Webエンジニア向けプログラミング解説動画をYouTubeで配信中!
▶ チャンネル登録はこちら

method属性(メソッドアトリビュート)とは | 意味や読み方など丁寧でわかりやすい用語解説

method属性(メソッドアトリビュート)の意味や読み方など、初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

作成日: 更新日:

読み方

日本語表記

メソッド属性 (メソッドぞくせい)

英語表記

method attribute (メソッドアトリビュート)

用語解説

method属性は、主にHTMLの<form>要素において使用される重要な属性であり、フォームに入力されたデータをサーバーへ送信する際のHTTPリクエストメソッドを指定する役割を持つ。この属性を通じて、クライアント(ウェブブラウザ)がサーバーに対してどのような操作を要求しているかを示すことができる。ウェブアプリケーションの基本的な動作を理解する上で、method属性とその指定値であるHTTPリクエストメソッドの理解は不可欠である。

詳細を説明すると、HTTPリクエストメソッドとは、ウェブブラウザがウェブサーバーに対して行う通信(HTTPリクエスト)の種類を示すものだ。これは、インターネット上のリソース(ウェブページ、画像、データなど)に対して「何をしてほしいか」を伝える命令のようなものである。method属性で指定できる主要なHTTPリクエストメソッドには「GET」と「POST」の二種類がある。

まず、method="GET"が指定された場合について解説する。GETメソッドは、主にサーバーから情報を「取得する」ために使われる。例えば、ウェブサイトのページを閲覧したり、検索エンジンでキーワードを入力して結果を表示させたりする際に利用される。このメソッドの大きな特徴は、フォームから送信されるデータ(パラメータ)が、URLの末尾に「クエリ文字列」として付加される点にある。クエリ文字列とは、URLの「?」の後に「キー=値」の形式で連結されるデータのことだ。そのため、GETリクエストはURLにデータがそのまま表示され、ブックマークに残したり、履歴として保存したりすることが容易である。しかし、この特性はセキュリティ上の懸念にも繋がり、パスワードや個人情報といった機密性の高いデータをGETで送信すべきではない。また、URLの長さには一般的に制限があるため、大量のデータを送信するのにも不向きである。さらに、GETリクエストは「冪等性」を持つとされる。これは、同じGETリクエストを複数回実行しても、サーバー側のリソースの状態が変化しないことを意味する。例えば、同じ検索を何度繰り返しても、その結果が変わることはなく、データベース上のデータが更新されたり、新たなデータが作成されたりすることはない。この特性から、GETメソッドはサーバーの状態を変更しない情報取得操作に適している。

次に、method="POST"が指定された場合について解説する。POSTメソッドは、主にサーバーにデータを「送信する」ために使われる。具体的には、会員登録フォームで新規ユーザーを作成したり、ログインフォームで認証情報を送信したり、ブログのコメントを投稿したり、ファイルをアップロードしたりする際に利用される。POSTメソッドの最大の特徴は、フォームから送信されるデータが、URLではなくHTTPリクエストの「ボディ部」に格納されてサーバーに送られる点にある。このため、URLにデータが表示されることはなく、ブックマークや履歴に残りにくい。また、ボディ部にデータを格納するため、送信できるデータ量にほとんど制限がなく、大量のデータやファイルでも安心して送信できる。セキュリティ面においても、GETに比べてURLに情報が露出しないため、パスワードなどの機密情報を送信する際により適していると言える。ただし、データ自体が暗号化されているわけではないため、通信経路全体をSSL/TLSなどで暗号化することが不可欠である。POSTリクエストは一般的に「非冪等性」を持つとされる。これは、同じPOSTリクエストを複数回実行すると、そのたびにサーバー側のリソースの状態が変化する可能性があることを意味する。例えば、コメント投稿フォームで誤って二度送信ボタンを押すと、同じコメントが二重に投稿されてしまう可能性がある。この特性から、POSTメソッドはサーバーの状態を変更したり、新たなリソースを作成したりするデータ送信操作に適している。

これらの違いを理解し、適切に使い分けることは、ウェブアプリケーションの設計において非常に重要である。情報取得にはGET、データ送信や更新にはPOSTを用いるという原則を守ることで、アプリケーションの安全性、信頼性、そしてユーザー体験を向上させることができる。method属性を省略した場合、多くのブラウザではデフォルトでGETメソッドとして扱われるため、意図しない動作を防ぐためにも、常に明示的にmethod属性を指定することが推奨される。