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HTTP 200(ツーハンドレッド)とは | 意味や読み方など丁寧でわかりやすい用語解説

HTTP 200(ツーハンドレッド)の意味や読み方など、初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

作成日: 更新日:

読み方

日本語表記

HTTP 200 (ニイマルマル)

英語表記

HTTP 200 (ニヒャク)

用語解説

HTTP 200は、HTTPステータスコードの一つであり、クライアントからのリクエストが成功したことを示す。正式には「200 OK」という理由フレーズが付与される。Webの世界における通信の大部分は、このステータスコードによって正常に完了したことが確認されており、システムエンジニアがWebの仕組みを理解する上で最も基本となる知識である。HTTPとはHypertext Transfer Protocolの略で、Webブラウザのようなクライアントと、Webサイトのデータを持つWebサーバーが情報をやり取りするための通信プロトコル、つまり約束事である。利用者がブラウザでURLを入力してページを表示しようとすると、ブラウザはサーバーに対して「このページの情報が欲しい」というHTTPリクエストを送信する。サーバーはそのリクエストを処理し、問題がなければ要求されたデータとともに「リクエストは成功しました」という応答を返す。この成功応答を示すのがHTTP 200である。我々が日常的にWebサイトを閲覧できているのは、裏側でこのHTTP 200という応答が絶えず返されているからに他ならない。

HTTPステータスコードは、サーバーからのレスポンスの性質を示す3桁の数字で構成されており、最初の1桁によって5つのクラスに分類される。100番台は処理中であることを示す情報レスポンス、200番台は成功を示す成功レスポンス、300番台は別のURLへ転送することを示すリダイレクション、400番台はクライアント側の原因によるエラー、500番台はサーバー側の原因によるエラーをそれぞれ意味する。HTTP 200は、この中の200番台に属する最も代表的なステータスコードである。サーバーからのHTTPレスポンスは、ステータスライン、ヘッダー、ボディの3つの部分から構成される。HTTP 200は、最初の行であるステータスラインに含まれており、「HTTP/1.1 200 OK」のように、HTTPのバージョン、ステータスコード、理由フレーズが記述される。この行を受け取ったクライアントは、通信が成功したと判断し、レスポンスボディに含まれるHTMLファイルや画像データを解釈して画面に表示する処理を開始する。

HTTP 200が返される具体的な意味は、リクエストに使用されたHTTPメソッドによって異なる。最も一般的なGETメソッドの場合、指定されたリソース(HTMLファイル、画像、CSSファイルなど)の取得に成功したことを意味し、レスポンスボディにはそのリソースのデータそのものが含まれる。Webページの閲覧時に発生する通信のほとんどがこのケースに該当する。POSTメソッドの場合は、クライアントが送信したデータ(例えば、フォームへの入力内容)がサーバー側で正常に処理され、新しいリソースが作成されたり、既存のデータが更新されたりしたことを示す。レスポンスボディには、処理結果を示すメッセージや、作成されたリソースの情報が含まれることが多い。PUTメソッドやPATCHメソッドでは、サーバー上のリソースの更新が成功したことを意味する。DELETEメソッドの場合は、指定されたリソースの削除が成功したことを示す。このように、HTTP 200は単に「成功」を意味するだけでなく、リクエストの文脈に応じてその成功の具体的な内容が定義される。

成功を示す200番台のステータスコードには、200 OK以外にもいくつか種類があり、それぞれの違いを理解することが重要である。例えば、「201 Created」は、リクエストが成功し、その結果としてサーバー上に新しいリソースが作成されたことを明示的に示す。主にPOSTメソッドやPUTメソッドの応答として使用され、Locationヘッダーで新しく作成されたリソースのURLをクライアントに通知するのが一般的である。また、「204 No Content」は、リクエストは成功したが、レスポンスとして返すコンテンツ(ボディ)が存在しないことを示す。例えば、記事を削除するリクエストが成功した際や、画面遷移を伴わないデータの更新処理が完了した場合などに用いられる。これらに対し、200 OKは、リクエストが成功し、かつレスポンスボディに何らかの表現データが含まれているという、最も標準的な成功応答として位置づけられている。

システム開発や運用の現場において、HTTP 200は極めて重要な役割を担う。WebアプリケーションやAPIの開発では、実装した機能が正しく動作しているかを確認する正常系テストにおいて、期待通りに200 OKが返却されるかを検証する。特にAPIの設計においては、各エンドポイントがどのようなリクエストに対して200 OKを返すのかを明確に定義することが、クライアント側との円滑な連携に不可欠である。また、システムの監視においても、Webサイトやサービスの正常性を確認するヘルスチェックとして、定期的にリクエストを送信し、200 OKが返ってくるかを監視する手法が広く用いられる。もし200 OK以外のコード(特に4xxや5xxのエラーコード)が返ってきた場合は、システムに何らかの異常が発生していると判断し、管理者に通知する仕組みが構築される。このように、HTTP 200はWebシステムの正常な状態を示す基本的な指標であり、その挙動を正しく理解することは、トラブルシューティングの第一歩となる。

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