【ITニュース解説】APIパラメータ入門:Query・Path・Bodyの違いと使い分け
2025年09月16日に「Qiita」が公開したITニュース「APIパラメータ入門:Query・Path・Bodyの違いと使い分け」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
APIでは、情報を渡すパラメータにQuery, Path, Bodyの種類がある。これらを正しく使い分けないとエラーになるため、その違いと適切な利用方法を理解するのが重要だ。本記事では、初心者向けに各パラメータの特徴と使い分けを解説する。
ITニュース解説
システムエンジニアを目指す上で、APIは避けて通れない重要な技術要素だ。Webサービスやアプリケーション間の連携において、APIはまるで共通の言語のように機能し、互いの情報をやり取りする窓口となる。このAPIを効果的に利用するために不可欠なのが「パラメータ」の概念である。パラメータとは、APIに対して「どのような操作をしたいか」「どのデータに対して操作を行うか」といった具体的な指示を伝えるための情報だ。初心者がAPIを扱う際、このパラメータをどこにどのように記述すればよいか迷うことが多いが、主要なパラメータの種類にはQuery、Path、Bodyの三つがあり、それぞれ明確な役割と使い分けが存在する。
まず「Pathパラメータ」について説明する。これはURLの「パス」、つまりAPIエンドポイントの道筋の一部として直接埋め込まれる情報だ。例えば、ユーザー情報を取得するAPIが/users/{id}という形式で提供されている場合、{id}の部分に具体的なユーザーの識別子(ID)を記述する。/users/123と指定すれば、IDが123のユーザー情報を指し示すことになる。Pathパラメータの主な役割は、操作の対象となる「特定のリソース」を一意に識別することだ。特定のユーザーの情報を取得したり、特定の記事を更新したり、特定の商品を削除したりといった場合に、その対象を正確に指し示すために用いられる。URL構造の一部として組み込まれるため、APIの設計段階でそのリソースをどのように識別するかを定義する際に重要な要素となる。Pathパラメータは、シンプルかつ直感的にリソースを特定できるため、RESTful APIの設計において中心的な役割を果たす。
次に「Queryパラメータ」について解説する。これはURLの末尾に「?」を付けてから記述され、複数のパラメータを指定する場合には「&」で区切って連結する。それぞれのパラメータは「キー=値」の形式で表現される。例えば、/users?name=tanaka&age=30といった形だ。Queryパラメータは、リソース自体を特定するのではなく、その「取得方法」や「表示方法」に付随する「補助的な条件」を指定するために使われる。例えば、ユーザーの一覧を取得する際に、特定の名前でフィルタリングしたり、年齢で並べ替えたり、表示件数を制限したり、ページ番号を指定して分割表示(ページネーション)したりする場合に利用される。Queryパラメータはオプション的な情報として扱われることが多く、APIによっては指定しなくても動作するが、指定することでより柔軟なデータの取得が可能になる。検索条件やフィルタリング条件、ソート順など、データ取得時の細かな調整に非常に適している。
最後に「Bodyパラメータ」について説明する。これはHTTPリクエストの「ボディ(本文)」に含めて送信されるデータである。PathパラメータやQueryパラメータがURLの一部として可視化されるのに対し、Bodyパラメータはリクエストの内部に格納されるため、直接URLには表示されない。Bodyパラメータは主にPOST、PUT、PATCHといった、リソースの「作成」や「更新」を行うリクエストで利用される。GETリクエストでは基本的に使用しない。例えば、新しいユーザーを作成する際に、ユーザーの名前、メールアドレス、パスワードといった複数の情報をまとめてAPIに渡したい場合、これらのデータはリクエストボディに格納される。JSON(JavaScript Object Notation)やXMLといった構造化されたデータ形式が用いられることが一般的だ。PathやQueryパラメータでは表現しきれないような、複雑な構造を持つデータや大量のデータを送る際に、Bodyパラメータが非常に有効となる。リソースに新しい状態を設定したり、既存のリソースを更新するための「データ本体」を伝える役割を担っている。
これら三つのパラメータの使い分けは、APIの設計と利用において非常に重要だ。 Pathパラメータは「どのリソースか」という識別情報を伝えるために使う。 Queryパラメータは「そのリソースをどのように取得したいか」という補助的な条件を伝えるために使う。 Bodyパラメータは「そのリソースにどんなデータを与えたいか」というデータ本体を伝えるために使う。 この役割を理解せず、例えばリソースを特定するためのIDをQueryパラメータで送ったり、フィルタリング条件をBodyで送ったりすると、APIが意図した通りに動作しなかったり、エラーになったりする。システムエンジニアとしてAPIと対話する際には、APIドキュメントを読み解き、各パラメータがどの種類に該当し、どのような情報を受け付けるのかを正確に把握することが求められる。初心者がつまずきやすい点でもあるが、それぞれのパラメータの役割と特性をしっかり理解すれば、APIとのスムーズな連携が可能となり、より複雑なシステム開発へと応用できるようになるだろう。