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HTTP 203(エイチティーティーピーにせんさん)とは | 意味や読み方など丁寧でわかりやすい用語解説

HTTP 203(エイチティーティーピーにせんさん)の意味や読み方など、初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

作成日: 更新日:

読み方

日本語表記

エッチティーティーピー にまるさん (エイチティーティーピーニマルサン)

英語表記

HTTP 203 (エイチティーティーピー にまる さん)

用語解説

HTTP 203 Non-Authoritative Information(非公式情報)は、HTTPステータスコードの一つ。Webサーバーがクライアントからのリクエストに対し、リクエストされた情報そのものではないが、それに類似した情報を提供した場合に返される。クライアントは、このレスポンスがオリジナルのサーバーから提供されたものではない可能性があることを認識する必要がある。

具体的には、キャッシュサーバーやプロキシサーバーなどが、オリジナルのサーバーからの応答をキャッシュとして保持しており、そのキャッシュされた情報を提供する場合に203が使用される。キャッシュされた情報は、オリジナルのサーバーの情報と完全に一致するとは限らないため、クライアントは注意する必要がある。

HTTPレスポンスにおいて、ステータスコードはサーバーがクライアントのリクエストをどのように処理したかを示す重要な情報だ。2xx番台のステータスコードは成功を示すが、その中でも203は少し特殊な意味を持つ。200 OKとは異なり、203はレスポンスの内容が「公式な情報源から得られたものではない可能性がある」ことを明示的に示す。

例えば、あなたがWebブラウザで特定のWebページをリクエストしたとする。そのリクエストは、まず最寄りのキャッシュサーバーに到達する。もしキャッシュサーバーがそのWebページの最新版を保持していれば、オリジナルのWebサーバーにアクセスせずに、キャッシュされたWebページをあなたに返すことができる。このとき、キャッシュサーバーはHTTPステータスコードとして203を返すことで、そのWebページがオリジナルのサーバーから直接提供されたものではないことを知らせる。

203レスポンスを受け取ったクライアント(Webブラウザなど)は、レスポンスヘッダーを確認することで、さらに詳しい情報を得ることができる。例えば、Ageヘッダーはキャッシュがどれくらい古いかを示す。Cache-Controlヘッダーは、キャッシュの有効期限やキャッシュに関する指示を含む。これらのヘッダーを参照することで、クライアントは情報の信頼性を判断し、必要に応じてオリジナルのサーバーに直接リクエストを再送することができる。

203ステータスコードは、特にコンテンツ配信ネットワーク(CDN)やプロキシサーバーを利用する際に重要となる。CDNは、Webコンテンツを世界中の複数のサーバーに分散配置することで、ユーザーは地理的に近いサーバーからコンテンツを受け取ることができ、Webページの表示速度を向上させることができる。CDNサーバーは、オリジナルのサーバーからコンテンツをキャッシュし、ユーザーのリクエストに応じてキャッシュされたコンテンツを提供する。この際に、203ステータスコードが適切に使用されることで、ユーザーは受け取った情報がCDNサーバーから提供されたものであることを認識できる。

システム開発においては、203ステータスコードを適切に処理することが重要となる。クライアントアプリケーションは、203レスポンスを受け取った場合、ユーザーに対してその旨を通知したり、必要に応じてオリジナルのサーバーに再リクエストを送信するなどの処理を実装する必要がある。また、キャッシュサーバーやプロキシサーバーを構築する際には、203ステータスコードを正しく返すように設定する必要がある。

203ステータスコードの利用は、Webサイトのパフォーマンス向上に貢献する一方で、情報の正確性や信頼性に関する注意も必要となる。クライアントとサーバーが203ステータスコードの意味を正しく理解し、適切に処理することで、より効率的で信頼性の高いWebサービスを提供することができる。システムエンジニアは、Webアプリケーションの設計・開発において、HTTPステータスコードの役割を理解し、適切に活用することが求められる。HTTP 203は、その中でもキャッシュの利用状況を理解する上で重要なステータスコードの一つと言える。

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