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【ITニュース解説】【2025年最新】Safari 26でWebGPU、速度は劇的UP!でもTensorflow.jsでGANを回すと…まさかの重み全ゼロ化!?

2025年09月30日に「Qiita」が公開したITニュース「【2025年最新】Safari 26でWebGPU、速度は劇的UP!でもTensorflow.jsでGANを回すと…まさかの重み全ゼロ化!?」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

Safari 26でWebGPUが利用可能になり、Webアプリの処理速度が大幅に向上した。しかし、Tensorflow.jsで画像生成AI(GAN)を動作させると、学習に不可欠な「重み」が全てゼロになってしまう問題が確認された。

ITニュース解説

ウェブブラウザの技術は日々進化を続けており、これまでPCにインストールする専用のソフトウェアでしかできなかったような高度な処理が、ウェブサイト上でも可能になりつつある。その最先端をいく技術の一つが「WebGPU」である。この新しい技術は、ウェブブラウザがコンピューターのグラフィック処理装置、すなわちGPU(Graphics Processing Unit)の能力を直接利用できるようにするものだ。GPUは、特に画像処理やAIの計算など、大量のデータを並行して処理する作業において、CPU(中央演算処理装置)よりも圧倒的な速さを発揮する。

これまでのウェブブラウザにおけるグラフィック描画は「WebGL」という技術が主流だったが、WebGPUはより現代的なGPUの機能を効率的に引き出すことができるため、ウェブアプリケーションの性能を飛躍的に向上させる可能性を秘めている。これは、単にウェブサイトの見た目がきれいになるというだけでなく、ブラウザ上で高度な3Dゲームを動かしたり、複雑なシミュレーションを行ったり、さらには人工知能(AI)の計算を高速化したりする道を開くものだ。

そして今回、Apple社が開発するウェブブラウザ「Safari」のバージョン26で、ついにこのWebGPUがサポートされたというニュースが報じられた。これは多くのMacユーザーにとって朗報と言える。特にM1やM2といったApple製の高性能チップを搭載したMacでは、そのチップに内蔵された強力なGPUをSafariから直接活用できるようになるため、これまで以上にウェブアプリケーションがスムーズに、そして高速に動作することが期待される。記事が指摘する「速度は劇的UP」という表現は、この性能向上の可能性を端的に示している。WebGPUによって、ウェブブラウザはこれまで以上に高性能なプラットフォームへと変貌を遂げようとしているのだ。

この高速化の恩恵を最も大きく受ける分野の一つが、機械学習(AI)である。ウェブブラウザ上で機械学習モデルを実行するためのJavaScriptライブラリとして「Tensorflow.js」が広く使われている。Tensorflow.jsとWebGPUを組み合わせることで、ユーザーのPC上で直接AIの処理を実行できるようになる。これにより、データをクラウドのサーバーに送ることなく、瞬時にAIによる画像認識や音声処理、データの分析などを行えるようになる。これはプライバシー保護の観点からも、また処理の応答速度の面からも非常に大きなメリットだ。

しかし、新しい技術の導入には常に課題が伴う。記事は、このTensorflow.jsとWebGPUの組み合わせをSafari 26で試した際に、興味深い、そして深刻な問題に直面したことを伝えている。試されたのは、AIの中でも特に計算負荷が高いとされる「GAN(Generative Adversarial Networks)」というモデルである。GANは、本物そっくりの画像や音声を生成する能力を持つ、非常に高度な機械学習モデルで、二つのAIがお互いを競い合わせながら学習を進めるのが特徴だ。

このGANをSafari 26上でTensorflow.jsとWebGPUを使って実行したところ、予期せぬ事態が発生したという。それは、AIの学習における最も重要な要素である「重み」が、全てゼロになってしまうという現象だった。AIの「重み」とは、例えるならAIが学習を通じて得た知識や経験、判断基準そのものである。学習が進むにつれて、この重みが適切に調整されることで、AIはより賢く、より正確な判断を下せるようになる。しかし、その重みが全てゼロになってしまうと、AIは何も学習していない状態、あるいは学習した内容が全て消えてしまった状態と同じになる。これでは、AIは全く機能せず、期待通りの結果を出すことは不可能となる。

この「重み全ゼロ化」の問題は、WebGPUのSafari版実装、あるいはTensorflow.jsのWebGPU対応部分に何らかのバグや、特定の計算処理との相性の問題が存在している可能性を示唆している。新しい技術であるWebGPUはまだ発展途上であり、ブラウザごとにその実装状況や安定性には差があることが一般的だ。特に、複雑な計算を行う機械学習の分野では、わずかな実装のずれが深刻な結果を引き起こすことがある。

今回の発見は、WebGPUという画期的な技術が、実用レベルで安定稼働するためには、まだ解決すべき課題が残っていることを示している。しかし、このような試行錯誤と問題点の発見こそが、技術の成熟を促す重要なプロセスである。開発者たちは、今回のような具体的な事例を通じて問題を特定し、それを解決することで、WebGPUの信頼性と性能をさらに高めていくことになるだろう。最終的には、ウェブブラウザが真に強力な計算プラットフォームとなり、私たちの日常生活をより豊かにする様々なAIアプリケーションが、より身近なものとなる未来が期待される。

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