【PHP8.x】curl_copy_handle関数の使い方
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curl_copy_handle関数は、既存のcURLセッションハンドルを複製し、新しいcURLセッションハンドルを作成する関数です。この関数を利用することで、curl_init()
で初期化し、curl_setopt()
で設定したURL、HTTPヘッダ、タイムアウトなどの各種オプションをすべて引き継いだ、新しいハンドルを効率的に生成できます。例えば、同じ認証情報や接続設定を維持したまま、リクエスト先のURLや送信データだけを変更して複数のリクエストを実行したい場合に非常に役立ちます。これにより、毎回すべてのオプションを最初から設定し直す手間を省くことが可能です。複製されるのはオプション設定のみであり、既存の接続キャッシュなどのセッション固有の情報はコピーされません。そのため、複製されたハンドルは元のハンドルとは独立した、新しい接続として動作します。引数にはコピー元となるcURLハンドルを指定し、成功した場合は新しいcURLハンドルを、失敗した場合はfalse
を返します。複製して作成したハンドルも、使用後はcurl_close()
関数で閉じる必要があります。
基本的な使い方
構文(syntax)
curl_copy_handle(CurlHandle $handle): CurlHandle|false
引数(parameters)
CurlHandle $handle
- CurlHandle $handle: コピー元となる既存のcURLセッションハンドルを指定します。
戻り値(return)
CurlHandle|false
指定されたcURLハンドルから新しいハンドルのコピーを生成し、そのハンドルのインスタンスを返します。コピーに失敗した場合はfalseを返します。