【ITニュース解説】My Coding Journey - The Beginning
2025年09月19日に「Dev.to」が公開したITニュース「My Coding Journey - The Beginning」について初心者にもわかりやすく解説しています。
ITニュース概要
プログラミング学習を始めた著者は、創造や問題解決の魅力に惹かれ、freeCodeCampでフルスタック開発を学ぶ。初日はSVGでハートや猫ブログを作成、セマンティックコードを学習した。6ヶ月でWebサイト作成、12ヶ月で月200ポンド稼ぐのを目標に、初心者と学びを共有する。
ITニュース解説
Harvey Evans氏は、このたびコーディング学習を始める決意をした。大学3年目の9月という時期に、成功するかは未知数だと認識しつつも、何もしないで passively 待つよりも、挑戦することに価値があると考えた。彼がコーディングに魅力を感じる理由は、「無から何かを生み出す」という点にある。キーボードを叩いてコードを書くことで、これまで存在しなかったものを形にし、さらに複雑な問題すらも解決できる可能性があることに、一種の治療的な感覚さえ抱いている。この新しい挑戦に対し、彼はFreeCodeCamp.orgという無料の学習プラットフォームを選び、その中でも「Certified Full Stack Developer Curriculum」という、ウェブ開発の幅広い知識と技術を習得できるコースを深く学び始めた。
学習の初日、彼はまずこれまで少し触れたことのあるコーディングの基本概念を再確認した。これは、プログラミング言語の基本的な文法や、コンピュータが命令をどう解釈するかといった土台の部分を固める作業だ。次に、彼はSVG(Scalable Vector Graphics)という技術を使って、小さなハートのアイコンを作成した。SVGは、画像データを座標や形状の記述で表現するもので、拡大しても画像が荒れないという特徴を持つ。ウェブ上で複雑な図形やイラストを表現する際によく用いられる技術だ。彼の作成したハートのコードを見ると、<svg>タグの中に<path>という要素があり、そのd属性に書かれた一連の数字と文字が、ハートの具体的な形を描くための命令になっていることがわかる。これは、ウェブページに視覚的な要素を追加する初歩的ながらも重要なステップである。
さらに、彼は架空の猫ブログを作成した。これは単にテキストを表示するだけでなく、ブログ内に書かれた電話番号やメールアドレスがクリックできるようになっているという点がポイントだ。このような機能は、HTML(ウェブページの構造を作る言語)とCSS(見た目を整える言語)、そしてJavaScript(動きをつける言語)を組み合わせることで実現される。クリック可能な要素は、ユーザーがウェブページと対話するための基本的な仕組みであり、実際のウェブサイト開発では欠かせない要素だ。また、セマンティックコードという概念についても学んだ。セマンティックコードとは、単に見た目を整えるだけでなく、コードの各部分が持つ「意味」を明確にする書き方のことである。例えば、HTMLの<blockquote>タグは引用文であることを示し、<u>は下線、<s>は打ち消し線といった意味を持つ。Ruby要素(ルビ)も、漢字の読み仮名などを付与するために使われる、意味を伝えるための要素の一つだ。このように意味のあるタグを使うことで、ウェブページの内容が検索エンジンやスクリーンリーダー(視覚障がい者がウェブサイトを利用するための読み上げソフト)に正しく解釈されやすくなる。これは、ウェブサイトのアクセシビリティ(誰もが利用しやすさ)やSEO(検索エンジン最適化)において非常に重要な考え方である。
Harvey氏は、すぐにコーディングの絶対的な天才になることは期待していないと語る。大学の最終学年を控えているため、学習ペースには現実的な見方をしている。しかし、6ヶ月後には、自信を持って自身のウェブサイトを制作し、少なくとも一つは実際にインターネット上で公開されたプロジェクト(ライブプロジェクト)を持つことを目標としている。特に、「フルスタック開発者」と名乗れるようになることを大きな目標に掲げている。フルスタック開発者とは、ウェブサイトのユーザーが見る部分(フロントエンド、例えばデザインやボタンの動きなど)と、その裏側でデータの処理やサーバーとの通信を行う部分(バックエンド、例えばデータベースの管理やAPIの設計など)の両方の技術を持つエンジニアを指す。この多岐にわたるスキルは、彼の人生の他の側面にも良い影響を与えると考えている。そして、12ヶ月後には、コーディングを通じて月200ポンド(日本円で約3万円強)以上の収入を得ることを具体的な目標としている。これは、自分で開発したアプリを販売したり、ウェブサイトのテンプレートを作成して提供したり、あるいはフリーランスとしてウェブ開発の仕事を受注したりする方法で実現したいと考えている。
彼の究極の夢は、この学習ブログを継続し、素晴らしいコミュニティを築き上げることだ。彼自身のコーディングの旅を通して、他の人々もコーディングを学び、互いに助け合えるような場を創りたいという強い願いを持っている。Harvey氏のこの始まりは、システムエンジニアを目指す多くの初心者にとって、共感と勇気を与えるものとなるだろう。彼の経験は、コーディング学習の楽しさ、そして挑戦し続けることの価値を教えてくれる。