【ITニュース解説】👉 The Java main Method: Why It Looks So Weird
2025年09月11日に「Dev.to」が公開したITニュース「👉 The Java main Method: Why It Looks So Weird」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
Javaの`main`メソッド`public static void main(String[] args)`は、プログラムの実行開始点だ。`public`はどこからでもアクセス、`static`はオブジェクト不要、`void`は戻り値なし、`main`は名前、`String[] args`はコマンドライン引数用。各キーワードにはJavaのルールに沿った役割があり、一見複雑だが理解すれば納得できる。
ITニュース解説
Javaプログラミングを始めたばかりの人が最初に目にするコードの一つに、public static void main(String[] args) という見慣れない記述がある。この記述は他のプログラミング言語と比べると複雑に見えるため、なぜこのような形になっているのか疑問に感じることも多いだろう。この解説では、Javaのmainメソッドがなぜこのような構造をしているのかを、各キーワードの意味と役割に焦点を当てて説明する。
まず、mainメソッドの最も重要な役割は、Javaプログラムのエントリーポイントとなることである。Javaのプログラムを実行する際、Java仮想マシン(JVM)は、プログラムのどこから処理を開始すればよいかを知る必要がある。その開始点として、JVMは特定の署名を持つmainメソッドを探し、そこからプログラムの実行を開始する。したがって、このmainメソッドが存在しないと、JVMはプログラムの開始位置を特定できず、プログラムは実行できない。
それでは、public static void main(String[] args)という記述の各要素について、一つずつ詳しく見ていこう。
最初のキーワードであるpublicは、アクセス修飾子と呼ばれるもので、このmainメソッドがどこからでもアクセスできることを示している。Javaでは、メソッドや変数にはアクセスレベルが設定されており、publicはその中でも最も広いアクセスを許可する。JVMがプログラムの実行を開始するためにmainメソッドを呼び出す必要があるため、mainメソッドはJVMから呼び出し可能でなければならない。もしmainメソッドがpublicでなかった場合、JVMはそのメソッドを呼び出すことができず、結果としてプログラムは実行できない。
次に、staticというキーワードがある。これは、このmainメソッドがクラスに属するメソッドであり、特定のオブジェクトに属するメソッドではないことを意味する。Javaはオブジェクト指向プログラミング言語であり、通常、メソッドを呼び出すには、そのメソッドが定義されているクラスのオブジェクトをまず作成する必要がある。しかし、プログラムの実行開始時にいきなりオブジェクトを作成してメソッドを呼び出すのは効率的ではない。static修飾子を付けることで、JVMはオブジェクトを一つも作成することなく、直接クラス名を使ってmainメソッドを呼び出すことができる。これにより、プログラムの起動がスムーズになり、効率的な実行が可能になる。
voidは、このmainメソッドが何も値を返さないことを示す戻り値の型である。メソッドは処理を実行した後、結果として何らかの値を呼び出し元に返す場合があるが、mainメソッドの場合、JVMは単にプログラムの実行を開始することだけを期待しており、mainメソッドからの戻り値は必要としない。そのため、voidと指定されている。プログラムの実行が無事に開始されれば、それでmainメソッドの役割は完了する。
mainという部分は、メソッドの名前である。JVMはプログラムのエントリーポイントとして、この正確な名前のメソッドを探すように規定されている。もしこの名前がstartやrunなど、別の名前に変更されてしまうと、JVMはエントリーポイントを見つけることができず、プログラムは実行エラーとなる。したがって、このメソッド名は厳密にmainである必要がある。
最後に、String[] argsという部分がある。これは、mainメソッドがコマンドライン引数を受け取るためのパラメータである。String[]は文字列の配列を意味し、argsはその配列の名前である。これにより、ユーザーがプログラムを実行する際に、追加の情報をコマンドラインからプログラムに渡すことができる。例えば、java MyProgram hello worldのように実行すると、"hello"と"world"が文字列の配列としてargsに渡され、プログラム内でこれらの情報を使うことができる。これは、プログラムの挙動を外部から動的に制御したい場合に非常に便利である。
他のプログラミング言語、例えばPythonでは、単にprint("Hello, world!")と書くだけでプログラムを実行できる場合が多い。C言語でもint main() { return 0; }といったシンプルな記述が一般的である。これらと比較してJavaのmainメソッドが複雑に見えるのは、Javaが徹底したオブジェクト指向言語であるという特性に起因する。Javaでは、すべてのコードがクラス内に存在し、厳格なルールに基づいて構造化される。そのため、プログラムのエントリーポイントでさえも、これらのオブジェクト指向の原則とJVMの要件を満たすために、public static void main(String[] args)という形で定義される必要があるのだ。
このように、public static void main(String[] args)という記述は、一見すると奇妙で複雑に思えるが、その各要素がJavaの言語仕様、オブジェクト指向の原則、そしてJVMの動作要件を満たすために必然的に必要な意味と役割を持っている。これらのキーワードの意味を理解することで、単に暗記するのではなく、なぜこの形になっているのかを論理的に把握し、Javaプログラミングの基礎をより深く理解することにつながる。