【PHP8.x】openssl_get_cert_locations関数の使い方

作成日: 更新日:

openssl_get_cert_locations関数は、PHPのOpenSSL拡張機能が、SSL/TLS通信を行う際に信頼できるCA(認証局)証明書を探すためのデフォルトの場所(パス)を取得する関数です。

SSL/TLSは、インターネット上で安全なデータ通信を確立するための重要なプロトコルであり、ウェブサイトが本当に信頼できるかを検証するためにCA証明書が利用されます。PHPは、通信相手のサーバー証明書が正当な認証局によって発行されていることを、これらのCA証明書を用いて確認します。

この関数を実行すると、PHPが内部的に設定している、これらの信頼されたCA証明書ファイルやそれらが格納されているディレクトリのパスが、文字列の配列として返されます。システムは、これらのパスを基に適切なCA証明書をロードし、SSL/TLS通信の信頼性を確立します。

返される情報には、CA証明書が配置されている可能性のある標準的なディレクトリのパスや、特定のCA証明書バンドルファイルのパスなどが含まれます。主に、SSL/TLS関連の接続で問題が発生した際のデバッグや、システムがどのCA証明書を信頼しているかを確認したい場合など、OpenSSLの設定状況を情報として確認するためにこの関数は利用されます。システムエンジニアを目指す方にとっては、セキュアな通信の仕組みを理解する上で役立つ情報源となります。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php
$locations = openssl_get_cert_locations();
print_r($locations);
?>

引数(parameters)

引数なし

引数はありません

戻り値(return)

array

openssl_get_cert_locations() 関数は、OpenSSL の証明書ストアの場所を示すパスを配列として返します。

【PHP8.x】openssl_get_cert_locations関数の使い方 | いっしー@Webエンジニア