【ITニュース解説】Dois projetos, dois back-ends: quando vale separar a API
2026年09月18日に「Dev.to」が公開したITニュース「Dois projetos, dois back-ends: quando vale separar a API」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
フロントエンドとバックエンドを統合するか分離するかは、プロジェクトの目的と将来性で判断する。一人で迅速に開発するなら統合型が効率的だ。しかし、複数のフロントエンドから共通機能を利用する可能性があるなら、分離型が後の改修を容易にする。どちらも解決する問題が異なる。
ITニュース解説
ニュース記事は、システム開発におけるAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の設計について、具体的な二つのプロジェクトを例に挙げて解説している。APIとは、異なるソフトウェア同士が情報をやり取りするための窓口のようなもので、ここでは主にWebサイトの見た目を担当するフロントエンドと、データ処理やビジネスロジックを担当するバックエンドの間での通信方法を指す。この解説は、システムエンジニアを目指す初心者にとって、プロジェクトの特性に応じた最適なアーキテクチャ(システムの全体設計)の選び方を理解する上で非常に役立つだろう。
筆者は、クラスや生徒、活動の管理という似たような問題を解決する自身の二つの個人プロジェクト「ProfessorOS」と「leanpulse」を比較している。これらのプロジェクトは、それぞれ異なるアーキテクチャを採用しており、それぞれの選択がどのような状況でメリットとデメリットをもたらすかを実践的な視点から説明している。
まず、「ProfessorOS」プロジェクトは、「すべて一緒」のアーキテクチャ、つまりモノリシックな構造を採用している。これは、ユーザーが直接操作するWebページの表示部分(フロントエンド)と、サーバー側でデータの処理や保存を行うバックエンドの機能(APIルーティングやデータベースアクセスなど)を、一つのアプリケーション内に統合して開発する方式である。具体的には、Next.jsというフレームワークを使い、認証機能、成績計算のようなビジネスロジック、そしてPrismaというツールを使ったデータベースへのアクセスまで、すべての機能を同じNext.jsアプリケーション内で処理している。このため、フロントエンドとバックエンドは実質的に同じシステムの一部であり、デプロイ(開発したシステムを実際に動かすサーバーに配置すること)も一度に行われる。
この「すべて一緒」のモデルが特に有効なのは、いくつかの状況が重なる場合だ。一つは、開発者が一人であり、他の開発チームがこのAPIを利用する必要がない場合。複数のチーム間での連携を考慮する必要がないため、開発プロセスがシンプルになる。もう一つは、プロジェクトが扱う問題領域(ドメイン)が比較的限定的である場合だ。例えば、個人の学術管理のように、将来的に多種多様なクライアント(Webサイト、モバイルアプリなど)から同じAPIが利用される可能性が低いケースである。そして最も重要なのは、開発を迅速に進め、すぐに成果物(動くシステム)を届けたいという目標がある場合だ。複数の独立したサービスを管理・調整する手間(オーバーヘッド)が少ないため、素早く開発サイクルを回し、早期に価値を提供することができる。この方式は、シンプルな構成でスピーディーな開発を求めるプロジェクトに適していると言える。
次に、「leanpulse」プロジェクトでは、バックエンドとフロントエンドを完全に分離したアーキテクチャを採用している。このプロジェクトでは、NestJSというフレームワークを用いて独立したバックエンドAPIを構築し、それとは別にNext.jsでフロントエンドを開発している。この構造では、「ProfessorOS」のような一体型モデルとは異なり、デプロイするサービスが二つに増える。例えば、フロントエンドはVercelというサービスに、バックエンドはRenderというサービスにそれぞれ配置される。結果として、システム構成は一体型モデルよりも複雑になり、考慮すべき設定が増える。異なるサーバー間で通信を行う際のセキュリティルールであるCORS(Cross-Origin Resource Sharing)の設定や、それぞれのサービスが必要とする環境変数(アプリケーションの動作を制御する設定値)の管理などがその例である。
しかし、この分離モデルには、一体型モデルでは得られにくい大きな利点がある。それは、バックエンドAPIが独立した存在として機能し、それ自体が明確な構造(NestJSの標準的なモジュール構成など)を持っていることである。この独立したAPIは、現在利用しているNext.jsのフロントエンドだけでなく、将来開発される可能性のある他のあらゆるフロントエンド(モバイルアプリ、別のWebサイト、デスクトップアプリケーションなど)からも利用できる状態になる。つまり、一度開発したビジネスロジックやデータベースアクセス層を、さまざまなアプリケーションで再利用できるため、将来的な拡張性や、複数の異なるインターフェースから同じ機能を提供したい場合に非常に強力なメリットとなる。
筆者はこれらの二つのプロジェクトを経験し、どちらのアーキテクチャも「どちらが優れている」というものではなく、それぞれが異なる種類の問題解決に適していると結論付けている。彼が振り返って得た判断基準は次の通りだ。もしプロジェクトが自分一人で特定の課題を解決するためのものであり、とにかく迅速に動くシステムを提供したいのであれば、「ProfessorOS」のような一体型モデルが最も効率的である。しかし、もし将来的に複数のフロントエンドアプリケーションや、複数の開発者が同じビジネスロジック(バックエンドの機能)を利用する可能性があるならば、プロジェクトの初期段階からバックエンドを分離しておくことが賢明だ。なぜなら、一体型で開発を始めてから後で分離しようとすると、非常に複雑で手間のかかる「リファクタリング」(コードの構造を改善する作業)が必要となり、大きなコストと労力が伴うからである。
筆者は、これらの判断基準をプロジェクト開始時に明確に持っていたわけではなく、実際に二つの異なるアプローチを試してそれぞれの完成したシステムを比較することで、初めてどの選択がどの状況で最適だったのかが明確になったと述べている。この経験は、システムエンジニアを目指す初心者にとって非常に重要な学びとなる。開発における最適な選択は、机上の理論だけで導き出せるものではなく、実践を通じて得られる経験や洞察が不可欠である。初期段階で完璧な判断を下すことは難しい場合が多いが、様々なアプローチを経験し、比較検討することで、より適切なシステム設計のスキルが徐々に養われていくのである。