【ITニュース解説】🚀 How to Set Up SSH Keys for GitLab (Step by Step)
2025年09月16日に「Dev.to」が公開したITニュース「🚀 How to Set Up SSH Keys for GitLab (Step by Step)」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
GitLabでリポジトリを安全かつ便利に操作するSSHキーの導入方法を解説する。パスワード入力不要で、キーの生成からGitLabへの登録、接続テスト、リポジトリのクローンまで、初心者でもステップバイステップで設定できる。プライベートキーは厳重に保管し、決して共有しないことが重要だ。
ITニュース解説
GitLabで開発プロジェクトを進める際、リポジトリとのやり取りを安全かつ効率的に行うための重要な方法として、SSH(Secure Shell)という技術の利用が推奨される。このSSHキーを設定することで、毎回ユーザー名とパスワードを入力する手間を省き、コマンド一つでスムーズにGitLabに接続できるようになり、作業の利便性とセキュリティが同時に向上する。ここでは、システムエンジニアを目指す初心者が、GitLabでSSHキーをゼロから設定するための具体的な手順を詳しく説明する。
まず、自身のコンピュータに既にSSHキーが生成されているかどうかを確認することから始める。ターミナルアプリケーションを開き、「ls -al ~/.ssh」というコマンドを実行する。このコマンドは、ユーザーのホームディレクトリ内にある.sshという隠しフォルダの中身を表示する。もしその中に「id_rsa.pub」や「id_ed25519.pub」といった名前のファイルがあれば、既存のSSH公開鍵が存在する可能性がある。これらのファイルが見当たらない場合や、新しい鍵を使いたい場合は、次のステップで新しいSSHキーを生成する。
次に、新しいSSHキーを生成する手順だ。ターミナルで「ssh-keygen -t ed25519 -C "your.email@example.com"」というコマンドを実行する。この際、「your.email@example.com」の部分は、自分のメールアドレスに必ず置き換える必要がある。このメールアドレスは、生成されるSSHキーの識別子として使われる。-t ed25519というオプションは、現代的で非常に強固な暗号方式であるed25519アルゴリズムを使って鍵を生成することを指示している。コマンド実行後、鍵の保存場所を尋ねられるが、特別な理由がなければデフォルトのパス(例えば~/.ssh/id_ed25519)を受け入れるためにEnterキーを押せば良い。さらに、セキュリティを強化するためにパスフレーズを設定するかどうかも尋ねられる。パスフレーズを設定すると、秘密鍵が不正にアクセスされた場合でも、そのパスフレーズがなければ鍵を使うことができないため、安全性が高まる。ただし、パスフレーズを設定した場合は、SSH接続時にそのパスフレーズの入力が必要になることがある。このコマンドの実行によって、二つの重要なファイルが作成される。「id_ed25519」というファイルは秘密鍵であり、これは決して他人に知られてはならない極めて重要な情報である。「id_ed25519.pub」というファイルは公開鍵で、この鍵をGitLabに登録することになる。
SSHキーを生成したら、次にSSHエージェントにその鍵を追加する。SSHエージェントは、秘密鍵をコンピュータのメモリ上に一時的に保持することで、何度もパスフレーズを入力することなくSSH接続を可能にする便利なツールだ。まず、「eval "$(ssh-agent -s)"」というコマンドを実行してSSHエージェントを起動する。その後、「ssh-add ~/.ssh/id_ed25519」というコマンドで、先ほど生成した秘密鍵をエージェントに登録する。もし鍵を生成する際にパスフレーズを設定していた場合は、ここでそのパスフレーズの入力を求められる。一度エージェントに鍵が追加されれば、コンピュータを再起動するまでパスフレーズを再入力する必要がなくなり、作業効率が向上する。
次に、GitLabに登録するために公開鍵の内容をコピーする。ターミナルで「cat ~/.ssh/id_ed25519.pub」というコマンドを実行する。このコマンドは、生成された公開鍵ファイルid_ed25519.pubの内容をターミナル画面に表示させるものだ。表示された内容の全て、つまり「ssh-ed25519」で始まる一行全てを正確にコピーする。この文字列が、GitLabに登録すべきあなたの公開鍵である。
コピーした公開鍵をGitLabアカウントに登録する。ウェブブラウザでGitLabにログインし、ユーザー設定の画面に移動する。通常は、画面右上のプロフィールアイコンをクリックし、「Settings」や「ユーザー設定」といった項目を選択するとアクセスできる。設定メニューの中から「SSH Keys」という項目を見つけてクリックする。SSHキーの追加画面が表示されたら、先ほどコピーした公開鍵の文字列を「Key」または「公開鍵」と表示されたテキストエリアに貼り付ける。また、その鍵を識別しやすいように「Title」または「タイトル」の欄に任意の名前を入力する。例えば、「My-Work-Laptop」のように、どのデバイスの鍵であるかが分かるような名前をつけると管理しやすいだろう。全ての入力が終わったら、「Add key」または「キーを追加」ボタンをクリックして、公開鍵の登録を完了させる。
公開鍵の登録が完了したら、SSH接続が正しく機能するかどうかをテストする。ターミナルに戻り、「ssh -T git@gitlab.com」というコマンドを実行する。このコマンドは、GitLabのSSHサーバーへのテスト接続を試みるものだ。初めて接続する際には、サーバーのフィンガープリント(指紋)に関するセキュリティ警告が表示されることがあるが、これはGitLabサーバーの正当性を確認するためのものであり、問題がなければ「yes」と入力して続行する。接続が成功した場合、「Welcome to GitLab, @yourusername!」というメッセージが表示される。ここでの「@yourusername」は、あなたのGitLabユーザー名に置き換わっているはずだ。このメッセージが表示されれば、SSHキーの設定は正しく完了し、GitLabとの安全な接続が確立されたことを意味する。
これで、SSHを使ってGitLabのリポジトリをクローンする準備が整った。これからは、リポジトリをクローンする際に、毎回ユーザー名とパスワードを入力する必要がなくなる。例えば、特定のリポジトリをクローンしたい場合は、「git clone git@gitlab.com:groupname/reponame.git」というコマンドを実行する。ここでの「groupname/reponame.git」は、実際にクローンしたいリポジトリのSSHクローンURLに置き換える必要がある。このコマンド一つで、あなたのコンピュータにリポジトリの内容がダウンロードされる。
最後に、SSHキーを利用する上での重要な注意点をいくつか挙げる。最も重要なのは、秘密鍵(id_ed25519のようなファイル)は絶対に安全な場所に保管し、誰とも共有してはならないということだ。秘密鍵が漏洩すると、あなたのGitLabアカウントへの不正アクセスにつながる危険性があるため、厳重に管理する必要がある。また、複数の異なるコンピュータ(例えば、デスクトップPCとノートPCなど)でGitLabにアクセスして作業を行う場合は、それぞれのコンピュータごとにSSHキーを生成し、GitLabに登録する必要がある。今回説明したSSHキーの設定方法は、GitLab.comのような公開サービスだけでなく、企業内で運用されるセルフホスト型のGitLabインスタンスでも同様に利用できる。これらの手順を理解し、適切に実践することで、GitLabとの連携がより安全でスムーズになり、開発作業に集中できる環境を構築できるだろう。