【ITニュース解説】Types of CSS: Inline, Embedded, and External
2025年09月16日に「Dev.to」が公開したITニュース「Types of CSS: Inline, Embedded, and External」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
Webサイトの見た目を整えるCSSには、「インライン」「埋め込み」「外部」の3つの適用方法がある。インラインはHTML要素内に直接、埋め込みはHTMLファイル内のhead部に、外部は別のCSSファイルに記述する。それぞれメリット・デメリットがあり、プロジェクトの規模に合わせて使い分けることが重要だ。特に外部CSSは、大規模サイトでの保守性や再利用性に優れている。
ITニュース解説
ウェブサイトを開発する際、その見た目を魅力的にし、利用者が使いやすいように整えることは非常に重要だ。この見た目を司るのがCSS(Cascading Style Sheets)という技術である。CSSを使うことで、色やフォント、レイアウトなど、ウェブページのあらゆる視覚的要素を自由にデザインできる。しかし、CSSをHTMLに適用する方法は一つではなく、主に三つの異なる方法があることを知っておくべきだ。これらを理解することは、きれいで、後から修正しやすい(保守しやすい)コードを書く上で欠かせない。ここでは、それぞれのCSSの適用方法について、その特徴や使い方、そしてそれぞれの利点と欠点を詳しく解説する。
一つ目の方法は「インラインCSS」だ。これは、HTMLの個々の要素の中に直接スタイルを書き込む方式である。例えば、段落(<p>タグ)の文字の色を青に、大きさを18ピクセルにしたい場合、<p style="color: blue; font-size: 18px;">この段落はインラインスタイルです。</p>のように、styleという属性を使ってその要素の中にスタイルを記述する。この方法の利点は、非常に手軽にスタイルを適用できる点にある。特定の要素に対してだけ素早く変更を試したい場合や、一時的な修正を行う場合に便利だ。記述したスタイルはその特定の要素にのみ影響するため、他の部分への意図しない影響を心配する必要がない。しかし、欠点も大きい。ウェブサイトが大きくなり、HTMLファイル内の要素が増えてくると、各要素にスタイルが直接書き込まれるため、HTMLコード自体が非常に複雑で読みにくくなってしまう。これにより、後からスタイルを修正したり、同じスタイルを複数の要素に適用したりするのが非常に困難になる。結果として、コードの保守性や再利用性が著しく低くなるため、大規模なプロジェクトで多用することは推奨されない。主に、急な修正や、他に影響を与えたくない単一要素への独自のスタイル設定といった、ごく限られた状況での使用が最も効果的だ。
二つ目の方法は「埋め込みCSS」、または「内部CSS」とも呼ばれるものだ。これは、HTMLドキュメントの<head>セクションの中に、<style>タグを使ってまとめてスタイルを記述する方式である。具体的には、HTMLファイルの冒頭にある<head>タグの中に<style>タグを配置し、その中にCSSのルールを記述する。例えば、同じHTMLファイル内のすべての段落(<p>タグ)の文字の色を緑に、大きさを20ピクセルにしたい場合、<head>内に<style> p { color: green; font-size: 20px; } </style>と書く。この方法の大きな利点は、インラインCSSのように各HTML要素の中にスタイルが散らばるのを避け、内容(HTML)とスタイル(CSS)をある程度分離できる点だ。これにより、一つのHTMLファイル内で複数の要素にまとめてスタイルを適用しやすくなるため、インラインCSSよりも管理がしやすい。特に、単一ページで構成されるウェブサイトの場合、すべてのスタイルを一つのファイル内に収めることができるため、非常に効率的だ。しかし、この方法もやはり限界がある。記述したスタイルはそのHTMLファイルの中にしか適用されないため、もしウェブサイトが複数のページで構成されている場合、各ページごとに同じスタイルを繰り返し記述する必要が出てくる。これは非常に非効率的であり、大規模なサイトではスタイルの管理が煩雑になる原因となる。そのため、小規模なプロジェクトや、CSSの再利用をグローバルに行う必要がない単一ページのウェブサイトに適している。
三つ目の方法は「外部CSS」だ。これは、CSSのスタイルルールをHTMLファイルとは完全に独立した、別の.cssという拡張子を持つファイルに保存し、そのCSSファイルをHTMLドキュメントからリンクして利用する方式である。例えば、styles.cssというファイルを作り、その中にp { color: red; font-size: 22px; }といったスタイルルールを記述する。そして、HTMLファイルの<head>セクションの中で、<link rel="stylesheet" href="styles.css">というタグを使ってこのCSSファイルを読み込む。この方法の最大の利点は、複数のHTMLページにわたって一貫したデザインを簡単に実現できる点だ。スタイルがすべて独立した.cssファイルにまとめられているため、HTMLコードが非常にすっきりとして読みやすくなる。また、ウェブサイト全体のデザインを変更したい場合でも、この.cssファイルを修正するだけで、リンクされているすべてのHTMLページにその変更が反映されるため、保守や更新が圧倒的に容易になる。さらに、デザイン担当者と開発担当者がそれぞれHTMLファイルとCSSファイルに独立して作業できるため、共同での開発作業もスムーズに進められる。多くのプロフェッショナルなウェブサイト開発で推奨される方法である。しかし、いくつかの欠点も存在する。HTMLファイルがCSSファイルを読み込むために、追加のHTTPリクエストが発生するため、ページの読み込みにわずかながら時間がかかる可能性がある(ただし、これはキャッシュ機能などを使って最適化できる場合が多い)。また、もしCSSファイルへのネットワーク接続ができない場合、HTMLページはスタイルが適用されずに表示されてしまう可能性がある。これらの点を考慮しても、中規模から大規模なプロジェクト、あるいは複数ページにわたるウェブサイトで一貫したデザインを求める場合には、外部CSSが最も強力で効率的な選択肢となる。
これらの三つのCSS適用方法は、それぞれ異なる特性と最適な使いどころを持っている。インラインCSSは、特定の要素への一時的な修正や単独のスタイル設定に手軽さを提供する。埋め込みCSSは、単一のHTMLファイル内でスタイルと内容を分離し、小規模なプロジェクトや単一ページのサイトに適している。そして外部CSSは、複数のページにわたる大規模なウェブサイトにおいて、優れた保守性、高い再利用性、そして一貫したデザインの適用を可能にする最も強力な方法だ。プロジェクトの規模や要件に応じて、これらの方法を適切に使い分けることが、クリーンで管理しやすいウェブサイトを構築するための鍵となる。最終的に、プロフェッショナルなウェブ開発では外部CSSが主流となるが、それぞれの方法の利点と欠点を理解しておくことで、あらゆる状況に対応できる柔軟性と制御能力を得ることができるだろう。