【ITニュース解説】Day 2/365 Days coding challenge of Full stack: Add headings, paragraphs, and links in HTML
2025年09月09日に「Dev.to」が公開したITニュース「Day 2/365 Days coding challenge of Full stack: Add headings, paragraphs, and links in HTML」について初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。
ITニュース概要
Webページ作成におけるHTMLの基本を解説。見出しタグ(h1〜h6)で情報の階層構造を作り、段落タグ(p)で文章を記述する。リンクタグ(a)は他のページへ利用者を案内する役割を持つ。これらはWebコンテンツの基礎となる要素だ。
ITニュース解説
ウェブページを作成する際、その骨組みを定義するだけでなく、実際にユーザーが読むための内容、つまりコンテンツを追加することが不可欠です。HTMLは、このコンテンツに意味と構造を与えるための基本的な要素を提供します。今回は、ウェブコンテンツの核となる三つの要素、見出し、段落、そしてリンクについて、その役割と使い方を詳しく解説します。これらは、ウェブサイトを構築する上で最も頻繁に使用される基本的な部品です。
まず、見出しはウェブページ上の文章に階層構造を与えるための要素で、<h1>から<h6>までの六つのレベルがあります。これは、本で言えば大見出し、中見出し、小見出しのような役割を果たします。<h1>が最も重要度が高く、ページの主題を示すタイトルとして使用されます。続く<h2>、<h3>は、その主題を構成するセクションやサブセクションのタイトルとして使われ、数字が大きくなるにつれて重要度は低くなります。この階層構造は二つの重要な目的を持っています。一つは、ユーザー体験の向上です。見出しによって内容が整理されていると、ユーザーはページ全体を素早く読み流し、必要な情報がどこにあるかを瞬時に把握できます。もう一つは、SEO(検索エンジン最適化)です。Googleなどの検索エンジンは、この見出しの階層構造を読み取り、ページの内容と構造を正確に理解します。特に<h1>タグはページのメインテーマを示すものとして最も重視されるため、通常は一つのページに一つだけ配置するのが良いとされています。例えば、「お菓子作りの技術」という<h1>の下に、「材料の紹介」や「必要な道具」といった<h2>を配置し、さらに「材料の紹介」の下に「小麦粉の種類」や「砂糖の役割」という<h3>を置くことで、情報が論理的に整理されます。
次に、ウェブページに表示される文章の本体は、主に段落要素である<p>タグで構成されます。<p>タグは、テキストのひとかたまりを「段落」として定義するためのものです。ブラウザは<p>タグで囲まれたコンテンツを一つのブロックとして認識し、その前後には自動的に一行分の余白を追加します。これにより、文章のブロックが視覚的に区別され、長文であっても非常に読みやすくなります。ウェブサイトで目にする説明文や記事の本文のほとんどは、この<p>タグを使って記述されています。HTMLのソースコード内で複数のスペースを入力したり、改行を入れたりしても、ブラウザ上では通常一つのスペースとして表示されます。意図的に文章の途中で改行を入れたい場合は、改行タグである<br>を使用します。これにより、新しい段落を作ることなく、テキストを次の行に送ることが可能です。
最後に、リンクは、ウェブページを相互に結びつけ、インターネットを「ウェブ(蜘蛛の巣)」のように機能させるための中心的な要素です。これは<a>タグ(アンカータグ)を用いて作成します。リンクの最も重要な部分は、href属性です。このhref属性に、ユーザーがクリックした際の「行き先」となるURLやファイル名を指定します。行き先にはいくつかの種類があります。一つは、Googleなどの外部ウェブサイトへ移動するURLです。この際、target="_blank"という属性を追加すると、リンクが新しいブラウザタブで開かれます。これは、ユーザーを自分のサイトから離脱させることなく外部情報を提供できるため、ユーザー体験を損なわないための重要なテクニックです。二つ目は、同じウェブサイト内の別のページへのリンクで、この場合はhref属性にabout.htmlのようなファイル名を指定します。三つ目は、同じページ内の特定の場所へジャンプするページ内リンクです。これは、href属性に#section2のように#から始まるID名を指定し、ジャンプ先の要素にあらかじめ対応するid="section2"といった属性を設定しておくことで機能します。長い記事の目次などで活用されます。
見出し、段落、リンクは、HTMLを使って意味のあるコンテンツを作成するための基礎です。見出しで情報の構造を明確にし、段落で読みやすい文章を提供し、リンクでページ同士や外部情報とを関連付ける。これら三つの要素を正しく組み合わせることで、単なるテキストの羅列ではなく、整理され、理解しやすく、そして相互に接続された価値あるウェブページを構築できます。これらの基本をマスターすることが、効果的なウェブサイト開発への第一歩となります。