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WQXGA(ダブリューキューイーエージーエー)とは | 意味や読み方など丁寧でわかりやすい用語解説

WQXGA(ダブリューキューイーエージーエー)の意味や読み方など、初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

作成日: 更新日:

読み方

日本語表記

ダブルキュエックスジーエー (ダブルキューエックスジーエー)

英語表記

WQXGA (ダブリューキューエックスジーエー)

用語解説

WQXGAは、デジタルディスプレイの解像度を表す規格の一つである。具体的には、画面が横2560ピクセル、縦1600ピクセルの画素で構成されていることを意味する。この解像度は、アスペクト比、すなわち縦横比が16:10である点が特徴で、一般的なワイドスクリーンディスプレイで主流の16:9とは異なる。主に高精細な画像表示が求められる高性能なノートPCや、プロフェッショナル向けのモニターで採用されてきた規格であり、作業領域の広さと細やかな表示能力を両立する。

ディスプレイの解像度とは、画面上に表示できる画素(ピクセル)の数を指し、この数値が大きいほど、より多くの情報を表示でき、画像や文字が滑らかで鮮明に見える。WQXGAの「W」は「Wide(ワイド)」を意味し、従来のQXGA(2048x1536ピクセル、4:3)よりも横方向が広くなったことを示す。「QXGA」は「Quad eXtended Graphics Array」の略であり、初期のディスプレイ規格であるXGA(1024x768ピクセル)の約4倍のピクセル数を持つことから名付けられた。WQXGAは、このQXGAをワイド化し、横方向のピクセル数を拡張した形となる。

WQXGAの具体的な解像度である2560x1600ピクセルは、フルHD(Full High Definition)と呼ばれる1920x1080ピクセルと比較すると、横方向で約1.3倍、縦方向で約1.5倍のピクセル数を持つ。これにより、フルHDのディスプレイで表示できる情報量よりも格段に多くの情報を一度に表示できる。たとえば、複数のアプリケーションウィンドウを並べて表示したり、画像や動画編集作業においてツールパレットとプレビュー画面を同時に広いスペースで表示したりすることが可能になる。また、QHD(Quad HD)やWQHD(Wide Quad HD)と呼ばれる2560x1440ピクセルとは、横方向のピクセル数は同じだが、縦方向が1600ピクセルとWQXGAの方が広い。この16:10のアスペクト比は、ウェブブラウジングやドキュメント作成、プログラミングなどの用途において、縦方向に広がる情報を見やすく、スクロール回数を減らす効果があるため、特にビジネス用途や生産性向上を重視するユーザーに好まれる傾向がある。最新の4K UHD(Ultra High Definition)である3840x2160ピクセルには及ばないものの、WQXGAは非常に高い精細度を提供し、一般的な作業において十分すぎるほどの視認性と作業領域を提供する。

WQXGAディスプレイのメリットは、まずその広い作業領域にある。これにより、複数のウィンドウを開いて効率的に作業を進めたり、高解像度画像を細部まで確認しながら編集したりすることが容易になる。文字やアイコンも非常に滑らかに表示されるため、長時間の作業でも目の疲れを軽減する効果が期待できる。特に、プログラミングのコードや表計算ソフトの複雑なデータ、CAD設計図面など、詳細な情報が詰まったコンテンツを表示する際に、その高精細さが威力を発揮する。

一方で、WQXGAディスプレイを使用する上での考慮点もいくつか存在する。一つは、高解像度であるため、PCのグラフィック処理ユニット(GPU)に高い負荷がかかる点である。特に、3Dグラフィックスを多用するゲームや、高解像度の動画編集などを行う場合は、高性能なGPUが求められる。ノートPCの場合、高解像度ディスプレイは消費電力が大きくなる傾向があり、バッテリー駆動時間が短くなる可能性がある。また、WindowsなどのOSでは、高解像度ディスプレイ上で文字やアイコンが小さく表示されすぎないように、「スケーリング」と呼ばれる表示倍率の設定が重要になる。適切にスケーリング設定を行わないと、ユーザーインターフェースが非常に小さく見え、操作性が損なわれることがあるため注意が必要である。

かつてはAppleのMacBook Proの一部モデルなどで積極的に採用され、高精細ディスプレイの代表格として普及したが、現在ではさらに高解像度な3Kや4Kといったディスプレイが主流になりつつある。しかし、その優れた作業性とバランスの取れたアスペクト比から、現在でも一部のビジネス向け高性能ノートPCや、プロフェッショナル向けのデスクトップモニターにおいて、特定のニーズを持つユーザーに支持され続けている。特に、縦方向の表示領域を重視し、高い生産性を求めるユーザーにとって、WQXGAは依然として魅力的な選択肢の一つである。

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