【PHP8.x】xml_get_current_byte_index関数の使い方
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xml_get_current_byte_index関数は、XMLパーサが現在解析している位置を、データバッファの先頭からのバイト数で取得するために実行する関数です。この関数は、引数にxml_parser_create
関数で作成したXMLパーサのインスタンスを指定します。関数が成功すると、パーサが現在処理している場所のバイトインデックスが整数値として返されます。これは、解析対象のXMLドキュメントの先頭を0とした、バイト単位での絶対位置を示しています。もし、指定されたパーサが無効であるなどの理由で失敗した場合はfalse
を返します。この関数は、XMLの解析処理中にエラーが発生した際に、そのエラーがドキュメントのどの部分で起きたのかを正確に特定するデバッグ目的で特に役立ちます。注意点として、この関数が返す値はバイト数であり、文字数とは異なります。UTF-8のようなマルチバイト文字エンコーディングでは1文字が複数バイトで構成されることがあるため、xml_get_current_column_number
関数が返すカラム番号とは必ずしも一致しません。そのため、xml_get_current_line_number
関数などと組み合わせて使用することで、より詳細な位置情報を得ることができます。
基本的な使い方
構文(syntax)
xml_get_current_byte_index(XMLParser $parser): int
引数(parameters)
XMLParser $parser
- XMLParser $parser: 現在のバイトインデックスを取得したいXMLパーサーインスタンス
戻り値(return)
int
現在のXMLパーサーの読み込み位置におけるバイトインデックスを整数で返します。