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【ITニュース解説】How to Add GitHub Secrets Easily (Step-by-Step Guide)

2025年09月14日に「Dev.to」が公開したITニュース「How to Add GitHub Secrets Easily (Step-by-Step Guide)」について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ITニュース概要

GitHub Secretsは、APIキーなどの機密情報をGitHubに安全に保管する機能だ。コードに直接書かず、暗号化された環境変数としてGitHub Actionsで利用する。Web UIまたはGitHub CLIで簡単に設定でき、CI/CDなどの自動化処理のセキュリティを高める。

ITニュース解説

システム開発では、外部サービスとの連携に必要なAPIキーや、データベース接続用のパスワードなど、他人に見られてはならない「機密情報」を扱う機会が非常に多い。これらの機密情報をプログラムのコードの中に直接書き込んでしまうと、もしそのコードが何らかの形で公開された場合、情報漏洩という重大なセキュリティリスクに直面する。この問題に対処し、機密情報を安全に管理するために提供されているのが、GitHub Secretsという機能である。これは、開発者が安心してコードを共有し、自動化された開発プロセス(CI/CDパイプラインなど)を構築するための不可欠な要素となる。

GitHub Secretsは、リポジトリに紐付けられた暗号化された環境変数である。この特徴により、通常のコードとは異なり、リポジトリを閲覧してもその内容が直接見えることはなく、極めて高いセキュリティレベルが保たれる。主にGitHub Actionsという自動化機能と組み合わせて利用され、CI/CDパイプラインやアプリケーションのデプロイ時に、必要な機密情報を安全に提供する役割を果たす。具体的には、StripeやTwilioなどの外部サービスを利用するためのAPIキー、データベースへの接続パスワード、OAuth認証のためのトークン、サーバーへのSSH接続に使われる秘密鍵といった情報が、GitHub Secretsとして管理されるべき典型的な例である。

GitHub Secretsを追加する方法は主に二つあるが、最も簡単で直感的なのはGitHubのウェブインターフェースを利用する方法である。まず、機密情報を追加したい特定のリポジトリをGitHub上で開く。次に、ページ上部にある歯車のアイコン「Settings」をクリックする。設定メニューの左側ナビゲーションをスクロールし、「Secrets and variables」の項目を展開して「Actions」を選択する。ここで、「New repository secret」というボタンをクリックすると、新しいシークレットを追加するための入力フォームが表示される。このフォームに、シークレットの名前(例えば「MY_SECRET_KEY」)と、その具体的な値(例えば「your-secret-value」)を入力する。最後に「Add secret」ボタンを押せば、設定は完了する。この方法ならば、初心者でも迷うことなく機密情報を安全にリポジトリに紐付け、利用可能な状態にできる。

設定したGitHub Secretsは、GitHub Actionsのワークフロー内で利用できる。GitHub Actionsは、コードのプッシュやプルリクエストなど特定のイベントをトリガーに、テスト実行やアプリケーションのデプロイといった自動処理を行う強力な機能である。ワークフローファイルはYAML形式で記述され、その中でSecretsを参照するには、secrets.シークレット名という形式を使う。例えば、あるステップでrun: echo "Secret is $SECRET_KEY"のようにコマンドを実行し、そのすぐ下のenv:セクションでSECRET_KEY: ${{ secrets.MY_SECRET_KEY }}と記述することで、MY_SECRET_KEYという名前のシークレットの値をSECRET_KEYという環境変数として利用できる。ただし、重要な注意点として、このような「シークレットをログに出力する」例はデモンストレーション目的であり、実際の運用では機密情報そのものをログやコンソールに出力してはならない。機密情報が意図せず露出する可能性があり、セキュリティ上の重大なリスクとなるからである。

より高度な開発者や、コマンドラインでの作業を好むユーザー、あるいはスクリプトによる自動化を行いたい場合には、GitHub CLI(Command Line Interface)を利用する方法が便利である。GitHub CLIを使うためには、まずそのツールを自分のコンピューターにインストールする必要がある。macOSであればbrew install gh、UbuntuやDebianであればsudo apt install gh、Windowsであればwinget install --id GitHub.cliといったコマンドでインストールが可能である。インストール後、GitHub CLIを自分のGitHubアカウントと連携させるために認証を行う必要がある。ターミナルでgh auth loginコマンドを実行し、画面の指示に従ってGitHub.comを選択し、ブラウザ経由またはトークンを使ってログインする。認証が完了したら、シークレットを設定したいリポジトリのローカルディレクトリに移動し、gh secret set シークレット名 -b"シークレットの値"というコマンドを実行する。例えば、gh secret set MY_SECRET_KEY -b"your-secret-value"と入力すれば、MY_SECRET_KEYという名前でyour-secret-valueがシークレットとして設定される。この方法は、複数のシークレットをまとめて設定したり、スクリプトの一部として自動的に設定したりする際に非常に効率的である。

GitHub Secretsは、コードベースに直接含めるべきではない全ての機密情報の保管に適している。具体的には、他のサービスとの連携に必要なAPIキーや認証トークン、データベースへのアクセスに必要なユーザー名とパスワード、AWSやAzure、Google Cloudなどのクラウドサービスへの認証情報、サーバーへのセキュアな接続に使用するSSHのプライベートキー、JWT(JSON Web Token)署名のための秘密鍵などが挙げられる。これらの情報は、たとえコードが公開される可能性がある場合でも、GitHub Secretsを利用することで安全に管理し、必要な時にのみ利用できるようになるため、堅牢なセキュリティ体制を構築するために不可欠である。

まとめとして、GitHub Secretsの追加方法には、GitHubのウェブインターフェースを利用する初心者向けの簡単な方法と、GitHub CLIを利用する開発者向けの高速で自動化に適した方法の二つがある。どちらの方法もGitHubによってセキュアに暗号化されており、機密情報を安全に管理できるという点で共通している。システムエンジニアを目指す上で、機密情報を適切に管理する知識は非常に重要であり、GitHub Secretsはそのための基本的かつ強力なツールとして、習得しておくべき必須のスキルである。

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