【ITニュース解説】Difference between js and jsx
2025年09月25日に「Dev.to」が公開したITニュース「Difference between js and jsx」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
JSはウェブの基盤となるプログラミング言語で、ウェブサイトのロジックや機能を実装する。JSXはJSの構文拡張で、ReactなどでHTMLのようにUIをJSコード内に記述できる。ブラウザはJSXを直接理解できないため、実行前にJSへ変換が必要だ。JSが機能とロジックを担うのに対し、JSXはUI定義をシンプルにする目的を持つ。
ITニュース解説
Webサイトがどのようにして動き、ユーザーと対話するのか、その裏側にはさまざまなプログラミング技術が使われている。その中でも中心的な役割を果たすのがJavaScript(JS)だが、Web開発を進める上で「JSX」という言葉を耳にすることもあるだろう。これらは名前が似ているため混同されがちだが、それぞれ異なる目的と役割を持っている。システムエンジニアを目指す上で、この二つの違いを正確に理解することは非常に重要である。
まずJavaScript(JS)について解説する。JavaScriptは、Webサイトにインタラクティブな要素や動的な機能を追加するためのプログラミング言語である。HTMLがWebページの骨組みを作り、CSSが見た目を整えるのに対し、JavaScriptはWebページに「動き」や「生命」を与える役割を担っている。例えば、Webサイト上でボタンをクリックしたときに表示が変わったり、フォームに入力されたデータが検証されたり、サーバーから新しい情報が読み込まれて表示が更新されたりするような、ユーザーの操作に応じた様々な処理は、JavaScriptによって実現されている。
JavaScriptは、Webブラウザが直接理解し実行できる唯一のプログラミング言語であり、Web開発の基盤となる非常に重要な技術の一つである。そのため、特定のフレームワークやライブラリに限定されず、汎用的に様々なWebアプリケーションのロジックやデータ操作、サーバーとの通信などを担当することができる。通常、JavaScriptのコードは「.js」というファイル拡張子を持つファイルに記述される。これは、Web開発だけでなく、サーバーサイドの開発(Node.jsなど)やモバイルアプリケーション開発など、幅広い分野で活用されている言語である。
次にJSX(JavaScript XML)について説明する。JSXは、JavaScriptの「構文拡張」である。これは、JavaScriptという言語そのものを根本的に変更するものではなく、既存のJavaScriptコードの中に、特定の目的のために追加された新しい「書き方」を提供するものだと理解すると良い。特に、ReactのようなUI(ユーザーインターフェース)ライブラリを使ってWebアプリケーションを開発する際に非常に頻繁に利用される。
JSXの最大の特徴は、HTMLに非常によく似た記述形式をJavaScriptコードの中に直接書ける点にある。通常、WebページのUIを構成するHTML要素(例えば<button>や<div>など)は、JavaScriptとは別のファイルに記述されるか、JavaScriptコード内で文字列として構築されることが多かった。しかし、JSXを使用すると、UIの構造をまるでHTMLを書くかのように、JavaScriptの変数や関数の中に直接記述できる。これにより、ユーザーインターフェースの見た目とそれを制御するロジックを、一つのJavaScriptファイル内でより直感的かつ読みやすい形で管理できるようになる。
しかし、ここで一つ重要な注意点がある。ほとんどのWebブラウザはJSXの構文を直接理解して実行することはできない。ブラウザが理解できるのは標準的なJavaScriptだけだからだ。そのため、JSXで書かれたコードは、ブラウザで実行される前に「トランスパイル」という処理を経る必要がある。トランスパイルとは、あるプログラミング言語のコードを、別の(または同じ言語の古いバージョンや異なる構文の)プログラミング言語のコードに変換するプロセスを指す。JSXの場合、Babelのようなツールがこの役割を担い、JSXのHTMLのような記述を、ブラウザが理解できる標準的なJavaScriptの関数呼び出し(例えばReact.createElement()といった形)に変換してくれる。この変換が行われた後に初めて、ブラウザはそのJavaScriptコードを実行できるようになるのだ。
JSXファイルは「.jsx」というファイル拡張子を持つことが一般的だが、プロジェクトの設定によっては「.js」ファイルの中でJSX構文を使用することも可能である。
まとめると、JavaScript(JS)はWebサイトの機能やロジックを実装するための基盤となるプログラミング言語そのものである。Webの「頭脳」として、データの処理、イベントへの応答、サーバーとの通信など、Webアプリケーションのあらゆる動的な振る舞いを司る。一方、JSX(JavaScript XML)は、JavaScriptを拡張した特殊な記述方法であり、特にReactなどのライブラリにおいて、ユーザーインターフェースの構造をより宣言的で直感的なHTMLライクな構文でJavaScriptコード内に記述するために使われる補助的なツールである。JSXはJavaScriptの力を借りてUIを効率的に構築するためのものであり、それ自体が単独で動作するプログラミング言語ではない。両者はWeb開発において密接に関連し合いながらも、それぞれ明確な役割と目的を持っていると言える。