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【ITニュース解説】dely 3 Days エンジニアインターン体験記

2025年09月18日に「Zenn」が公開したITニュース「dely 3 Days エンジニアインターン体験記」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

筆者がdely(現クラシル)の3日間エンジニアインターンを体験した記事。参加のきっかけから具体的な開発内容、エピソード、感想までを詳しく紹介する。システムエンジニアを目指す初心者や、同社のインターンに興味がある学生に役立つ情報が満載だ。

ITニュース解説

dely(現在クラシルに社名変更を発表)が開催した3日間のエンジニアインターンは、Web開発の現場を体験する貴重な機会を提供した。このインターンは、将来システムエンジニアを目指す学生にとって、実際の開発プロセスやチームワーク、最新の技術に触れる絶好の場となった。参加者は、どのようにしてこのインターンに参加し、どのような体験をし、そこから何を学んだのか。その詳細を追ってみよう。

インターンに参加したきっかけは、Web開発への深い興味と、特定の技術スタックを習得したいという強い思いからだった。具体的には、サーバーサイド開発でよく使われるGo言語、ユーザーインターフェースを構築するReact、そして大規模なアプリケーション開発に適したTypeScriptといった技術に魅力を感じていた。これまでに個人でウェブサービスを作る経験はあったものの、より実践的な開発現場での経験を積むことで、自身のスキルを向上させたいと考えていたのだ。特に、これらの技術は多くの企業で採用されており、将来のキャリア形成において重要なスキルであると認識していたため、意欲的に挑戦したかった。

インターンは3日間という短い期間で行われたが、その内容は非常に濃密だった。まず、インターン開始前には、事前の学習が求められた。Go言語の基本的な文法、GoのWebアプリケーションフレームワークであるGin、フロントエンド開発で使うReactとTypeScript、仮想化技術のDocker、そしてクラウドプラットフォームのGCP(Google Cloud Platform)について、それぞれ基礎的な知識を身につけておく必要があった。これは、限られたインターン期間を最大限に活用するために不可欠な準備であった。

インターンの初日は、参加者同士の顔合わせから始まった。複数人で協力して開発を進めるチーム開発では、円滑なコミュニケーションが不可欠であるため、まずはチームビルディングを通じて互いの理解を深めた。その後、開発環境の構築に取り掛かった。Docker Composeというツールを使うことで、サーバーやデータベースなどの開発に必要な複数のソフトウェアを効率的にまとめて設定し、スムーズに開発を開始できた。この日は、今回開発するプロダクトがどのようなものか、どのような技術を使っていくのかといった全体像の説明を受け、チームでどのような機能を開発していくかの計画を立てた。そして、Go言語で「Hello World」と表示するような簡単なAPI(アプリケーション同士が連携するための仕組み)の実装を体験し、開発環境が正常に機能することを確認した。

2日目には、朝からメンターと呼ばれる経験豊富なエンジニアとのミーティングが行われた。ここでは、前日に立てた開発方針を再確認し、疑問点や不明な点を解消しながら、より具体的な実装計画を立てた。この日の主要なタスクは、Webサーバーの設計と実装だった。Go言語とGinフレームワークを使って、アプリケーションの核となるサーバーサイドの処理を構築していった。同時に、データを保存するためのデータベースの設計も進め、サーバーとデータベースが適切に連携するように開発を進めた。特にこの日は、Go言語の強力な特徴である並行処理(複数の処理を同時に効率よく実行する機能)を「goroutine」という形で学習し、実際のコードでその力を体験する機会があった。これは、高速で効率的なシステムを構築する上で非常に重要な概念であり、初心者にとっては難しくも魅力的な挑戦となった。フロントエンド側とのデータのやり取りについても考慮しながら、機能の実装を進めたのだ。

最終日である3日目は、前日に引き続き機能の実装を進めるとともに、開発したコードの品質を保証するためのテストコードの作成に取り組んだ。テストコードを書くことで、プログラムが意図通りに動作するか、不具合がないかを確認する習慣を身につける。また、開発したコードを他のメンバーやメンターに確認してもらう「コードレビュー」という文化を体験した。コードレビューでは、より良い設計や効率的な実装方法についてフィードバックを受け、自身のコードを改善していくプロセスを学んだ。午後は、3日間の成果をまとめる発表準備に時間を費やし、最終的にチームで開発したWebアプリケーションを発表した。データベースから取得した情報をWebページに表示する、基本的ながらも一連のWeb開発の流れを体験できる成果物を作り上げたのである。

この3日間のインターンを通じて、参加者は多くの貴重な経験と学びを得た。まず、Go言語という新しいプログラミング言語に挑戦し、その特性と魅力を肌で感じることができた。特に、並行処理を簡単に扱えるgoroutineのような機能は、高速かつ安定したシステムを構築する上で非常に有効であり、Go言語が多くの企業で採用されている理由を実感した。また、Web開発の全体像を把握できたことも大きな収穫だった。サーバーサイド、フロントエンド、データベース、そしてそれらが連携して一つのサービスとして機能するまでの一連のプロセスを、実践を通じて理解できた。

チーム開発の重要性も強く認識した。一人で開発するのとは異なり、チームメンバーと協力し、コミュニケーションを取りながら一つの目標に向かって進む経験は、システムエンジニアとして働く上で不可欠なスキルである。メンターからの的確なアドバイスや、コードレビューを通じて改善点を見つけ、より良いコードを書く方法を学ぶプロセスは、自身の技術力向上に直結した。コードレビューは、単に間違いを指摘するだけでなく、より洗練された設計思想や、チーム全体の品質向上に貢献する重要な文化なのだ。さらに、Dockerのような開発環境を効率的に構築・管理するツールの利便性も実感した。これにより、OSや環境の違いに悩まされることなく、スムーズに開発作業に集中できた。

このインターンは、参加者にとってシステムエンジニアという職業がどのようなものかを具体的にイメージする絶好の機会となった。単にプログラミングスキルを学ぶだけでなく、実際の開発現場で求められるチームワーク、問題解決能力、そして継続的な学習の重要性を身をもって体験できたのだ。特に、Web開発の各工程に携わることで、自分がどの分野に興味を持ち、将来どのようなエンジニアになりたいのかというキャリアパスをより明確に考えるきっかけになった。新しい技術への挑戦と、実践的な開発経験は、今後の学習に対するモチベーションを大いに高めた。インターンで得た知見や経験は、今後個人で開発するプロジェクトや、将来の就職活動においても強力な武器となるだろう。

delyの3日間エンジニアインターンは、システムエンジニアを目指す初心者にとって、非常に価値のある体験となった。事前の学習から始まり、チームでの開発環境構築、サーバーサイドとフロントエンドの連携、データベース設計、そしてGo言語を用いた並行処理の実践まで、Web開発の一連の流れを短期間で凝縮して学ぶことができた。このインターンは、技術スキルの向上だけでなく、チームで協力して課題を解決する力、メンターからのフィードバックを受け入れて改善する姿勢、そして何よりも「ものづくり」の楽しさと難しさを実感する機会を提供した。エンジニアとしてのキャリアを志す学生にとって、このような実践的なインターンに参加することは、自身の成長を加速させ、将来の展望を切り開く上で非常に有効な一歩となるだろう。継続的な学習と実践を通じて、更なる高みを目指していく意欲が、参加者の中に芽生えたに違いない。

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