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URLエンコード(ユーアールエルエンコード)とは | 意味や読み方など丁寧でわかりやすい用語解説

URLエンコード(ユーアールエルエンコード)の意味や読み方など、初心者にもわかりやすいように丁寧に解説しています。

作成日: 更新日:

読み方

日本語表記

URLエンコード (ユーアールエルエンコード)

英語表記

URL encoding (ユーアールエルエンコーディング)

用語解説

URLエンコードとは、インターネット上で利用されるURL(Uniform Resource Locator)において、特定の意味を持つ文字や、URLとして安全に伝送できない文字を、すべての環境で一貫して扱える形式に変換する処理のことである。これはURLが持つ厳格な構文規則を遵守し、ウェブブラウザやサーバー間で情報が正しく解釈され、伝達されるために不可欠な技術だ。

URLは、インターネット上のリソースの場所を示す統一的な形式であり、スキーム(例:http)、ホスト名、パス、クエリパラメータ、フラグメントといった要素で構成されている。これらの要素を区切るためには、コロン(:)、スラッシュ(/)、クエスチョンマーク(?)、アンパサンド(&)、イコール(=)、シャープ(#)などの特定の記号が使われる。これらの記号はURLの構文において特別な意味を持つため、「予約文字」と呼ばれる。もしこれらの予約文字が、データそのものとしてURLに含まれる場合、ブラウザやサーバーはそれを区切り文字と誤解し、URLの構造が壊れてしまう可能性がある。

また、半角スペース、日本語、ハングル、アラビア語などの非ASCII文字(ASCIIコード範囲外の文字)や、アットマーク(@)、ドル記号($)といった一部の記号も、URLにそのまま含めることができない。これらは、異なるシステムや文字エンコーディング環境によって解釈が異なったり、一部のシステムでは正しく伝送できなかったりする可能性があるため、安全性と互換性の観点からエンコードが必要となる。URLエンコードは、このような問題を回避し、いかなる環境でもURLが意図した通りに機能することを保証するために行われる変換処理だ。具体的な変換方法としては、「パーセントエンコーディング」という手法が広く用いられる。

パーセントエンコーディングの仕組みは、エンコード対象となる文字を、その文字のバイト表現の16進数表記に変換し、その前にパーセント記号(%)を付加するというものだ。例えば、半角スペースはASCIIコードで16進数の「20」に相当するため、「%20」とエンコードされる。URLの構文における予約文字であるスラッシュ(/)をデータの一部として使いたい場合は、ASCIIコードで16進数の「2F」に相当するため、「%2F」とエンコードされる。

日本語などのマルチバイト文字の場合、エンコードの過程はもう少し複雑になる。まず、対象となる文字は、特定の文字エンコーディング方式(現在では国際的な互換性からUTF-8が広く推奨されている)に基づいてバイト列に変換される。そして、そのバイト列の各バイトがそれぞれ16進数表現に変換され、その前にパーセント記号が付加されるのだ。例えば、「あ」という日本語文字をUTF-8でエンコードすると、バイト列は「E3 81 82」となる。これをパーセントエンコーディングすると、「%E3%81%82」という形になる。このように、元の文字が持つバイト表現を16進数に変換し、安全なASCII文字(%と16進数の数字やアルファベット)のみで表現することで、どのような環境でもURLが正しく解釈されるようになる。

URLエンコードは、主にウェブブラウザやクライアントアプリケーションが、ユーザーが入力した情報を元にURLを生成する際に自動的に行われる。例えば、ウェブサイトの検索フォームに「IT 用語」と入力して検索ボタンを押すと、ブラウザはそのキーワードをURLエンコードし、「?q=IT%20%E7%94%A8%E8%AA%9E」のようなクエリパラメータとしてURLに追加してサーバーに送信する。サーバー側では、このエンコードされたURLを受信した際に、必要に応じてデコード処理を行い、元のデータ(「IT 用語」)を復元して利用する。このように、クライアントとサーバーの間でエンコードとデコードが適切に行われることで、データが正確に伝達され、ウェブアプリケーションが正常に動作する。

ここで注意すべきは、URLエンコードと文字エンコーディングの違いである。URLエンコードは、URLの構文規則を守るために文字をパーセント記号と16進数に変換する処理であり、特定の文字コード(UTF-8など)でバイト列に変換された結果をさらに変換する。一方、文字エンコーディングは、文字をコンピュータで扱えるバイト列に変換する規則そのものを指す。日本語をエンコードする際にどの文字エンコーディングを使用するか(例えばUTF-8かShift_JISか)によって、生成されるバイト列、ひいてはURLエンコード後の文字列も異なる。もしクライアントとサーバーで異なる文字エンコーディングが使われると、サーバーは送られてきたURLを正しくデコードできず、文字化けが発生する原因となる。そのため、ウェブアプリケーション開発では、使用する文字エンコーディング、特にURLエンコードの際に基盤となる文字エンコーディングを統一することが極めて重要だ。

URLエンコードの原理と必要性を理解することは、システムエンジニアを目指す上で非常に重要である。これはウェブアプリケーションの動的なコンテンツ生成、API連携、フォームデータの安全な送信など、多岐にわたる場面で基盤となる技術だからだ。URLが正しくエンコードされていないと、予期せぬエラー、データの破損、セキュリティ上の脆弱性など、さまざまな問題を引き起こす可能性がある。したがって、ウェブシステムを設計、開発、運用する際には、URLエンコードの知識が不可欠となる。

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