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【ITニュース解説】CDKでもAgentCoreをデプロイしたい - Mastra & StrandsAgents

2025年09月26日に「Qiita」が公開したITニュース「CDKでもAgentCoreをデプロイしたい - Mastra & StrandsAgents」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

AgentCoreがCloudFormationに対応し、CDKでAIエージェントをデプロイできる。CDKを使い、AIエージェントをAgentCoreへ配置する手順を解説。現状L1 Constructのみ提供だ。

ITニュース解説

ITのニュース記事で「CDKでもAgentCoreをデプロイしたい」という話題が取り上げられた。これは、AIのシステム開発において非常に重要な進展を示すもので、特にシステムエンジニアを目指す初心者にとっても、現代のITインフラがどのように構築され、運用されているかを理解する上で役立つだろう。

まず、「デプロイ」という言葉から説明を始める。システムエンジニアにとって、デプロイは日々の業務で頻繁に登場する行為だ。私たちが開発したプログラムやアプリケーションは、ただコードを書いただけでは動かない。それを実際に利用できる状態にするためには、サーバーと呼ばれるコンピューター上に配置し、いつでも実行できるように設定する必要がある。この一連の作業を「デプロイ」と呼ぶ。Webサイトをインターネット上に公開したり、スマートフォンアプリをユーザーが使えるように配信したりするのも、広い意味でのデプロイだ。

次に、ニュース記事の主役の一つである「AgentCore」について見ていこう。AgentCoreは、AIエージェントと呼ばれるプログラムを効率的かつ安定して動かすための特別な実行環境、つまり「ランタイム」だ。AIエージェントとは、特定の目的を達成するために自律的に判断し、行動するAIプログラムのことを指す。例えば、顧客からの問い合わせに自動で回答したり、複雑なデータを分析して提案を行ったりするAIがこれに当たる。このようなAIエージェントを開発し、実際に利用できるようにするには、計算資源やメモリなど、AI特有のリソースを適切に管理できる環境が必要となる。AgentCoreは、そうしたAIエージェントをスムーズに動かすための基盤を提供するサービスだと理解すると良い。

そして、もう一つの主要なキーワードが「CDK」だ。CDKは「Cloud Development Kit」の略で、クラウド上のインフラをプログラムのコードを使って構築・管理するためのツールである。これまでのクラウドインフラの構築は、Web上の管理画面を操作したり、手動で設定ファイルを記述したりすることが多かった。しかし、それでは複雑なシステムや大規模なシステムを構築する際に、手間がかかり、設定ミスも発生しやすかった。そこで登場したのが「Infrastructure as Code」(IaC、コードとしてのインフラ)という考え方だ。これは、インフラの設定をコードとして記述し、バージョン管理したり、自動でデプロイしたりする手法で、CDKはそのための強力なツールの一つだ。PythonやTypeScriptなど、馴染みのあるプログラミング言語でインフラを定義できるため、開発者にとって非常に扱いやすいという特徴がある。CDKを使えば、まるでアプリケーションのコードを書くように、サーバーやデータベース、ネットワークといったクラウドのリソースを記述し、デプロイすることが可能になる。これにより、インフラの構築が自動化され、再現性が高まり、開発効率が大幅に向上する。

CDKが裏側で利用しているのが「CloudFormation」というAWS(アマゾンウェブサービス)のサービスだ。AWSは、世界中で利用されているクラウドコンピューティングサービスで、サーバーやストレージ、データベース、AIサービスなど、様々なITインフラをインターネット経由で提供している。CloudFormationは、これらのAWSリソースをまとめて管理するためのサービスで、ユーザーが定義した「テンプレート」(設計図のようなもの)に基づいて、必要なリソースを自動で作成・更新・削除してくれる。CDKで書かれたインフラのコードは、最終的にCloudFormationが理解できるテンプレートに変換され、そのテンプレートがCloudFormationによって実行されることで、実際にAWS上にインフラが構築される、という流れになっている。つまり、CDKはCloudFormationをより使いやすく、プログラマブルに操作するための「上位レイヤー」のような存在だと言える。

ニュース記事によると、2025年9月26日にAgentCoreがこのCloudFormationに対応したとある。これは非常に大きな進展だ。これまでは、AgentCoreを利用してAIエージェントをデプロイする際に、CloudFormationという統一された方法でインフラを管理することが難しかったのかもしれない。しかし、CloudFormationに対応したことで、CDKを使ってAgentCoreの環境をコードで定義し、自動でデプロイすることが可能になった。

記事には「現時点ではL1 Constructのみの提供」という記述がある。CDKには「Construct」と呼ばれる構成要素があり、これには複数のレベルが存在する。L1 Constructは、最も低レベルな抽象化を提供し、CloudFormationのリソースとほぼ1対1で対応する。つまり、L1 Constructを使う場合、ユーザーはCloudFormationで記述するのと同程度の詳細な設定をCDKのコードで行う必要があるということだ。L2 ConstructやL3 Constructといった高レベルのConstructは、より抽象化が進んでおり、少ないコードで多くの設定を自動的に行えるようになっている。現時点ではL1 Constructのみの提供ということは、CDKを使ってAgentCoreをデプロイする際には、まだ比較的詳細な設定を記述する必要があるが、今後、より簡潔に記述できる高レベルのConstructが提供される可能性が高いことを示唆している。それでも、CloudFormationに対応したことで、インフラをコードで管理できるようになった意義は非常に大きい。

まとめると、このニュース記事は、AIエージェントを動かすためのAgentCoreという新しいランタイムが、CDKという強力なIaCツールを使ってデプロイできるようになり、AI開発におけるインフラ管理の自動化と効率化が大きく前進したことを報じている。特に、CloudFormationへの対応がその鍵を握り、現時点では詳細な記述が必要な「L1 Construct」での利用となるものの、AIシステムをより迅速かつ確実に構築・運用するための道が開かれたことを意味する。システムエンジニアを目指す人にとって、IaCの概念、CDKやCloudFormationといったツールの重要性、そしてAI時代の新しいインフラの姿を学ぶ良い機会となるだろう。

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