【ITニュース解説】MS、9月の月例パッチ「KB5065429」「KB5065426」を提供--「Windows 10」は最後から2番目
2025年09月12日に「ZDNet Japan」が公開したITニュース「MS、9月の月例パッチ「KB5065429」「KB5065426」を提供--「Windows 10」は最後から2番目」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
マイクロソフトは9月9日、Windows 11とWindows 10向けに重要な機能修正とセキュリティ対策を含む更新プログラムを公開した。必ず適用すべきだ。Windows 10にとってはサポート終了まで残り2回の更新となる。
ITニュース解説
Microsoftは、Windowsユーザー向けに毎月定期的に更新プログラムを提供しているが、2024年9月9日(米国時間)には、Windows 11とWindows 10を対象とした重要な更新が公開された。これらは「月例パッチ」と呼ばれるもので、システムを最新の状態に保ち、安全性を確保するために必ず適用しておくべき内容を含んでいる。
この「更新プログラム」とは、オペレーティングシステム(OS)であるWindowsの機能を改善したり、発見された不具合を修正したり、特に重要なのはセキュリティ上の弱点(これを「脆弱性」と呼ぶ)を塞ぐための修正プログラムの集合体を指す。OSは複雑なソフトウェアであり、開発段階では見つからなかった問題や、新しい種類のサイバー攻撃に対応するための修正が常に必要となる。Microsoftはこうした修正を定期的にまとめて提供しており、多くの場合は毎月第2火曜日(米国時間)に公開されるため、「Patch Tuesday(パッチチューズデー)」という通称で知られている。これは企業が管理する多数のコンピューターやサーバーを計画的に更新するために重要なスケジュールになっている。
今回提供された更新プログラムには、Windows 11向けの「KB5065429」と、Windows 10向けの「KB5065426」といった識別番号が付与されている。これらの更新は、単にシステムの使い勝手を良くするだけでなく、深刻なセキュリティリスクからコンピューターを守るという非常に重要な役割を担っている。例えば、もしOSに脆弱性が残されたままだと、悪意のある第三者がその弱点を利用して、コンピューターに不正に侵入したり、重要なデータを盗み出したり、システムを破壊したりする可能性がある。これらの攻撃は個人情報の漏洩や業務停止といった重大な被害につながるため、OSのセキュリティ対策は絶対に怠ってはならない。システムエンジニアを目指す皆さんにとって、このようなセキュリティの基本は最も重要な知識の一つとなる。
特に注目すべきは、Windows 10に対する今回の更新が「最後から2番目」と報じられている点だ。これは、Windows 10のサポート終了が目前に迫っていることを示唆している。OSの「サポート終了」とは、開発元であるMicrosoftが、そのOSに対するセキュリティ更新プログラムや機能改善、テクニカルサポートの提供を停止することを意味する。サポートが終了したOSを使い続けることは、極めて危険な行為となる。なぜなら、その後に新たな脆弱性が発見されても、Microsoftから修正パッチが提供されなくなるため、コンピューターは常にサイバー攻撃の危険にさらされ続けることになるからだ。これは、鍵のかからないドアを開けっ放しにしているようなもので、企業で多くのシステムを運用する立場にあるシステムエンジニアであれば、そのような状況は絶対に避けなければならないと理解できるだろう。
このため、Windows 10ユーザーは、Windows 11への移行を強く検討する必要がある。Windows 11は、最新のセキュリティ技術が組み込まれ、長期的なサポートが保証されているOSであり、安全なコンピューティング環境を維持するための推奨される選択肢である。将来システムエンジニアとして働く際、運用するシステムやクライアントのOSが常にサポート対象内であることを確認し、必要に応じてアップグレードや移行を提案・実行するスキルは不可欠となる。
今回の月例パッチの適用は、個人のコンピューターの安全を守るためだけでなく、システムエンジニアを目指す上での意識付けとしても重要だ。常に最新の情報を入手し、システムを健全に保つための行動を習慣づけることは、将来IT業界でセキュリティやシステム運用に携わる上で非常に役立つ基本姿勢となる。ITシステムは日進月歩で進化し、それに伴い新たな脅威も常に生まれるため、継続的な学習と対策が求められる世界である。