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【ITニュース解説】Browser apps that are “better” than Safari (but not really)

2026年09月12日に「Medium」が公開したITニュース「Browser apps that are “better” than Safari (but not really)」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

App Storeで試用したOperaやFirefoxなど、Safariより優れているとされるブラウザアプリについて検証した記事。筆者はそれらのアプリを試し、必ずしもSafariより良いとは限らないという見解を示している。

ITニュース解説

システムエンジニアを目指す上で、Webブラウザは日常的に使うツールであり、その仕組みや特性を理解することは非常に重要だ。Webブラウザはインターネット上の情報にアクセスするための「窓」であり、Webページを正しく表示し、ユーザーが操作できるようにするソフトウェアのことだ。

今回取り上げる記事では、iPhoneやiPadといったApple製デバイスにおいて、標準ブラウザであるSafari以外のブラウザが「本当に優れているのか」という疑問を検証している。結論から言うと、「必ずしもそうではない」というのが筆者の見解だ。この背景には、Appleが自社製品に課しているある重要な技術的制約がある。

Webブラウザは、Webページを読み込み、HTML、CSS、JavaScriptといったコードを解釈して、画面に表示する役割を担っている。この解釈と表示を行う中核部分を「レンダリングエンジン」と呼ぶ。例えば、Google ChromeはBlinkというエンジンを、Mozilla FirefoxはGeckoというエンジンを使用している。しかし、AppleのApp Storeで提供されるすべてのブラウザアプリは、Appleが開発した「WebKit」というレンダリングエンジンを使用することが義務付けられている。

これはどういうことかというと、たとえあなたがiPhoneにFirefoxやBrave、Microsoft Edgeといったブラウザをインストールしたとしても、それらのブラウザは内部的にはSafariと同じWebKitエンジンを使ってWebページを表示している、ということだ。PC版のFirefoxがGeckoを、PC版のChromeやEdgeがBlinkを使っているのとは異なり、iOS版のこれらブラウザはすべてWebKitの上に「独自のインターフェースや追加機能」を乗せたものなのだ。

この制約があるため、iOS上の各ブラウザの「Webページの表示速度」や「互換性(Webサイトが正しく表示されるか)」といったコアな性能においては、Safariと他のブラウザとの間に大きな差は生まれにくい。むしろ、SafariはAppleのOSと最も密接に連携しているため、バッテリー効率やシステム全体のパフォーマンスにおいて有利な場合が多い。

では、なぜ人々はSafari以外のブラウザを選ぶのだろうか。記事の筆者も指摘しているように、その理由は「独自の機能」や「プライバシーへの配慮」、そして「他のデバイスとの同期性」にある。

例えば、Firefoxは、その独立した開発体制とプライバシー重視の姿勢が特徴だ。PC版のFirefoxとiPhone版を連携させれば、ブックマークや閲覧履歴、保存されたパスワードなどをシームレスに同期できる。しかし、PC版で人気の「拡張機能」はiOS版では利用できないため、その恩恵を十分に受けられない場合もある。

Braveブラウザは、広告ブロックとトラッキング保護を標準で搭載している点で際立っている。これにより、多くの広告や追跡スクリプトが読み込まれないため、Webページの読み込みが高速化し、プライバシーも守られる。また、ユーザーが広告を「見る」ことで仮想通貨(BAT)を獲得できるというユニークな報酬システムも持っている。しかし、広告ブロックが強力すぎて、一部のWebサイトが正しく表示されないといった問題が発生することもある。

DuckDuckGo Browserは、徹底したプライバシー保護を最優先するブラウザだ。検索エンジンとしても有名だが、ブラウザ版もユーザーの追跡を一切行わず、広告も表示しない。Webサイトのプライバシー評価を提示する機能もあり、ユーザーはどのサイトがどれだけ自分を追跡しようとしているかを確認できる。シンプルで高速だが、多機能性やカスタマイズ性は他のブラウザに劣る。

Operaは古くからあるブラウザだが、常に革新的な機能を取り入れてきた。特にPC版では、無料のVPN機能やワークスペース機能などが有名だ。iOS版ではVPNは提供されないものの、高速かつ効率的なブラウジング体験を提供し、Web3にも対応するなど先進的な取り組みも見られる。

Microsoft Edgeは、かつてのInternet Explorerとは全く異なる、現代的でパワフルなブラウザに生まれ変わった。現在はChromiumというエンジンをベースに開発されている(ただしiOS版はWebKit)。PC版のEdgeと同期することで、閲覧履歴やコレクション、パスワードなどを共有できる。UIも洗練されており、多くのユーザーにとって使いやすい選択肢となっている。

このように、各ブラウザはSafariと同じWebKitエンジンを使っているにもかかわらず、それぞれが独自の付加価値を提供している。プライバシー保護を重視するならBraveやDuckDuckGo、PCとの連携や多機能性を求めるならFirefoxやEdge、先進的な機能を試したいならOperaといった具合だ。

システムエンジニアを目指す皆さんにとって重要なのは、単に一つのブラウザにこだわるのではなく、それぞれのブラウザがどのような技術的特徴を持ち、どのようなユーザー体験を提供するかを理解することだ。Web開発の現場では、Webサイトがさまざまなブラウザでどのように表示され、動作するかを確認する必要がある。また、プライバシーやセキュリティといった観点から、それぞれのブラウザがどのような対策を講じているかを知ることも重要だろう。

結局のところ、どのブラウザが「優れている」かは、個々のユーザーのニーズや優先順位によって変わる。Webページの表示速度や安定性だけを見れば、iOS上ではSafariが非常に強力な選択肢であり続ける。しかし、特定の機能やプライバシーへのこだわりがあるならば、Safari以外のブラウザも十分に検討する価値がある。エンジニアとして、この多様性と、それを支える技術的な背景を理解することが、より深い洞察と効果的なツール選択につながるだろう。

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