【PHP8.x】xmlwriter_write_attribute_ns関数の使い方
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xmlwriter_write_attribute_ns関数は、XMLドキュメントに名前空間付きの属性を書き込む関数です。この関数は、PHPのXMLWriter拡張機能を利用してXML文書をプログラムから効率的に生成する際に使用されます。XMLにおいて、名前空間は要素や属性の名前が異なるXMLアプリケーション間で衝突するのを防ぎ、一意性を保証するための重要な仕組みです。
この関数は、指定されたXMLWriterオブジェクトに対して、特定の名前空間に属する属性を記述します。具体的には、属性のプレフィックス(名前空間を示すための短い接頭辞)、属性のローカル名(プレフィックスを除いた属性名)、その属性が属する名前空間のURI(名前空間を一意に識別するアドレス)、そして属性として設定したい値の合計5つの情報を引数として受け取ります。これらの情報に基づいて、XMLドキュメントの現在の書き込み位置に、名前空間が適切に定義された属性が追加されます。
複数のXMLスキーマや仕様で定義された要素や属性を一つのXMLドキュメント内で混在させる必要がある場合などに、この関数は特に有効です。処理が正常に完了し、属性がXMLドキュメントに書き込まれた場合は true
を返し、何らかの問題が発生して書き込みに失敗した場合は false
を返します。これにより、XML生成処理の信頼性を高めることができます。
基本的な使い方
構文(syntax)
$success = xmlwriter_write_attribute_ns($xmlWriterInstance, $prefixString, $nameString, $uriString, $valueString);
引数(parameters)
XMLWriter $writer, ?string $prefix, string $name, ?string $namespace, string $value
- XMLWriter $writer: 属性を追加するXMLWriterオブジェクト
- ?string $prefix: 名前空間のプレフィックス(省略可能)
- string $name: 属性の名前
- ?string $namespace: 属性の名前空間URI(省略可能)
- string $value: 属性の値
戻り値(return)
bool
指定された名前空間で属性を書き込んだ成功を示す真偽値を返します。成功した場合は true
、失敗した場合は false
を返します。