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【ITニュース解説】Code Mode: the better way to use MCP

2025年09月28日に「Hacker News」が公開したITニュース「Code Mode: the better way to use MCP」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

Cloudflareは、セキュリティ機能MCPの新しい利用法「Code Mode」を発表した。開発者はコードを使って認証チャレンジページを柔軟にカスタマイズ・制御でき、Webサイト保護とユーザー体験の両立をより簡単に実現する。

出典: Code Mode: the better way to use MCP | Hacker News公開日:

ITニュース解説

Webアプリケーションファイアウォール(WAF)は、WebサイトやWebサービスをサイバー攻撃から守るための重要なセキュリティ対策だ。インターネットに公開されたシステムは常に様々な脅威に晒されており、WAFはそれらの不正なアクセスや攻撃パターンを検知し、ブロックすることで、システムを安全に保つ役割を担っている。

今回紹介するCloudflareの「Code Mode」は、このWAFのルール設定を、より効率的かつ安全に管理するための画期的な新機能だ。これまで主にGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を通じて行われてきたWAFの設定を、「コード」として記述し、管理できるようにするものだ。

従来のWAF設定は、特にルール数が増えたり、複数のチームで管理したりする場合に多くの課題があった。GUIによる操作は直感的である反面、ルールが複雑化するにつれて、全体像の把握が難しくなる。どのルールがいつ、誰によって変更されたのかを追跡することも困難で、誤った設定がシステム全体に深刻な影響を与えるリスクもあった。また、設定変更を本番環境に適用する前に、事前にテストすることが難しいという問題も抱えていた。セキュリティ対策は常に変化する脅威に対応する必要があり、迅速かつ正確なルール更新が求められるが、GUIだけの運用では限界があったのだ。

Code Modeはこれらの課題を解決するために登場した。最も重要なのは、WAFのルール設定をYAMLやJSONといったテキスト形式のファイルとして記述できるようになった点だ。これにより、WAFの設定は単なるGUI上の操作から、プログラミングコードと同じように扱える「宣言的な設定」へと進化した。宣言的な設定とは、システムのあるべき最終状態を記述する方式であり、その状態に至るまでの具体的な手順を記述する命令的な設定とは異なる。

コードとしてWAF設定を管理できることの最大のメリットは、バージョン管理システムであるGitと連携できることだ。Gitを使えば、設定ファイルの変更履歴を詳細に追跡し、誰がいつ、どのような変更を加えたのかを明確に把握できる。もし設定に問題が発生しても、いつでも過去の安定したバージョンに簡単に戻すことが可能になる。これは、システムの安定性を保つ上で極めて重要な機能だ。複数のエンジニアが共同でWAFルールを開発・管理する際にも、Gitを通じて競合を避けながら効率的に作業を進められる。

さらに、Code ModeはCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)パイプラインとの連携を可能にする。開発者がアプリケーションのコードをテストし、デプロイするのと同じように、WAFの設定変更も自動的にテストし、検証し、安全にデプロイできるようになった。例えば、新しいWAFルールを追加する際に、それが既存のアプリケーションの動作に悪影響を与えないか、意図しない通信をブロックしないかなどを、自動テストを通じて確認できる。これにより、手作業によるミスを減らし、より迅速かつ信頼性の高いセキュリティルールの適用が実現する。ステージング環境でテストを実施し、問題がなければ本番環境に自動的に適用する、といった運用も可能になる。

Code ModeはCloudflareのAPIを介してプログラムから操作することもできる。これにより、セキュリティ運用の自動化が一層進む。例えば、特定のイベントや検知された脅威に応じて、WAFルールを自動的に変更したり、新たな防御策を動的に適用したりすることが可能になる。これは、現代の高度で高速なサイバー攻撃に対応するために不可欠な能力だ。APIを活用することで、独自のツールやスクリプトを作成し、WAFの管理プロセスをさらに最適化することもできる。

テキスト形式でルールを記述することは、チーム内でのコラボレーションも促進する。開発者やセキュリティエンジニアは、コードレビューのようにWAFルールを互いに確認し合い、より質の高いルールを作成できる。また、GUIでは見えにくい複雑な条件も、コードとして記述することで可読性が向上し、誰もが理解しやすくなる。ルール間の依存関係や影響範囲も把握しやすくなり、意図しない設定ミスを防ぐ効果もある。

この記事のタイトルにある「MCP」とは、Cloudflareが提供する包括的なプラットフォーム全体、特に「Managed Cloudflare Platform」におけるWAF機能の文脈で使われていると考えられる。Code Modeは、この広範なCloudflareプラットフォームが提供するセキュリティ機能を、より開発者フレンドリーで、自動化しやすく、信頼性の高い方法で利用できるようにする狙いがある。つまり、Cloudflareのインフラストラクチャを「コードとして」管理する、いわゆる「Infrastructure as Code(IaC)」の原則を、WAF設定にも適用したものと解釈できる。

システムエンジニアを目指す皆さんにとって、このCode Modeのような機能は、今後のシステム開発や運用において非常に重要な考え方を示すものだ。将来、皆さんが大規模なシステムやミッションクリティカルなサービスに携わることになった際、セキュリティ設定やインフラの管理をGUIのみで行うのは非常に困難で、リスクも高いことを理解しておくべきだ。コードとして設定を管理し、バージョン管理やCI/CDパイプラインに組み込むというアプローチは、WAFだけでなく、サーバー、ネットワーク、データベースなど、あらゆるITインフラの管理において、今や標準的な手法となりつつある。この考え方を習得することは、効率的で信頼性の高いシステム構築・運用を行う上で不可欠なスキルとなるだろう。

Code Modeは、セキュリティ設定の管理における開発者体験を大幅に向上させ、より安全で効率的な運用を可能にする。セキュリティはITシステムの根幹をなす要素であり、その設定をプログラマブルに、そして自動化して扱えるようになることは、現代のシステムエンジニアにとって必須のスキルと知識となるだろう。

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