。疑似コードとは、特定のプログラミング言語の文法にとらわれず、人間が理解しやすい言葉でプログラムの処理の流れを記述したものだ。電卓アプリの疑似コードを見ると、まずユーザーに最初の数と二番目の数を入力してもらう処理がある。次に、ユーザーがどの計算(足し算、引き算、掛け算、割り算)を選んだかによって、異なる処理を行う「条件分岐」が見て取れる。特に割り算の場合には注意が必要で、もし二番目の数が「0」だったら、「ゼロで割ることはできません」というエラーメッセージを表示し、それ以外の場合にのみ割り算を実行するという、非機能要件で定義された「クラッシュしない」ための工夫が盛り込まれている。最後に、計算で得られた結果を画面に表示するという流れになっている。ここで記述された「クリア」機能は、入力された数値や表示された結果を初期状態に戻す役割を果たす。

アプリが開発されたら、それが正しく動くかを確認するための「テスト計画」の段階に移る。これは、要件通りに機能が動くか、エラーが起きないかなどを検証する非常に重要な工程だ。テストを行う際には、どのような状況で、どのような入力を行い、その結果どうなるべきかを具体的に記した「テストケース」を作成する。電卓アプリのテストケースでは、例えば「5と3を足すと8になること(正常な加算)」や、「8を0で割るとエラーメッセージが表示されること(ゼロ除算の例外処理)」、「数字以外の文字を入力したらエラーになること(不正な入力)」など、様々な状況を想定したテスト項目が挙げられている。

さらに、テストにはいくつかの種類がある。プログラムの個々の部品(例えば足し算の機能だけ)が正しく動くかを確認する「単体テスト」や、複数の部品や機能(例えば数値入力と計算機能)が連携して正しく動くかを確認する「結合テスト」がある。アプリ全体が要件通りに、かつ安定して動作するかを検証する「システムテスト」も実施される。そして、最終段階として「ユーザー受け入れテスト(UAT)」が行われる。これは、実際にアプリを使うことになるユーザーに試してもらい、使いやすさや期待通りの動作をしているか、問題点はないかなどを確認するテストであり、製品の品質を最終的に評価する大切な工程だ。

このように、電卓アプリのようなシンプルなものであっても、ソフトウェア開発は要件定義から設計、開発、テストといった複数の段階を経て進められる。SDLCを理解し、これらの段階をきちんと踏むことで、品質の高いソフトウェアを効率的に作り出すことが可能となる。システムエンジニアを目指す上で、この開発のプロセス全体を把握することは、技術的なスキルと同じくらい、いやそれ以上に重要だ。

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