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【ITニュース解説】AZURE HIERARCHY & MICROSOFT EXTRA ID

2026年09月12日に「Dev.to」が公開したITニュース「AZURE HIERARCHY & MICROSOFT EXTRA ID」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

Azureは管理グループ、サブスクリプション、リソースグループ、リソースの4階層でリソースを整理・管理する。Microsoft Entra IDは、クラウドでのID認証・認可とアクセス管理を担い、多要素認証などでセキュリティを強化するサービスである。

出典: AZURE HIERARCHY & MICROSOFT EXTRA ID | Dev.to公開日:

ITニュース解説

クラウドコンピューティングの学習を始めるシステムエンジニア志望者にとって、Microsoft Azureは避けて通れない重要なプラットフォームの一つだ。Azureは、ウェブサイトのホスティングから複雑なデータ分析まで、ITインフラをクラウド上で構築し運用するための多様なサービスを提供している。ここでは、Azureの基本的な構造と、クラウドサービスを安全に利用するためのID管理システムについて、初心者にも理解しやすいように解説する。

まず、Azureのサービスを効率的に利用し、適切に管理するためには、「Azureの階層構造」を理解することが不可欠となる。これは、MicrosoftがAzure上で提供される膨大なリソースや設定を、どのように整理し、管理しているかを示す枠組みである。この階層構造は、管理のしやすさ、セキュリティの適用、コストの管理といった面で非常に重要な役割を果たす。

Azureの階層構造は、主に四つのレベルで構成されている。最も上位に位置するのが「管理グループ」である。これは、複数の「サブスクリプション」を一つにまとめ、それら全体に対して共通のポリシーやガバナンスルールを一元的に適用するためのコンテナだ。大規模な組織で複数の部署がそれぞれAzureを利用する場合でも、管理グループを使うことで、会社全体としてのセキュリティ基準やコスト管理の方針を統一的に適用できる。

次に、「サブスクリプション」がある。これは、Azureを利用する上での課金の境界線となる単位で、Azureサービスの利用料金はサブスクリプションごとに計算される。また、各サブスクリプションは、利用できるリソースの上限(クォータ)を持ち、個別の環境として論理的に分離されている。例えば、開発環境と本番環境を別のサブスクリプションに分けることで、誤操作による影響を最小限に抑えることが可能になる。それぞれのサブスクリプションは、後述するMicrosoft Entra IDというID管理サービスと紐付けられている。

その下位にあるのが「リソースグループ」だ。これは、関連するAzureリソースをひとまとめにして管理するための論理的なコンテナである。例えば、一つのアプリケーションを構成する仮想マシン、データベース、ストレージアカウントといった複数のサービスを、まとめて一つのリソースグループに入れることができる。これにより、アプリケーション全体のライフサイクル管理、つまり、作成から更新、削除までを一貫して行うことが容易になる。特定のアプリケーションの利用を停止する際に、そのアプリケーションに関連するすべてのリソースをリソースグループごと削除するといった運用が可能になるため、管理が格段にシンプルになる。

そして、階層構造の最下位に位置するのが、実際のクラウドサービスである「リソース」だ。これらは、Azure上で実際に利用する具体的なサービスやコンポーネントを指す。例えば、データを保存するためのストレージアカウント、アプリケーションを実行するための仮想マシン、ウェブサイトを公開するためのApp Serviceなどがこれにあたる。これら個々のリソースが、リソースグループの中に配置され、サブスクリプションを通じて利用され、管理グループによって大枠のガバナンスが適用される、という流れで管理される。

次に、クラウドサービスを安全に利用するために不可欠な「Microsoft Entra ID」について解説する。これは、旧称Azure Active Directoryとして知られていたサービスで、Microsoftが提供するクラウドベースのIDおよびアクセス管理サービスである。Azureをはじめとする様々なクラウドサービスへのログインや、それらのサービスへのアクセス権限を管理するセキュリティの要となる。Microsoft Entra IDは、ユーザーやアプリケーションの身元を確認し、どのリソースにどの程度のアクセス権限があるかを判断する、重要なセキュリティ機能を担っている。

Microsoft Entra IDはいくつかの重要なコンポーネントで構成されている。一つは「ユーザーとグループ」の管理だ。ユーザーとは、Azureサービスにアクセスする個人(例えば、richygreat@example.comのようなアカウント)や、アプリケーションが他のサービスにアクセスする際に使用するサービスプリンシパル(システムアカウントのようなもの)を指す。一方、グループは、複数のユーザーをまとめることで、アクセス権限を一括して管理するために用いられる。例えば、「営業チーム」や「経理監査」といったグループを作成し、そのグループに属する全員に特定のアクセス権限を与えることができる。これにより、個々のユーザーに権限を付与する手間を省き、管理を簡素化できる。

二つ目のコンポーネントは「条件付きアクセス」だ。これは、ユーザーが特定の条件下でサービスにアクセスしようとした際に、追加のセキュリティ要件を強制する機能である。例えば、会社外のネットワークからアクセスする場合や、不慣れなデバイスからのログインを検知した場合に、多要素認証(MFA)という、パスワード以外の要素(スマートフォンの認証アプリや指紋認証など)での追加認証を求めることで、ログインのセキュリティを大幅に強化する。これは、不正アクセスからの保護に非常に有効な手段となる。

三つ目のコンポーネントは「アプリ登録」である。Microsoft Entra IDを使用して認証を行うすべてのアプリケーションは、このサービスに登録される必要がある。これにより、アプリケーションがユーザーのID情報に安全にアクセスし、適切に認証・認可を受けることが可能になる。例えば、自社で開発したウェブアプリケーションが、ユーザーのMicrosoftアカウントでログインできるようにする場合、そのアプリケーションをEntra IDに登録する。

Microsoft Entra IDの主な機能は三つに集約される。第一に「ID管理」で、これはユーザーやアプリケーションのIDを一元的に作成、管理することだ。第二に「認証」で、ユーザーが本人であることを確認するプロセスである。パスワードや多要素認証などを用いて、ログインを許可するかどうかを判断する。第三に「認可」で、認証されたユーザーやアプリケーションが、どのリソースに対してどのような操作(読み取り、書き込み、削除など)を許可されているかを決定し、アクセスを制御することだ。これらの機能が連携し、クラウド環境におけるセキュリティの基盤を築いている。

最後に、Azureを使い始めるための第一歩である「Azureサブスクリプションの作成方法」について簡単に触れる。Azureのサービスを利用するには、まずサブスクリプションを作成する必要がある。これは非常に簡単な手順で行うことができる。最初に、ウェブブラウザでAzureの公式サイトであるazure.microsoft.comにアクセスする。次に、通常はウェブサイト上にある「無料で開始」のようなボタンをクリックする。その後、自身のMicrosoftアカウントでサインインし、本人確認の手順を進める。最終的に、Azureの利用規約に同意することで、新しいサブスクリプションが作成され、Azureサービスの利用を開始できる状態となる。多くのサービスには無料枠が用意されているため、初心者でも気軽にクラウドサービスの学習や試用を始めることが可能だ。この一連の手順を通じて、Azureの世界への入り口が開かれる。

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