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【ITニュース解説】Xreal's One Pro intrigues me in ways Meta's smart glasses don't

2025年09月25日に「Engadget」が公開したITニュース「Xreal's One Pro intrigues me in ways Meta's smart glasses don't」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

Xreal One Proスマートグラスは、PCやスマホ、ゲーム機と接続し、仮想の巨大ディスプレイとして利用できる。カフェでの作業や移動中の動画視聴、ゲームなど、場所を選ばずに大画面環境を実現。Metaのスマートグラスと異なり特定の用途に特化し、携帯性と実用性を兼ね備える点が魅力だ。

ITニュース解説

Xreal One Proスマートグラスは、まるでSF映画に出てくるような未来のデバイスだが、その本質は「どこでも持ち運べる自分専用の巨大ディスプレイ」である。この製品は、一般的なVR(仮想現実)ヘッドセットのように完全に視界を遮断して仮想世界に没入するものではなく、現実世界を見ながら、その手前に仮想のディスプレイを重ねて表示するAR(拡張現実)グラスの一種だ。システムエンジニアを目指す初心者にとって、このようなデバイスがどのような可能性を秘めているのか、その具体的な使い方や特徴を詳しく解説する。

まず、このスマートグラスの最も魅力的な使い方は、ノートパソコンの外部ディスプレイとして利用することである。ある人が郊外のカフェでMacBook Proを使って作業していた時、彼はXreal One Proを装着していた。周囲から見れば、単に大きめのメガネをかけてパソコンとケーブルで繋いでいるように見えたかもしれないが、彼の視界にはなんと222インチもの巨大な仮想ディスプレイが広がっていたのだ。これは、まるで映画館のスクリーンのような大画面でノートパソコンの画面を映し出している状態であり、他の誰にもその画面の内容は見えない。

この「自分だけの巨大ディスプレイ」は、集中力を高める上で非常に有効である。カフェのような騒がしい場所でも、Xreal One Proは「視覚的なノイズキャンセリング」のように機能し、周囲の雑多な情報を視覚的に遮断し、目の前の仮想ディスプレイに集中できる環境を作り出す。さらに、グラスのフレームの明るさを調整する機能があり、これを暗くすることで擬似的なサングラスのようにして、さらに周囲の明るさや視覚的な刺激を減らし、作業に没頭しやすくなる。

スマートグラスには様々な種類があるが、Xreal One Proが特に注目されるのは、Meta社が開発するRay-Ban Displayのような製品とは目指す方向性が大きく異なる点にある。Metaのスマートグラスが「一日中身につけて、常に情報にアクセスできるようにする」ことを目指しているのに対し、Xreal One Proは「特定の目的のために利用する専門ツール」という位置づけである。具体的には、ノートパソコンにつなげば自分だけの仮想モニターに、スマートフォンやタブレットにつなげばどこでも楽しめるプライベートシアターに、さらに一部のポータブルゲーム機につなげば大画面でのゲーム体験を提供してくれる。

Metaのスマートグラスは、片眼にわずかな情報を表示する程度で、主にリアルタイムの視界に通知を重ねたり、音楽を聴いたり、電話をかけたり、写真や動画を撮影したりする機能に特化している。しかし、Xreal One Proは両眼に鮮明なディスプレイを搭載しており、フルサイズのテレビやモニターを模倣できる点で大きく優位性を持つ。また、Metaの製品が持つ「常時録画可能なカメラ」という機能は、プライバシーや倫理的な問題を引き起こす可能性があるが、Xreal One Proは標準でカメラを搭載していないため、そのような懸念を避けることができる。私たちが常に録画される社会を望むのか、あるいは一日中仮想の通知が目の前に表示されるのが本当に便利なのか、という問いに対して、Xreal One Proは、ユーザーがコントロールできる、目的特化型のツールの方が良いという考え方を示している。

Xreal One Proの技術的な特徴を見ていこう。このスマートグラスには、デュアル0.55インチのSony Micro-OLEDスクリーンが搭載されており、片眼あたり1080pの解像度と120Hzのリフレッシュレートを実現している。視野角(FOV)は57度で、これはXrealの製品としては最も広い。現代のVRヘッドセット(Quest 3など)が110度以上の視野角を持つことを考えると狭く感じるかもしれないが、VRヘッドセットが完全に外界を遮断するのに対し、Xreal One Proは周囲の現実世界を見ながら利用できるため、体験の種類が異なる。周囲の光を完全に遮断しない設計なので、必要な時に現実の環境を確認できる点が利点だ。

ディスプレイの明るさに関しては、複数のシェード(暗さ調整)機能があり、仮想ディスプレイをより鮮明に見せることができる。最も暗く設定すれば、ほぼ完全に真っ黒になり、まるで暗い映画館にいるかのような没入感で動画コンテンツを楽しめる。さらに「オートトランスペアレンシーモード」という便利な機能があり、仮想画面から視線を外すとディスプレイが薄くなり、現実世界をよりクリアに見せる。

音響面では、グラスのアーム部分にBose製の小型スピーカーが内蔵されており、クリアな音質で動画や音楽を楽しめる。また、明るさや設定を管理するためのボタンもアームに配置されている。接続は左アームの先端にあるUSB-Cポートを介して行われ、ケーブルでデバイスと繋ぐ形となる。有線接続は邪魔に感じるかもしれないが、実際に長時間使用してみると、その存在を忘れてしまうほど気にならないという声もある。無線接続がないのは、バッテリーを搭載しないことで重量増を避け、快適な装着感を維持するためだ。実際、Xreal One Proの重量はわずか87グラムで、トランプ一組程度と非常に軽い。丈夫なノーズパッドのおかげで、数時間装着しても大きな不快感はない。

眼鏡をかけている人にとっては、Xreal One Proは通常の眼鏡の上から装着するVRヘッドセットとは異なり、サングラス型のデザインのため、度付きレンズのインサートが必要になる。HonsVR社などから50ドル程度で購入できるが、取り外しや装着に手間がかかるため、複数の人と共有する場合には不便を感じるかもしれない。

筆者はXreal One Proを主にノートパソコンの仮想ディスプレイとして活用したが、外出先での映画や動画鑑賞にも非常に役立つと感じている。例えば、家族を待つ間の駐車場のような退屈な場所でも、Xreal One Proを装着し、スマートフォンに接続するだけで、自分だけの巨大スクリーンで動画コンテンツを視聴できる。旅行中もその真価を発揮する。Apple Vision ProのようなかさばるVRヘッドセットを飛行機の中で装着したり、荷物に入れる勇気はなかなか出ないものだが、Xreal One Proはコンパクトな専用ケースに収まり、気軽に持ち運べる。移動中に瞬時に自分だけの仮想ディスプレイを展開できるのは、まるで超能力を手に入れたかのような感覚だ。

ディスプレイの品質についても、明るさや背景のシェード設定を調整すれば、非常に鮮やかで色彩豊かな表示が可能である。1080p解像度でも、テキストは十分にクリアで、画像も細部まで描写されていた。内蔵のBoseスピーカーも動画視聴やBGM再生時には驚くほどクリアだったという。

ゲーム用途でも便利に活用できる。自宅では高解像度のモニターや携帯ゲーム機のネイティブディスプレイを選ぶことが多いかもしれないが、Xreal One ProをSteam Deckなどのポータブルゲーム機に接続すれば、どこでも大画面でゲームを楽しめる。ただし、Nintendo Switchへの接続には別途ドックやアクセサリーが必要で、最新のSwitch 2には現状そのままでは対応していない。将来的にはXrealの新しいアクセサリーで対応する予定とのことだ。

Xreal One Proは、その多用途性に感銘を受けるデバイスである。主な欠点としては、約650ドルという価格と、装着時の見た目が「クール」とは言い難い点だろう。また、MetaのRay-Ban Displayのように、歩き回りながら利用するような製品ではない。しかし、それは同時に、他人に「スパイグラスをかけている変態」と誤解される心配がないことを意味する。Xreal One Proは、特定のニーズに応える「使うべき時に使う」スマートなツールとして、その価値を大きく発揮するだろう。

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