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【ITニュース解説】How I Built My First Web Tool as a Developer (and What I Learned Along the Way)

2025年09月24日に「Dev.to」が公開したITニュース「How I Built My First Web Tool as a Developer (and What I Learned Along the Way)」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

開発初心者が、ゲームコントローラーの動作をブラウザで確認できるWebツールを開発した経験談。HTML/CSS/JSとHTML5 Gamepad APIを使い、小さく始める重要性やブラウザAPIの面白さ、フィードバックの価値、公開の喜びを実感。完璧でなくとも、役立つものを作る大切さを学んだ。

ITニュース解説

ウェブ開発の学習を始めたばかりの多くの人がそうであるように、ある開発者も多くのチュートリアルをこなし、課題として「TODOアプリ」のようなものを何度も作っていた。これらはプログラミングの練習にはなったが、彼のパソコンの中だけで完結し、実際に他の誰かに使われることはなかった。彼は、人々が実際に役立てられるような「本物の」何かを作りたいと考えていた。

そんな彼の開発意欲に火をつけたのは、ある日の個人的な「困りごと」であった。彼はXboxコントローラーをパソコンに接続してゲームをプレイしようとしたが、どうにもコントローラーの動きがおかしい。コントローラー自体が壊れているのか、USBケーブルに問題があるのか、それともゲームのせいなのか、原因が特定できずに苛立ちを感じた。この経験から、「もし、コントローラーのすべてのボタンやスティックが正常に反応しているかを素早くオンラインで確認できるツールがあれば、どんなに便利だろう」というアイデアが閃いた。 調べてみると、現代のウェブブラウザには、すでにゲームコントローラーを検出して操作できる「HTML5 Gamepad API」という優れた機能が備わっていることがわかった。このAPIの存在を知ったことが、プロジェクトを具体的に進める大きなきっかけとなったのである。APIとは、アプリケーション・プログラミング・インターフェースの略で、ソフトウェア同士が互いに情報をやり取りするための取り決めや窓口のようなものであり、このGamepad APIは、ウェブページが接続されたゲームコントローラーの情報を取得できるようにする機能を提供する。

彼は、アイデアを実現するためにツールを構築する際、システムを複雑にしすぎないことを心がけた。使用したのは、ウェブ開発の基本的な三要素であるHTML、CSS、そしてJavaScriptのみである。HTMLはウェブページの構造(テキストや画像、ボタンなど)を定義し、CSSはウェブページの見た目(色、フォント、配置など)を整え、JavaScriptはウェブページに動き(ユーザーの操作に応じた変化など)を与える役割をそれぞれ担う。

具体的なコードは次のような仕組みで動作する。まずHTMLでウェブページの基本的な骨格を作成する。ここでは、コントローラーのボタンの状態を表示するための領域をdivタグで用意し、その中にボタンの数だけdiv要素を追加していく。

ウェブページの見た目を整えるCSSでは、各ボタンが画面上でどのように表示されるかを定義する。たとえば、ボタンの大きさや形、マージン、文字の配置などを指定する。また、ボタンが押されたときに背景色が変わるように、pressedというクラスを定義しておくことで、後からJavaScriptでこのクラスを追加・削除して、ボタンの見た目を動的に変化させる。

そして、このツールの核となるのがJavaScriptのコードである。このスクリプトは、ブラウザとコントローラーの間で発生するさまざまなイベントを監視し、それに応じてウェブページの内容を更新する。

最初の重要な機能は、コントローラーがパソコンに接続されたことを検知する部分である。ブラウザはコントローラーが接続されるとgamepadconnectedというイベントを発火させる。開発者はこのイベントをwindow.addEventListener("gamepadconnected", connectHandler);という行で待ち受け、イベントが発生するとconnectHandler関数が呼び出されるように設定している。

connectHandler関数が呼ばれると、さらにaddGamepad関数が実行される。この関数は、接続されたコントローラーの情報を内部のcontrollersという変数に登録し、そのコントローラーが持っているボタンの数だけ、画面上にボタン表示用のdiv要素を動的に生成して追加する。これにより、ユーザーは接続したコントローラーのボタン配置に応じた表示をウェブページで見ることができるようになる。

次に重要なのは、コントローラーのボタンが実際に押されているかどうかをリアルタイムで検知し、画面に反映させる仕組みである。これはupdateStatus関数が担当する。この関数は、scanGamepads関数を呼び出して現在接続されているすべてのコントローラーの最新の状態を取得し、それぞれのコントローラーのボタン情報を見ていく。もしボタンが押されている(btn.pressedtrueである)場合、そのボタンに対応する画面上のdiv要素に、CSSで定義したpressedクラスを追加する。これにより、ボタンの背景色が変わり、ユーザーに「このボタンが押されている」ことを視覚的に伝える。ボタンが離されれば、pressedクラスを削除して元の表示に戻す。

このupdateStatus関数は、requestAnimationFrame(updateStatus);という行によって、ブラウザが次の画面を描画するタイミングに合わせて繰り返し呼び出されるように設定されている。requestAnimationFrameは、ウェブページのアニメーションをスムーズに行うためのブラウザの機能であり、これによりコントローラーのボタン操作が非常に滑らかに画面に反映される。

このようなシンプルな仕組みで、開発者はウェブブラウザ上でゲームコントローラーの動作をテストできるツールを構築した。これは彼が後に公開する「gamepadtest.com」の非常に簡略化されたバージョンではあるが、基本的な原理は全く同じである。

この最初のウェブツール開発を通して、彼は多くの重要なことを学んだ。

一つは、「小さく始めること」の重要性である。彼は当初、複雑なフレームワーク(Reactなど)や、サーバー側の処理(バックエンド)、データベースなどがなくても、人々に実際に役立つツールを作れることに気づいた。大規模なシステムを一から構築しようとすると、途中で挫折してしまうことが多いが、まずは最低限の機能からスタートし、それを徐々に改善していくアプローチが成功への鍵だと学んだ。

二つ目は、「APIの面白さ」である。ブラウザは単にウェブページを表示するだけでなく、思った以上に多くのことができるという発見があった。特にGamepad APIは、使いこなしてみると驚くほど強力で、技術的な課題を解決する楽しさを彼に教えてくれた。新しいAPIを学ぶことは、開発の可能性を大きく広げることにつながる。

三つ目は、「フィードバックの価値」である。完成したツールを友人たちに試してもらったところ、彼らが開発者自身が気づかなかったような改善点や要望を指摘してくれた。例えば、ジョイスティックの軸の動きも表示してほしい、という意見は、ツールの機能性を高める上で非常に貴重なものであった。ユーザーの視点を取り入れることで、より使いやすいツールに進化させられることを実感した。

そして最後に、完成したツールを「公開する喜び」である。たとえ小さなプロジェクトであっても、自分の作ったものがオンラインで実際に公開され、他の人が使える状態になることは、これまでのチュートリアルで作り上げてきたどのアプリよりも大きな達成感と感動を与えた。実際にユーザーの手に渡るものを作るという経験が、開発者としての自信とモチベーションを高めたのである。

このウェブツール開発の経験は、大きなものや完璧なものを作ることだけが重要なのではないと教えてくれた。どんなに小さなものであっても、人々に役立つものを作り出すこと自体に大きな価値があるという学びを得たのである。この経験は、システムエンジニアを目指す人々にとっても、アイデアを形にし、実際に動くものを作り上げる喜びと、その過程で得られる貴重な教訓を示している。

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