【ITニュース解説】Your First Line of Code: A Beginner's Guide to Installing Python and Running "Hello World"
2025年09月12日に「Dev.to」が公開したITニュース「Your First Line of Code: A Beginner's Guide to Installing Python and Running "Hello World"」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
Pythonプログラミングの第一歩を踏み出すためのガイド。WindowsやmacOSでのPythonインストール手順を詳しく解説し、テキストエディタで「print("Hello, World!")」を作成、コマンドラインで実行するまでの具体的な方法を提示する。
ITニュース解説
システムエンジニアを目指す方にとって、プログラミングは未知の世界に思えるかもしれないが、実は身近なスマートフォンのアプリやウェブサイト、自動化されたプログラムなど、デジタルのあらゆるものが、たった一行のコードから生まれている。このコードというコンピューターの言葉を理解し、自分のアイデアを形にする第一歩として、今回はPythonというプログラミング言語を用いた入門的な体験について解説する。Pythonは、その明確で読みやすい文法と使いやすさから、プログラミング初心者にとって非常に優しい言語として知られている。ウェブサイト開発からデータ分析、ゲーム制作、自動化スクリプトまで、幅広い分野で活用されており、まさに可能性を広げる出発点と言える。
まず、Pythonを自分のコンピューターで動かすためには、Python自体をインストールする必要がある。これは、コンピューターがPythonのコードを理解するための「翻訳機」を導入するようなものだ。WindowsとmacOSのどちらの環境でも、インストールは比較的簡単に行える。
Windowsユーザーの場合、最も手軽な方法はMicrosoft Storeを利用することだ。スタートメニューからMicrosoft Storeを開き、「Python」と検索する。通常は「Python 3.10」や「Python 3.11」といった最新の安定バージョンが表示されるため、これを選んで「入手」または「インストール」をクリックすれば、自動的に必要な設定が行われる。この方法では、Pythonの実行に必要な「PATH」と呼ばれる設定も自動的に追加されることが多く、後でPythonのコマンドを使いやすくなる。
もう一つの方法として、Pythonの公式ウェブサイトからインストーラーを直接ダウンロードすることもできる。Pythonの公式ダウンロードページにアクセスし、Windows向けの最新のPython 3リリースを探す。通常は「Windows installer (64-bit)」をダウンロードし、実行ファイル(.exe)をダブルクリックしてインストールを開始する。この際、非常に重要なステップとして「Add python.exe to PATH」というチェックボックスを必ずオンにする必要がある。この設定を行わないと、コンピューターがPythonのコマンドを正しく認識できなくなる場合があるため注意が必要だ。その後は「Install Now」をクリックし、画面の指示に従って進めれば良い。
macOSユーザーの場合、Macには古いバージョンのPython(Python 2.x)がプリインストールされていることが多いが、現代の開発には最新のPython 3.xバージョンをインストールするのが最善だ。公式ウェブサイトのmacOS向けダウンロードページにアクセスし、最新のPython 3リリースを選択する。「macOS 64-bit universal2 installer」をダウンロードし、ダウンロードした.pkgファイルをダブルクリックしてインストーラーを起動する。インストーラーの指示に従って進めば、特別な設定は不要で、デフォルトのままで問題なくインストールが完了する。
Pythonのインストールが完了したら、それが正しく機能するかを確認することが重要だ。Windowsの場合は「コマンドプロンプト」を、macOSの場合は「ターミナル」を開く。これらのアプリケーションは、コンピューターに直接コマンドを打ち込んで指示を出すためのものだ。そこで python --version と入力してEnterキーを押す。Microsoft Storeからインストールした場合や、手動インストール時にPATH設定を正しく行った場合は、「Python 3.x.x」のようなバージョン番号が表示されるはずだ。もし python コマンドで結果が出ない場合は、代わりに python3 --version と試してみると良い。バージョン番号が表示されれば、Pythonは正常にインストールされている。もし表示されない場合は、インストール手順、特にWindowsでのPATH設定を再度確認するか、コンピューターを再起動してみることを推奨する。
いよいよ、最初のプログラムを書く時間だ。プログラミングの伝統的な第一歩である「Hello World」プログラムは、コンピューターに「Hello, World!」という文字を表示させるだけのシンプルなものだが、これはコードの世界への大きな一歩となる。
特別なソフトウェアは必要なく、Windowsでは「メモ帳」を、macOSでは「TextEdit」のようなシンプルなテキストエディタを使用する。TextEditを使う場合は、リッチテキスト形式ではなく、プレーンテキスト形式で編集できるよう、「フォーマット」メニューから「標準テキストにする」を選択する必要がある。
テキストエディタの真っ白な画面に、以下のコードを正確に入力する。
print("Hello, World!")
この一行のコードが何をするかというと、print() はPythonに組み込まれた特別な命令で、括弧の中に書かれたものを画面に表示するようにコンピューターに指示する。"Hello, World!" の部分は、二重引用符で囲まれているが、これは「文字列(string)」と呼ばれる文字の並びであり、Pythonがその内容を文字通り出力するべきだと認識するためのものだ。
コードを入力したら、ファイルを保存する。メニューから「ファイル」を選び、「名前を付けて保存」をクリックする。デスクトップや新しく作成した「MyPythonProjects」のような分かりやすい場所に保存すると良いだろう。ファイル名は hello.py とする。.py という拡張子は非常に重要で、これはコンピューターにこのファイルがPythonプログラムであることを伝えるためのものだ。Windowsのメモ帳を使用する場合は、「ファイルの種類」で「すべてのファイル」または「プレーンテキスト」を選択し、macOSのTextEditの場合は必ず「標準テキスト」で保存するよう確認する。
保存が完了したら、再びコマンドプロンプトまたはターミナルを開き、プログラムを実行する。まず、ファイルを保存したディレクトリ(フォルダ)に移動する必要がある。例えば、デスクトップに保存した場合は cd Desktop と入力してEnterキーを押す。もしデスクトップ内の「MyPythonProjects」フォルダに保存した場合は、Windowsなら cd Desktop\MyPythonProjects、macOSなら cd Desktop/MyPythonProjects と入力する。
正しいディレクトリに移動したら、python hello.py と入力してEnterキーを押す。ここでもし python コマンドが認識されない場合は、python3 hello.py と試してみる。すると、コマンドライン上に Hello, World! と表示されるはずだ。
これで、初めてコンピューターに直接指示を出し、それが実行されるのを目撃したことになる。この達成感こそがプログラミングの醍醐味だ。この「Hello World」プログラムは、見た目はシンプルだが、これから作り出すあらゆる複雑なソフトウェアの基礎となる、かけがえのない第一歩である。print()文の中のメッセージを色々と変えてみて、ファイルを保存し直し、再度実行してみることで、さらに好奇心を刺激されるだろう。この最初の一歩は、あなたのコーディングアドベンチャーの始まりに過ぎない。Pythonは非常に強力で汎用性の高いツールであり、コードを書き続けることで、さらに多くの魅力的な可能性が拓かれていく。これからも探求を続け、疑問を持ち、そして何よりも、コーディングを続けることが重要だ。