【PHP8.x】xml_parser_free関数の使い方

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xml_parser_free関数は、XMLパーサーが使用していたシステムリソースを解放する関数です。PHPのXML拡張モジュールの一部として提供されており、xml_parser_create関数などによって作成されたXMLパーサーのリソースを、不要になった時点で明示的に破棄するために使用されます。

この関数は、指定されたXMLパーサーに関連付けられたメモリやその他のリソースを解放することで、プログラムのメモリ使用量を最適化し、リソースリークを防ぐのに役立ちます。XMLファイルの解析処理が完了し、そのパーサーが今後使用されないことが確定した際に呼び出すことが推奨されます。特に、多数のXMLファイルを処理する場合や、長時間稼働するアプリケーションでは、リソースの適切な解放がシステム全体の安定性に大きく寄与します。

xml_parser_free関数は、引数として解放したいXMLパーサーのリソースIDを一つだけ取ります。このリソースIDは、xml_parser_create関数などが返す値です。関数が正常にリソースを解放できた場合はtrueを返し、何らかの理由で失敗した場合はfalseを返しますが、通常は成功します。システムリソースを効率的に管理し、PHPスクリプトの健全な動作を保つために重要な役割を果たす関数です。

基本的な使い方

構文(syntax)

<?php

/**
 * xml_parser_free — XML パーサを解放する
 *
 * @param resource $parser XML パーサのリソース
 * @return bool 常に true を返します
 */
function xml_parser_free(resource $parser): bool {}

// 使用例
$parser = xml_parser_create();

// ここでXML解析処理を行う...
// 例: xml_parse(), xml_set_element_handler() など

xml_parser_free($parser);

?>

引数(parameters)

resource $parser

  • resource $parser: 解放するXMLパーサーリソースを指定します。

戻り値(return)

bool

xml_parser_free関数は、指定されたXMLパーサーリソースを解放したかどうかを真偽値(bool)で返します。解放に成功した場合はTRUE、失敗した場合はFALSEを返します。

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