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【ITニュース解説】Segundo fim de semana de Preptember 2025: GitFichas trilingüe

2025年09月16日に「Dev.to」が公開したITニュース「Segundo fim de semana de Preptember 2025: GitFichas trilingüe」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

オープンソースプロジェクトGitFichasは、多言語対応を進め、スペイン語など多様な言語をサポート可能にした。GitHub CopilotをAgentモードで活用し、開発とコードレビューを効率化し、作業時間を大幅に短縮。Mermaid描画の問題も解決済み。Hacktoberfestに向け、貢献しやすい環境整備も進めている。

ITニュース解説

今回のニュースは、オープンソースプロジェクト「GitFichas」の開発状況について、特に「Preptember」という期間中の成果を報告している。Preptemberとは、毎年10月に開催される、誰もがオープンソースプロジェクトへ貢献できるイベント「Hacktoberfest」に向けた準備期間のことだ。この期間中、開発者はプロジェクトをより良い状態に整え、新しい貢献者を迎え入れやすくするための作業を進めている。

この報告で最も注目すべきは、GitFichasが多言語対応を果たしたという大きな進歩である。これまでのGitFichasはポルトガル語と英語の2言語にしか対応していなかったが、今回、AI開発支援ツールであるGitHub Copilotの「Agentモード」という機能を使って開発を進めた結果、複数の言語をサポートできるようになった。これは、ソフトウェアを特定の地域や言語に合わせて使えるようにする「ローカライゼーション」という観点から、非常に重要な成果である。現在、特にスペイン語での翻訳貢献を求めており、他の言語での貢献も歓迎しているという。

前週の活動も振り返ると、GitFichasでは、Mermaidというツールで作成したグラフがウェブブラウザで正しく表示されないという問題を解決した。この問題は、グラフをブラウザ側で表示時に生成するのではなく、事前にSVG(Scalable Vector Graphics)という形式の画像ファイルとして生成しておく方法に切り替えることで解決された。これと同時に、開発環境を簡単に設定できるスクリプトの追加、GitHub Copilotを活用する貢献者向けの説明作成、SVGの自動生成機能の実装、そしてドキュメントの改善など、さまざまな機能追加や改良が行われた。これらの作業はすべて、Hacktoberfestで多くの人々がGitFichasに貢献しやすくなるよう、開発環境をより親しみやすく、貢献のハードルを下げるための準備だった。

今回の週末に完了した具体的な作業内容としては、まず「言語選択の更新」という課題(Issue #204)が挙げられる。これに対応するため、「複数の言語をサポートする」という内容の変更提案(Pull Request #205)が作成され、それがプロジェクトに正式に取り込まれたことで、多言語対応が実現し、関連する課題も解決された。その他にも、ポルトガル語と英語の問い合わせページのコンテンツを更新する変更(PR #207)、以前のMermaidレンダリングに関する変更で誤って導入された小さなプログラム上のエラーを修正する変更(PR #206)、そして表示されるカードのデザインや配置を調整する変更(PR #208)なども行われた。

これらの作業において、GitHub CopilotというAIツールが非常に重要な役割を担った。開発者は今回初めてCopilotのAgentモードを利用し、単にコードを生成させるだけでなく、Copilot自身に生成したコードをレビューさせるという試みを行った。開発者は、AIが提案する変更を深く考えずに全て受け入れる「vibe coding」という手法には懐疑的である。しかし、AIに作業を依頼し、その後で問題点を具体的に指摘して修正させるという、より対話的なプロセスを踏むことで、効率的に開発を進めることができた。この方法でも、AIの提案を盲目的に受け入れる場合ほど高速ではないが、今回の作業は、集中すれば4時間、そうでなくても6時間程度で完了したという。もしAIの助けが全くなかった場合、新しいコードの作成、既存コードの修正、テスト、デプロイ前の確認、細かな調整、見落としがちな例外処理などを考えると、おそらく2日程度はかかっただろうと開発者は推測している。AIの活用が開発時間を大幅に短縮し、より迅速な機能リリースを可能にしていることがわかる。

さらに、今回はCopilotをプルリクエストのレビュー担当者としても初めて活用した。Copilotは、開発者が更新を忘れていたドキュメントの存在や、多言語対応を進める自身の変更が、これまでのプロジェクトのガイドライン(ポルトガル語と英語のみをサポートするという記述)に反していることを指摘した。この指摘は開発者にとって意外だったが、プロジェクトの方向性が変わった際には、関連するドキュメントだけでなく、Copilot自身が参照する指示内容も更新する必要があるという重要な気づきを与えた。

今後のGitFichasの計画としては、まず各カードのプレビュー画像を生成し、SNSなどでの共有を容易にするための課題(Issue #173)に取り組む予定だ。また、各カードに異なるテーマ(デザイン)を適用できるようにする課題(Issue #63)も検討されている。これらに加えて、別のオープンソースプロジェクト(PyLadiesCon)で、長い間放置されていた変更提案(PR #166)を解決し、正式なコードとして取り込めるようにすることも計画している。

最後に、開発者はHacktoberfestに参加してオープンソースに貢献することを考えている人々へメッセージを送っている。貢献したいプロジェクトを見つけ、そのソースコードを自身の環境にコピー(「フォーク」や「クローン」と呼ばれる操作)し、貢献ガイドラインを確認するなど、早めに準備を始めることを推奨している。オープンソースプロジェクトへの貢献は、実践的な学びと貴重な経験を得る素晴らしい機会となるだろう。

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