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【ITニュース解説】Track Your Net Worth Monthly in Google Sheets (Assets, Debts, and a Growth Chart)

2026年10月23日に「Dev.to」が公開したITニュース「Track Your Net Worth Monthly in Google Sheets (Assets, Debts, and a Growth Chart)」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

Google Sheetsで純資産(資産から負債を引いた額)を追跡する方法を解説。資産と負債を登録し、毎月の残高を入力するだけで自動計算する。純資産の増減、負債比率、カテゴリ別内訳を表示し、推移をグラフで可視化できるため、お金の流れを把握しやすい。

ITニュース解説

システムエンジニアを目指す皆さんにとって、技術的なスキルだけでなく、自身の財務状況を正確に把握する能力もまた重要である。今回紹介するのは、Google Sheetsを活用して、自分の純資産を毎月追跡し、お金の流れを「見える化」する具体的な方法だ。これはデータを整理し、分析する実践的な訓練にもなるだろう。

純資産とは、自分が持っている資産の合計から、借りている負債の合計を差し引いた金額のことである。銀行口座の残高だけでは、資産全体と負債のバランスは見えない。純資産という一つの指標を継続的に追跡することで、自分のお金が増えているのか、減っているのか、その動向を客観的に把握できる。このGoogle Sheetsを利用した追跡システムは、約10分で設定が完了し、毎月の更新作業も2分程度で済む手軽さがある。

最初のステップは、「Accounts」という名前のタブ(シート)を作成し、自身の資産と負債を一覧で管理する表を構築することである。この表の1行目には、「Account」(口座名)、「Type」(種類)、「Category」(カテゴリー)という見出しを設定する。例えば、普通預金であれば「Account」に「Checking」、「Type」に「Asset」(資産)、「Category」に「Cash」(現金)と入力する。その他、高利回り貯蓄、確定拠拠出年金(401(k))、車、クレジットカードの負債、学生ローンなども同様に記載する。ここで重要なのは、「Type」列に「Asset」または「Debt」のみが入力されるよう、「データ入力規則」を設定することだ。これにより、入力ミスによる計算エラーを防ぎ、データの正確性を保つことができる。

次に、この「Accounts」タブの同じシート上に、各月の残高を記録するためのグリッドを作成する。D1セルに任意の開始日(例: 2026年10月1日)を入力し、E1セルには「=EDATE(D1, 1)」という関数を入力する。このEDATE関数は、指定した日付から1ヶ月後の日付を計算する。E1セルを右にドラッグすると、自動的に連続した月のヘッダーが生成される。1行目の日付は、「2026年10月」のような短い形式でカスタムフォーマットすると見やすくなる。毎月一度、それぞれの口座の現在の残高を、該当する月の列に入力する。負債(クレジットカードやローンなど)は、後の計算で自動的に差し引かれるため、ここではマイナスではなく、正の数(借りている金額)として入力することに注意が必要だ。

その後、各月の資産合計、負債合計、純資産を計算する。口座一覧の下の行(例えば10行目以降)に、「Assets」(資産合計)、「Debts」(負債合計)、「Net worth」(純資産)というラベルを設定する。D10セルには、その月の資産の合計を計算する「=SUMIF($B$2:$B$8, "Asset", D2:D8)」という関数を入力する。これは、「Type」列($B$2:$B$8)で「Asset」と指定されている行の、D列(その月)の残高を合計する。D11セルには、負債の合計を計算する「=SUMIF($B$2:$B$8, "Debt", D2:D8)」を入力する。そして、純資産は「=D10 - D11」として、資産合計から負債合計を差し引いて算出する。これらの計算式をD10:D12の範囲で選択し、右にドラッグすることで、全ての月の合計値が自動的に計算される。ドル記号($)は、特定の列(B列)を固定したまま計算範囲が移動するのを助ける。

さらに、前月からの純資産の「変化」を追跡する項目を追加する。13行目に「Change」というラベルを付け、最初の月(D13)は空白とする。E13セルには、「=IF(COUNT(E2:E8)=0, "", E12 - D12)」という関数を入力する。これは、もしその月の残高データが入力されていなければ空白を返し、入力されていればその月の純資産から前月の純資産を差し引いて、変化額を表示する。これを右にドラッグすれば、毎月の純資産の増減額が明確になる。変化がマイナス(純資産の減少)の場合には、条件付き書式設定でセルのテキストを赤にするなどして、視覚的に目立たせると良い。

次に、「負債対資産比率」(Debt ratio)を計算する。14行目に「Debt ratio」というラベルを付け、D14セルに「=IF(D10=0, "", D11 / D10)」と入力する。これは、負債合計を資産合計で割ることで、資産全体に占める負債の割合を算出する。資産がゼロの場合にエラー表示にならないよう、IF関数で処理を分岐させている。この比率はパーセンテージ形式で表示すると分かりやすい。多くの人にとって50%以下が健全な状態とされており、この比率が月ごとに減少していくのを見ることは、財務改善のモチベーションにつながる。

これらの数値データを視覚的に把握するためには、「成長チャート」(Growth chart)が有効である。Google Sheetsの機能を使って、月のヘッダー行(1行目)と純資産の合計行(12行目)を選択し、折れ線グラフを挿入する。これにより、時間の経過とともに純資産がどのように推移しているのか、そのトレンドを直感的に把握できる。データが追加されるたびにグラフが自動的に更新されるため、常に最新の進捗状況を確認できる。

最後に、資産の内訳をカテゴリー別に素早く把握するための表を作成する。シートの右側の空いているスペースに、「Cash」「Retirement」「Property」などのカテゴリー名を縦に並べた小さな表を作る。それぞれのカテゴリー名の隣のセルに、「=SUMIF($C$2:$C$8, H2, INDEX($D$2:$Z$8, 0, COUNTA($D$1:$Z$1)))」のような関数を入力する。ここでH2はカテゴリー名が入力されているセルを指す。この関数は、「COUNTA($D$1:$Z$1)」で一番右にある(最新の)月のヘッダーを特定し、その最新月の列から「INDEX($D$2:$Z$8, 0, ...)」でデータを抽出し、「SUMIF」関数で指定されたカテゴリーの合計値を計算する。これにより、常に最新月の資産の内訳をカテゴリー別に確認できる。このカテゴリー別の内訳を円グラフにすれば、資産の配分状況が視覚的に明確になる。

以上が、Google Sheetsを使って純資産を追跡し、自身の財務状況を詳細に把握するための手順である。このシステムは、資産と負債の全体像を明確にし、毎月の変化、負債比率、そして長期的な進捗を効果的に可視化する。システムエンジニアの学習を進める中で、このようなデータ管理と分析、可視化のスキルは実社会で幅広く役立つため、ぜひこの方法を実践して自分の財務状況を管理してほしい。

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