【PHP8.x】gc_disable関数の使い方

gc_disable関数は、PHPが提供するガーベージコレクション（GC）機能を一時的に無効にする関数です。ガーベージコレクションとは、プログラムの実行中に使われなくなったメモリ領域をPHPが自動的に検出し、解放することで、メモリを効率的に再利用する内部的な仕組みです。

この関数を呼び出すと、以降のPHPスクリプトの実行において、不要になったオブジェクトが自動的に回収されなくなります。これは、例えば特定の処理において、ガーベージコレクションによるメモリ解放のタイミングやオーバーヘッド（処理負荷）を厳密に制御したい場合や、メモリリーク（解放されるべきメモリが解放されずに残り続ける問題）のデバッグ作業中に、GCの動作を停止させて状況を観察したい場合に利用されます。

ただし、gc_disable関数によってガーベージコレクションを無効にすると、使用済みとなったメモリが解放されずに蓄積されるため、プログラムのメモリ使用量が継続的に増加する可能性があります。そのため、この関数を使用する際は、必要な処理が完了した後に、gc_enable関数を呼び出してガーベージコレクションを再度有効にし、メモリを適切に管理することが非常に重要です。この関数は、高度なメモリ管理やパフォーマンスチューニングの際に検討される専門的な機能です。

<?php

gc_disable();

?>

引数なし

引数はありません

void

gc_disable関数は、PHPのガベージコレクション（不要になったメモリを自動的に解放する機能）を無効にします。この関数には戻り値はありません。