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【ITニュース解説】The best laptop power banks for 2026

2026年01月12日に「Engadget」が公開したITニュース「The best laptop power banks for 2026」について初心者にもわかりやすく解説しています。

作成日: 更新日:

ITニュース概要

ノートPC用モバイルバッテリーは、外出先での作業に不可欠だ。20,000〜27,000mAhの容量でPCを約75%充電でき、スマホ等も対応する。機内持ち込みは100Wh以下(約27,500mAh)が上限で、航空会社による制限も確認が必要だ。USB-C/Aポートや高速充電対応ワット数も選定の重要ポイントとなる。

出典: The best laptop power banks for 2026 | Engadget公開日:

ITニュース解説

システムエンジニアを目指す皆さんにとって、PCは日々の学習や将来の仕事において非常に重要なツールとなる。特に、場所を選ばずに効率的に作業を進めるためには、電源の確保が欠かせない。ラップトップ用のモバイルバッテリーは、外出先やデスクを離れた場所で作業する際に、PCをはじめとする様々なデバイスの充電を可能にする便利なアイテムだ。この解説では、2026年を見据えたラップトップ用モバイルバッテリーの選び方と、その利用における重要なポイントを詳しく見ていく。

まず、最も重要なのは、飛行機でモバイルバッテリーを持ち運ぶ際のルールだ。ほとんどの携帯用バッテリーは27,000mAh程度の容量で上限に達するが、これはTSA(米国運輸保安庁)が定める機内持ち込み可能なバッテリー容量の制限である100ワット時(Wh)に相当する。3.6ボルトのリチウムイオンバッテリーの場合、約27,500mAhがこの上限となる。バッテリーは、容量に関わらず預け入れ手荷物に入れることは許されていないため、必ず機内持ち込み手荷物に入れる必要がある。これは、バッテリーが発火する危険性を制限するための規則であり、最近の機内での火災事故を受けて、一部の航空会社(エミレーツ航空、サウスウエスト航空など)は、バッテリーパックの持ち込み数制限や、使用中の監視義務など、さらに厳しい制限を設けている。そのため、飛行機を利用する前には、必ず利用する航空会社の最新のポリシーを確認することが賢明である。

次に、モバイルバッテリーの「容量」について深く理解することが重要だ。スマートフォンを充電するだけなら、多くのモバイルバッテリーで十分だが、ラップトップのような大容量のデバイスを充電するには、20,000mAhから27,000mAhの範囲の容量を持つバッテリーが必要となる。ただし、モバイルバッテリーに記載されている容量が、そのままデバイスに供給されるわけではない点に注意が必要だ。例えば、25,000mAhのモバイルバッテリーが、5,000mAhのラップトップバッテリーを単純に5回フル充電できるわけではない。これは、モバイルバッテリーとラップトップのバッテリーで電圧が異なるためだ。モバイルバッテリーが通常3.7Vであるのに対し、ラップトップは11.4Vといった具合だ。この電圧の違いを考慮に入れた「ワット時(Wh)」という単位で比較すると、より正確な充電能力がわかる。さらに、モバイルバッテリーからラップトップへ電力を供給する際には、電圧変換が行われ、その際にかなりのエネルギーが熱として失われる。実際にテストした結果では、表示容量に対して約60%の実質効率が得られることが分かっている。つまり、25,000mAh(92Wh)のモバイルバッテリーでも、5,000mAh(72Wh)のラップトップバッテリーを約75%まで充電するのが一般的なのだ。もし飛行機での持ち運びを気にせず、さらに大容量が必要な場合は、車載バッテリーのようなサイズの「ポータブル電源」も検討できる。

「ポート」の種類と使い方も重要な要素だ。大型のモバイルバッテリーには、通常、USB-CとUSB-Aのポートが複数搭載されており、イヤホン、スマートフォン、タブレット、ラップトップなど、ほとんどの携帯デバイスに対応できる。これらのポートは、それぞれ異なるワット数(W)で電力を供給できる場合がある。例えば、あるUSB-Cポートが60Wに対応し、別のポートが100Wに対応しているといった具合だ。もしお使いのデバイスが高速充電に対応している場合(例えば、新しいMacBook Airが70Wの高速充電に対応している場合)、最高の充電速度を得るためには、100W対応のポートを選ぶ必要がある。ただし、低いワット数のデバイスを高いワット数のポートに接続しても、デバイスに悪影響はない。デバイスが必要な電力しか引き込まないため、Galaxy S24 Ultraのような45W高速充電対応のスマートフォンを100Wポートに接続しても問題ない。ただし、最高の充電速度を引き出すためには、ポート、デバイス、そして充電ケーブルの全てが、目標とするワット数に対応している必要がある。

一部の大型バッテリーには「ACポート」も搭載されている。一見すると、ラップトップの純正充電器を直接差し込むのに便利に見えるが、これは推奨されない。ACポートは、USB充電に対応していないランプやプリンターなどのデバイス向けに設計されている。モバイルバッテリーのDC(直流)電力をAC(交流)電力に変換し、さらにラップトップの充電器がそのAC電力をDC電力に変換するという二重の変換プロセスが生じるため、そのたびに多くのエネルギーが無駄になるからだ。可能な限り、DCからDCへの直接充電を利用する方が効率的だ。また、これらのデバイスでは複数のポートを同時に使用できるが、その場合、各デバイスへの充電速度は低下し、バッテリーの消耗も早くなることを覚えておく必要がある。

近年、「ワイヤレス充電」機能も大幅に進化している。数年前のワイヤレス充電は非常に遅く、実用的ではなかったが、現在では驚くほど高速になっている。特にSamsung Galaxyスマートフォンではその性能が際立っている。ただし、AppleのMagSafeのような安定した磁気接続がないため、デバイスをパッドに平らに置く必要がある。ワイヤレス充電は他のポートと同時に利用できるため、モバイル作業環境での利便性が高まっている。しかし、一般的にワイヤレス充電は有線充電よりも効率が悪く、外部バッテリーからの充電全体も効率が低い。もし可能な限りエネルギーの無駄をなくしたいのであれば、有線接続での充電を選ぶべきだ。

モバイルバッテリーの「デザイン」も、持ち運びのしやすさや使い勝手に影響する。ラップトップ対応のモバイルバッテリーは、小型のスマートフォン用バッテリーとは異なり、1.5ポンドから2ポンド(約680gから900g)程度の重さがあり、バックパックに入れるとかなりの重量増となる。多くのモデルには、バッテリー残量を表示するデジタルディスプレイが搭載されており、これは計画的に充電を行う上で非常に役立つ。ワイヤレス充電パッドは通常上面に、ACポートは端に配置されていることが多い。これらの充電方法を利用する際には、ボタンを押すなどの操作が必要な場合もあるため、事前に確認すると良い。

これらのモバイルバッテリーは、様々なメーカーから数多く販売されているため、製品選びにはしっかりとした情報が必要となる。実際に複数の有名メーカーの製品を厳しく評価し、その性能を確認した。評価対象は、少なくとも20,000mAh以上、主に25,000mAh以上の容量を持つバッテリーパックに絞られた。テストでは、Apple製およびAndroid製スマートフォン、タブレット、そしてMacBook Proを用いて、一度に一つのデバイスを充電し、充電にかかる時間やバッテリー消費量、携帯性、耐久性、便利な機能、全体的なデザインなどを詳細に記録した。ラップトップのバッテリーが10%まで減った状態から充電を開始し、一般的なモバイルオフィス環境での使用を想定してWi-FiやVPNに接続した状態でテストを行うなど、実践的な検証が行われた。

結局のところ、ラップトップ用モバイルバッテリーを選ぶ際には、まず飛行機での利用を想定するかどうかで容量の上限が決まる。その上で、充電したいラップトップやその他のデバイスが必要とする電力(ワット数)と、バッテリーのポートがそれに対応しているかを確認することが重要だ。表示されているmAh容量だけでなく、ワット時(Wh)の数値や、充電時の変換ロスも考慮に入れると、より実用的な製品選びができる。そして、高速充電が必要であれば、ケーブル、ポート、デバイスの全てが高ワット数に対応しているかを確認し、無駄なくエネルギーを供給したいなら有線接続を選ぶべきだ。これらのポイントを押さえることで、あなたのモバイル環境を強力にサポートしてくれる最適なモバイルバッテリーを見つけられるだろう。

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