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G4 FAX(ジーフォーファックス)とは | 意味や読み方など丁寧でわかりやすい用語解説

G4 FAX(ジーフォーファックス)の意味や読み方など、初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

作成日: 更新日:

読み方

日本語表記

ジーフォファックス (ジーフォファックス)

英語表記

G4 FAX (ジーフォーファックス)

用語解説

G4 FAXとは、FAX通信における規格の一つで、ITU-T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)によって勧告された高速なデジタルFAX通信方式のことである。従来のG3 FAXに比べて、より高速かつ高画質な画像伝送を可能にする。

G4 FAXの概要は、主にISDN回線を使用し、エラー訂正機能を持つことが挙げられる。G3 FAXが主にアナログ回線を使用するのに対し、G4 FAXはデジタル回線を使用することで、ノイズの影響を受けにくく、安定した通信を実現する。また、G3 FAXと比較して、データ圧縮技術も高度化されており、同じ画質の画像をより少ないデータ量で伝送できるため、通信時間の短縮にも貢献する。

詳細について説明する。まず、G4 FAXの通信プロトコルは、主にT.38を使用する。T.38は、IPネットワーク上でFAXをリアルタイムに伝送するためのプロトコルであり、G4 FAXをインターネットFAXとして利用する場合に用いられることが多い。従来のG3 FAXでは、音声信号としてFAXデータを伝送していたため、IPネットワーク上での伝送は品質劣化の問題があったが、T.38を用いることで、データ形式でFAXを伝送し、品質劣化を抑制することができる。

G4 FAXは、エラー訂正機能を備えている。通信中に発生するデータ欠損や誤りを自動的に検出し、修正することで、より正確な画像伝送を実現する。G3 FAXにもエラー訂正機能は存在するが、G4 FAXではより高度な方式が採用されており、エラーに対する耐性が向上している。

G4 FAXで使用されるデータ圧縮技術としては、主にMMR(Modified Modified READ)方式やJBIG(Joint Bi-level Image Experts Group)方式が用いられる。MMR方式は、G3 FAXでも使用されているMH(Modified Huffman)方式やMR(Modified READ)方式を改良したもので、より高い圧縮率を実現する。JBIG方式は、白黒二値画像を対象としたより高度な圧縮方式であり、複雑な図面や文字を含む画像の圧縮に適している。これらの圧縮技術により、G4 FAXはG3 FAXと比較して、同じ画質の画像を約1/4から1/8程度のデータ量で伝送できる。

G4 FAXの主な利点としては、高速な通信速度、高画質な画像伝送、エラー耐性の向上などが挙げられる。高速な通信速度は、通信コストの削減や業務効率の向上に貢献する。高画質な画像伝送は、図面や写真など、細部の情報が重要な文書の伝送に適している。エラー耐性の向上は、通信環境が悪い場所でも安定した通信を実現する。

G4 FAXは、導入コストが高いというデメリットもある。G4 FAXに対応した機器や回線が必要となるため、初期投資がかかる場合がある。また、G3 FAXと比較して、対応している機器が少ないという点も考慮する必要がある。しかし、近年では、インターネットFAXの普及により、G4 FAXを比較的容易に利用できるようになってきている。

G4 FAXは、高速かつ高画質なFAX通信を求める場合に有効な選択肢となる。特に、大量のFAXを送受信する場合や、高精細な画像を伝送する必要がある場合には、G4 FAXのメリットを最大限に活かすことができる。しかし、導入コストや対応機器の制約も考慮し、自社のニーズに合ったFAX通信方式を選択することが重要である。G3 FAX、IP-FAXなど、他の方式と比較検討し、最適なソリューションを見つけることが望ましい。

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