【ITニュース解説】Mario, Metroid, Virtual Boy and more: all the biggest announcements from today's Nintendo Direct
2025年09月13日に「Engadget」が公開したITニュース「Mario, Metroid, Virtual Boy and more: all the biggest announcements from today's Nintendo Direct」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
今回のNintendo Directでは、Switch 2向けに多数の新作・移植が発表された。マリオ新作映画やゲームの他、ポケモン初のライフシミュレーション「ポケモン ポコピア」、ファイアーエムブレム新作が登場。メトロイドプライム4などの発売日も発表され、バーチャルボーイのゲームがNintendo Switch Onlineに追加されるなど、盛りだくさんの内容だった。
ITニュース解説
この度の任天堂の新作発表会「Nintendo Direct」では、特に大きな注目が集まった。その理由は、任天堂が「Switch 2」という新たなゲーム機を投入する時期にあるため、この新ハードウェア向けの多彩なゲームラインナップが一挙に公開されたからだ。約1時間にわたるこの発表会では、多くの期待を超える情報が盛り込まれていた。
まず、日本の「スーパーマリオブラザーズ」発売40周年という大きな節目に関連するニュースが複数発表された。今後公開されるマリオ映画の正式タイトルが「The Super Mario Galaxy Movie」となることが明かされ、アメリカでは来年4月3日に公開される予定だ。新しい3Dマリオゲームの発表はなかったが、新たなテニスゲーム「Mario Tennis Fever」がSwitch 2向けに2月に登場する。これは2018年以来の新作となる。さらに、ヨッシーの新作アドベンチャー「Yoshi and the Mysterious Book」もSwitch 2向けに開発中で、来春の発売を予定している。人気の「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」もSwitch 2版が来春に登場し、新たなマルチプレイモードが追加される。これらに先立ち、Wiiの名作「スーパーマリオギャラクシー」と「スーパーマリオギャラクシー2」が、現行のNintendo Switch向けに今年10月2日に配信される。これらはダウンロード版で個別購入もバンドル購入も可能で、物理版は両タイトルを収録した70ドルで提供される。特筆すべきは、これらのタイトルがSwitch 2でプレイする際には4K解像度に対応するという点だ。これは、旧作が新しいハードウェアの性能を活かしてより美しいグラフィックで楽しめるようになることを意味する。また、マリオギャラクシーシリーズからは「アミーボ」というゲーム連動フィギュアも2種類発売される予定だ。
次に、「ドンキーコング バナンザ」の有料ダウンロードコンテンツ(DLC)「DK Island & Emerald Rush」が発表され、発表会当日から20ドルで配信が始まった。このDLCでは、ドンキーコングの故郷の島を舞台に、新しいキャラクターとの出会いや、メインストーリークリア後に挑戦できるタイムアタックモード「エメラルドラッシュ」が追加される。本体ゲームの体験版も同時に配信され、まだこのゲームをプレイしていない人も気軽にその楽しさを試すことができる。
多くの人が期待していた「どうぶつの森」シリーズの新作発表はなかったが、代わりに「ポケモン ピコピア」という全く新しいポケモンゲームが発表された。これはポケモン初のライフシミュレーションゲームで、プレイヤーは人間に変身したメタモンとなり、何もなかった土地を自分とポケモンたちのための心地よい楽園へと変えていく。メタモンは他のポケモンの能力を借りて草花に水をやるといったユニークなアクションも可能で、Switch 2向けに2026年の発売が予定されている。
任天堂は今回の発表会で、Switch 2向けの2026年のラインナップを本格的に充実させ始めた。「ファイアーエムブレム」シリーズの新作「Fire Emblem: Fortune's Weave」もその一つで、Switch 2向けに同じく2026年に発売される。これは従来のシリーズと同様に、ターン制の戦略RPGとなる。
待望の発売日が明らかになったタイトルも複数あった。「Metroid Prime 4: Beyond」は、SwitchとSwitch 2の両方に対応し、今年の12月4日に登場する。主人公サムスがスタイリッシュなバイクに乗る新たな姿も披露された。「Hades 2」も、SwitchとSwitch 2向けに9月25日に発売されることが決定した。PC版は同日に早期アクセスを終了し、正式版がSteamとEpic Games Storeで配信される。さらに、PC版とSwitch/Switch 2版の間でセーブデータを共有できる「クロスセーブ」機能に対応し、Switch 2のドックモードでは120fpsという非常に滑らかなゲームプレイがサポートされる。これは、新しいハードウェアの処理能力を示す大きなポイントだ。
昨年4月にSwitch 2のローンチ発表会で告知されていた「ゼルダ無双 時代の監獄」の発売日も、今年の11月6日に決定した。このゲームでは、ゼルダ姫が過去へとタイムトラベルし、ハイラル王国の初代国王ラウルと王妃ソニアと出会う。プレイヤーは彼らと共にガノンドロフと対峙し、物語の中で「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」で示唆された古代の真実を明らかにしていく。この作品は画面分割や「GameShare」という機能を使って2人協力プレイが可能で、ゼルダ、ラウル、ソニアといった主要キャラクターだけでなく、なんとコログも操作できる。
任天堂以外の開発会社による「AAA」と呼ばれる大規模なゲームタイトルもSwitch 2に登場する。カプコンの「バイオハザード」シリーズからは「Resident Evil Requiem」がSwitch 2向けに、そして「Resident Evil 7: Biohazard」と「Resident Evil Village」がSwitch向けに、いずれも来年2月27日に発売される。スクウェア・エニックスの「Final Fantasy VII Remake Intergrade」も来年1月22日にSwitch 2向けに登場する。これらの大手タイトルの参入は、Switch 2が主要なゲームプラットフォームとして認められている証拠だ。
インディーゲームの分野でも、Switch 2への対応が進んでいる。多くの人気を博したインディーゲームがSwitch 2向けにバージョンアップされる予定だ。例えば、協力プレイで人気の「Overcooked 2」は、Switch 2版では4K解像度と60fpsの滑らかな動作、さらにGameShareと、プレイヤーの顔を画面に表示する「CameraPlay」に対応し、今年のホリデーシーズンに登場する。田園生活シミュレーションの「Stardew Valley」も、Switch 2版でGameShareによる協力プレイ、マウス操作、4人画面分割、8人オンラインプレイに対応し、この秋に発売される。Switch版を既に持っているプレイヤーは、Switch 2版への無料アップグレードが可能となる。「Human Fall Flat」も2026年春にSwitch 2向けに登場し、マウス操作、GameShare、8人マルチプレイに対応する。「Powerwash Simulator 2」も、Switch 2向けにこの秋の発売が予定されている。これらの発表は、インディーゲーム開発者にとってもSwitch 2が魅力的なプラットフォームであることを示している。既存のゲームが新ハードウェアで進化し、より多くのプレイヤーに届く機会が増えるだろう。
そして、世界中で大ヒットしたパズルゲーム「Suika Game(スイカゲーム)」の続編「Suika Game Planet」も発表された。この新作は、従来の直線的なコンテナではなく、円形のステージでフルーツを合わせていくという新しい仕組みが導入される。SwitchとSwitch 2向けにこの冬に登場し、Switch 2版ではGameShareを通じて最大4人での協力プレイが可能となる。
最後に、今回の発表会で最も意外なニュースの一つが、任天堂の過去のゲーム機「バーチャルボーイ」のゲームが「Nintendo Switch Online + Expansion Pack」に追加されるというものだった。バーチャルボーイは、任天堂がNINTENDO64に注力していた時期に発売され、商業的には成功しなかったものの、そのユニークなコンセプトで知られる。これらのゲームをプレイするには、オリジナルのバーチャルボーイを模した専用のアクセサリーが必要となる。100ドルのプラスチック製と25ドルの段ボール製の2種類が用意され、これらは現行のNintendo SwitchとSwitch 2の両方に対応する。これは、過去のゲーム資産を新しい技術とハードウェアで再体験できる機会を提供するとともに、任天堂の多様な挑戦の歴史を振り返る機会となる。
今回のNintendo Directは、Switch 2という新世代のゲーム機が、既存の人気シリーズの新作や過去作の進化版、そして全く新しい挑戦的なタイトル、さらにサードパーティやインディーゲームまで、非常に幅広いゲーム体験を提供しようとしていることを明確に示した。特に、4K解像度や120fps、GameShare、クロスセーブといった新しいハードウェアの性能や機能を活用したゲーム開発の方向性は、システムエンジニアを目指す皆さんにとって、今後のゲーム業界の技術トレンドを理解する上で非常に参考になるだろう。ゲームは単なる娯楽に留まらず、最先端の技術が投入される分野であり続けている。